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小日向文世、工藤阿須加との縁語る 『欠点だらけの刑事』で今年3作目の共演「“相棒”になるとは思わなかった」

 名バイプレーヤー・小日向文世が主演するテレビ朝日のドラマスペシャル『欠点だらけの刑事』第2弾が、きょう22日午後8時から放送される。

テレビ朝日のドラマスペシャル『欠点だらけの刑事』第2弾より (C)テレビ朝日

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 潔癖にして神経質、こだわりが強くて人間嫌い、トラウマだらけで臆病者、自分の興味がないことにはまったくの無関心という欠点ばかりの主人公・百野冬美男を小日向が演じる。2018年2月に第1弾が放送され、百野が弱点を生かした独特な観察眼で事件の核心を見抜いていくさまに反響。“欠点称賛ミステリー”ともいうべき、新ジャンルを開拓。唯一無二のミステリーが3年ぶりの復活となる。

 第2弾となる本作で百野が挑むのは、人気収納家・長谷川凛子(原沙知絵)の自宅から見知らぬ男の遺体が見つかった事件。凛子の留守中、空き巣に入った2人組が仲間割れの果てに殺人を引き起こしたものと思われたが、細かいところが気になって仕方がない百野は現場のあちこちに疑問を抱いてしまう、というストーリー。今回、百野は新たに“令和感”満載の体育会系新人刑事・一ノ瀬貴一(工藤阿須加)と、コンビを組むことに。

 小日向と工藤は2021年正月放送の『教場II』(フジテレビ)を皮切りに、『緊急取調室』、そしてこの『欠点だらけの刑事』と立て続けに3作で共演。小日向は「まさか3つの作品でご一緒するとは思ってもいなかったので、なんだか不思議な縁を感じてとてもうれしかったです。お互い“相棒”になるとは思わなかったね、なんていう話をしました」と、工藤との連続共演を楽しんだそう。

 作品を重ねて感じたのは工藤のまっすぐさだとも話し、「工藤くんはとても性格がいい!  “キントリ”でもすぐに現場になじんで、作品にガッと新しい風を入れてくれました。しっかりしていて頼りがいもあるので、さすが長男だなぁと感心していました」と大絶賛した。

 そんな体育会系の新人刑事・一ノ瀬を演じた工藤は、「百野さんはちょっと変わった個性的なキャラクターですので、距離感や振り回される様子をどう面白く表現できるかを考えながら演じました」と演技プランを練ったことを告白。「自分も小日向さんみたいな大人になれたらなぁ、と共演させていただくたびに思います」と尊敬のまなざしを送り、敬愛する小日向からのほめ言葉を伝えられると「とてもうれしいです。そのメッセージを糧に精進していきたいと思います」とはにかみながら答えていた。

■コメント
【小日向文世】
――2021年、3作品で共演された工藤阿須加さんの印象は?
まさか続けて3つの作品でご一緒するとは思ってもいなかったので、なんだか不思議な縁を感じてとてもうれしかったです。お互い“相棒”になるとは思わなかったね、なんて話をしました。工藤くんはとても性格がいい! “キントリ”でもすぐに現場になじんで、不思議とずっと一緒にやってきたような空気感でした。僕は工藤くんのお父さん(=福岡ソフトバンクホークス・工藤公康監督)よりも年上で、37歳も年の差があるのですが、工藤くんはしっかりしていて頼りがいもあるので、さすが長男だなぁと感心していました。ちなみに僕は末っ子です(笑)。

――『緊急取調室』でのエピソードを教えてください
とにかく『キントリ』の現場はおじさんたちが多いので、でんでんさんたちと話していてパッと工藤くんを見ると、「若っ!」って驚いちゃう。だって、おじさんたちと違って肌がものすごくツルツルなんですよ! 工藤くんは作品にガーッと新しい風を入れてくれましたし、しかも“善さん”(故・大杉漣さんが演じていたキャラクター・中田善次郎)の息子という設定だったことも、とてもうれしかったですね。先輩の渡辺鉄次(速水もこみち)を上から見ている生意気なところもいい感じで演じていて、僕らおじさんは2人のやりとりをほほえましく見ていました。撮影がはじまった直後、僕が飼育しているメダカの話をしていたら、工藤くんも興味がありそうな顔をしていたので、生まれたばかりのメダカを60匹ほど譲りました。メダカたちが成長したから水槽をわけたりして、すごくまじめに丁寧に育ててくれているみたいなのもうれしいです。

――小日向さんが思う、小石川春夫と百野冬美男の共通点は?
共通点は、謎解きのカンが冴えているところ。小石川もなんだかんだ言いながら冷静に事件の概要を見ていますから…。でも、小石川と百野とはキャラクターがまったく違うので、“小石川がこんなに変身しているぞ!”と、そのギャップを楽しんでいただけたら。工藤くんも山上とはまた全然違うキャラを演じているので、お楽しみに。

――視聴者にメッセージを
この『欠点だらけの刑事』の百野冬美男はせりふが膨大で大変なのですが、演じていてとても愛おしいキャラクター。みなさんが応援してくれたら第3弾も生まれるかもしれないのでぜひ、“キントリ”つながりで多くの方に見ていただけたらうれしいです。

【工藤阿須加】
――主人公・百野の相棒、新人刑事・一ノ瀬貴一を演じるにあたって気を配ったことは?
百野さんはちょっと変わった個性的なキャラクターですので、距離感や振り回される様子をどう面白く表現できるかを考えながら演じました。

――『緊急取調室』の山上善春と一ノ瀬の共通点をあげるとしたら?
一ノ瀬と山上の共通点は、刑事として真っすぐ信念を持っている男、というところだと思います。

――工藤さんからご覧になって小日向文世さんはどのような方ですか?
小日向さんは現場の雰囲気作り、役との向き合い方、オンとオフの切り替えまで、芝居をする中でも勉強させていただくことがたくさんある方です。後輩にも分け隔てなく接してくださいますし、常にまわりを気にかけている姿に自分も小日向さんみたいな大人になれたらなぁ、と共演させていただくたびに思います。

――視聴者にメッセージをお
“キントリ”とは違った2人の掛け合いと距離感に注目してもらえたら。見ていて笑ってしまうくらい違うキャラクターですので、“キントリ”と比べて見ていただくのも面白いと思います。

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  1. 1. 小日向文世、3年ぶりに欠点ばかりの主人公に 新相棒は工藤阿須加「お父さんのしつけがあんなにも厳しいとは!」
  2. 2. 小日向文世、工藤阿須加との縁語る 『欠点だらけの刑事』で今年3作目の共演「“相棒”になるとは思わなかった」

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