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『テレビ朝日新人シナリオ大賞』23歳・大学4年生の六藤あまね氏が選出

 2000年7月に創設以来、数多くのシナリオライターを輩出してきた第21回『テレビ朝日新人シナリオ大賞』が21日発表され、大賞が六藤あまね氏(23)の『バイシクルレース〜負けられないこの夏の戦い〜』(テレビドラマ部門)に決定した。六藤氏は東京在住・23歳の大学4年生。「在学中に賞を獲ることをひとつの目標としていましたので、最後の年にこうして賞をいただくことができて、本当にうれしいです」と喜びを語った。

第21回『テレビ朝日新人シナリオ大賞』授賞式に出席した(前列左から)坪井努氏、六藤あまね氏、近藤真由美氏(後列左から)岡田惠和氏、井上由美子氏、両沢和幸氏(C)ORICON NewS inc.

第21回『テレビ朝日新人シナリオ大賞』授賞式に出席した(前列左から)坪井努氏、六藤あまね氏、近藤真由美氏(後列左から)岡田惠和氏、井上由美子氏、両沢和幸氏(C)ORICON NewS inc.

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 「きょうは大学の夏休みの日の最後の日なのですが、こんな学生最後の日に賞をいただけて、これからの人生で何度も振り返る忘れられない日なるのかなと思います」と感慨深げ。「ただ、賞を獲ることが目標ではなく、連続ドラマの脚本を書くことが子どもの頃からの夢なのできょうを思い出の日にするのではなく、脚本家としての初日となるようにこれから頑張っていきたいと思います」と気持ちを新たにした。

 同賞ではフレッシュで有能な脚本家の発掘および育成、制作現場の活性化と魅力的なコンテンツの提供を目的として創設。過去には『リーガルハイ』『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)で知られる古沢良太氏(第2回大賞)、『家政夫のミタゾノ』シリーズ、『ヒモメン』、『時効警察はじめました』、『刑事7人』(いずれもテレビ朝日)などを手掛けた小峯裕之氏(第8回優秀賞)を輩出してきた。

 21回目となる今回は、テレビドラマ、配信ドラマの2部門、テレビドラマ部門には『ホームドラマ』というテーマを設けて作品を募集。昨年12月1日の締め切りまでに計1453篇(テレビドラマ部門:847篇、配信ドラマ部門:606篇)の応募のうち、第1次選考では日本脚本家連盟に所属する脚本家によって262篇が通過。第2次、第3次選考は、テレビ朝日のプロデューサー、ディレクターなどで構成された“社内選考委員会”によって審査が行なわれ、第3次選考で10篇に絞り込まれた。

 8月31日には、選考委員の井上由美子氏、岡田惠和氏、両沢和幸氏による最終選考会が行なわれ、3篇の受賞作品が決定。六藤氏のほか、近藤真由美氏(35)の『寄生虫女、ニワトリ男』(配信ドラマ部門)、坪井努氏(35)の『二人の光』(テレビドラマ部門)は優秀賞として表彰。なお、大賞には賞金500万円、優秀賞には100万円が贈呈された。

■大賞『バイシクルレース〜負けられないこの夏の戦い〜』あらすじ

駅から離れた一軒家に暮らす三枝家では、自転車争奪戦がぼっ発していた。
はじまりは、主人公の環(17)とその弟・英樹(14)の間で起きた、母・裕子(47)が貸す電動自転車の奪い合い。当初はまだそれだけにとどまっており、ただの姉弟喧嘩のように思われた。
しかし、製薬会社に勤める父・信雄(47)が会社の健康増進キャンペーンのモニターに選ばれ、マウンテンバイクを会社から支給されたことをきっかけに、父と弟の間でも自転車の争奪戦が勃発する。その後も、マウンテンバイクが駅前で盗まれたり、環が電動自転車のカギをなくしたりと、自転車に関するハプニングに見舞われながら争奪戦は加速する。

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