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ベネディクト・カンバーバッチ、Netflix映画で“ヤバい男”怪演 賞レースの目玉に!?

 マーベル・スタジオ作品のドクター・ストレンジ役やBBC制作のドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』などで世界的に人気のベネディクト・カンバーバッチが主演する映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が、12月1日よりNetflixで独占配信される。ひと癖あるキャラクターの数々演じてきたカンバーバッチだが、本作で演じるフィルは、“カンバーバッチ史上最大級にヤバい男”という触れ込み。そんな姿が垣間見える、不穏かつ重厚な映像も解禁となった。

Netflix 映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』12月1日より独占配信開始

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 監督は、『ピアノ・レッスン』(1993年)でカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞、同作でアカデミー賞脚本賞受賞を誇る名監督ジェーン・カンピオン。映画作品としては、『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩(うた)』(2009年)以来の監督作となる最新作。今年のベネチア国際映画祭の出品作に選出されるなど、本年度の映画賞を賑わすのではないかと注目されている。

 1920年代のアメリカ・モンタナ州を舞台に、周りの人々に恐怖と畏怖(いふ)を与えるカリスマ的な牧場主フィル・バーバンク(演:ベネディクト・カンバーバッチ)と、その弟ジョージ(演:ジェシー・プレモンス)、そしてジョージの妻ローズ(演:キルステン・ダンスト)らの緊迫した関係をリアルに描く人間ドラマ。

 大牧場主のバーバンク兄弟はある日、地元の未亡人ローズと、その息子ピータ
ー(演:コディ・スミット=マクフィー)と出会う。その後、ジョージはローズの心を慰めて彼女と結婚し、家に迎え入れることに。これにショックを受けたフィルは、すべてを壊そうと、残忍で執拗な攻撃を仕掛ける。しかし、とある事件をきっかけに、そんな残酷な男フィルにも、人を愛することの可能性が芽生えていくことに――。

 解禁となった初映像では、残忍で執拗な男フィルの不気味な口笛が常に響き渡る中、“不穏”に満ちあふれたシーンが印象的に描き出される。ローズやピーターに向けられたフィルの敵意は、直接的な暴力ではないからこそタチが悪く、彼女たちをジワジワと追い詰めていく。そんな非道な感情がやがて思わぬ展開へと向かっていく中で、フィルに訪れる“ある変化”とは?

 ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』の自己中心的な天才名探偵シャーロック・ホームズ、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のひねくれ者の数学者アラン・チューリング、外科医の経歴を持つ上から目線の最強魔術師“ドクター・ストレンジ”などを演じてきたカンバーバッチの新境地に大注目だ。

 主な出演者は、カンバーバッチのほか、サム・ライミ監督の「スパイダーマン」シリーズなどに出演したキルステン・ダンスト、『アイリッシュマン』『もう終わりにしよう。』のジェシー・プレモンス、『モールス』、「X-MEN」シリーズのコディ・スミット=マクフィー。本作は、11月より日本の一部劇場で公開も予定されている。

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