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浜辺美波、過去に憧れた教師への道 疑似体験でシビアさ知る「本当にやるなら…自信はないな」

 女優の浜辺美波(20)が、出演する日本テレビ系『24時間テレビ44 想い〜世界は、きっと変わる。』内ドラマスペシャル『生徒が人生をやり直せる学校』(21日、後9:00頃〜)。自身初の教師役に挑戦する浜辺は「このお仕事をしていなかったら、教師かホテルマンになりたかった」という。実際に、演じているうちに教師という職業の難しさを思い知ったという。そんな彼女に今作を通じて得た学びや伝えたい“想い”、ともに共闘する主演のKing & Prince・平野紫耀の印象など作品について話を聞いた。

『24時間テレビ』ドラマスペシャル『生徒が人生をやり直せる学校』に出演する浜辺美波 (C)日本テレビ

『24時間テレビ』ドラマスペシャル『生徒が人生をやり直せる学校』に出演する浜辺美波 (C)日本テレビ

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 今作は、黒川祥子氏によるルポルタージュ『県立!再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校』(講談社 現代新書刊)を実写化。“底辺校”と呼ばれる県立高校を舞台に、現代の格差社会で生徒たちが抱えるさまざまな問題に寄り添い、奮闘する教師たちの戦いを、平野演じる新任教師・樹山蒼一の葛藤や成長とともに描く。

 「私はこの仕事を小学校4年生から始めたのですが今まで2人、恩師と呼べる先生に出会いました。その先生の授業はすごくおもしろくて学校に行くのが楽しかったり、高校では先生が頑張ってくれて卒業できたり。親身になって導いてくれる先生は素敵で、私も人と関わることが好きだし、好きな授業をしながら、学校で生徒と関わることは生きがいになるかな、と思っていました」と将来の選択肢のひとつにまであったほど。

 そして、初めて役として教壇に立つこととなったが「まず教師という立場を演じられることがうれしかったです。お話を読んで、先生として、生徒を導くのは上っ面だけになってしまってはよくないし、これは難しい挑戦になるだろうな、と感じました」と作品のテーマを知り、背筋が伸びる感覚だったという。

 劇中に登場する生徒たちは、家庭内暴力やヤングケアラー、非行など一筋縄ではいかない子どもたち。浜辺演じる新人教師・岡部薫子は、舞台となる槙尾高校にやってくるものの、問題児の多さに当初は困惑。そんな薫子が、親のネグレクトにより家に居づらく、深夜徘徊を繰り返す金髪の女子生徒・小嶋岬(桜田ひより)と真剣に向き合うなかで、自身にも変化が生まれて…。

 今作では、人生をやり直そうとする生徒たちをそばで支えようとする教師たちの葛藤にもスポットが当たる。「想像していた以上に先生という職業は難しいのだと感じました。親身になると言ってもタメ口だったり距離が近ければいいということではないですし、一人の生徒に焦点をあてても他の生徒もいるわけで。生徒が見えないところで会議をしていたり、先生の立場に立ってわかる、見えない苦労があるんだと気づきました」と役を通してその、シビアさを垣間見たという。

 だかこらこそ「本当にやるなら覚悟を決めないといけない。私の恩師の先生も最初の2、3年は吐きながら学校に行っていたと聞いて。それくらい大変でしんどい職業だと思ったので。もし本当にやるなら精一杯やるんだろうけど自信はないなと思います」と苦笑まじりに打ち明けた。

■主演・平野紫耀は「人として面白い方」 現場への姿勢に感銘受ける

 劇中では、岬が薫子に「思ってるんでしょ?そもそも住んでいる世界が違うんだって」と辛らつな言葉を投げかけるシーンがある。「岬ちゃんに対しての距離感はすごく、監督と話し合いました。もちろん親身にもなるけど薫子にも事情があって、全く違う環境で育っているからこそ、共感できない部分もあり、いい先生になりたいけどなれないという。『先生も人だから』こそ、簡単じゃない距離感があり、その変化は岡部先生の成長として、演じれたら良いなと思ってました」。

 自身も学生時代に、周囲からは“問題児”としてみられてしまうような友人との関わりがあったといい、「難しいと思ったのが、できる限り何かしてあげたいし、仲良くしたいけれど、育ってきた環境が違うし、本人のつらさはほかの人にはわからないから親身になりきれないところがある。そういう目に見えない壁のようなものは自分も感じたことがあると思いながら演じていました」と共感する部分があったことを、ありのまま、話してくれた。

 薫子の山場となるのが、トイレにこもった岬に言葉をかけるシーン。「彼女に寄り添うと決めましたが、本番になると難しく、どの言葉も、どうやって伝えたら良いのか、顔が見えない状況で言葉ひとつひとつをどうやったら彼女に届けられるんだろう、と私も岬ちゃんも苦戦しました。これまで、誰かから説得されるシーンはありましたが、自分が誰かに影響を与えるシーンはあまりなかった気がして。難しいと思いつつ、これからそういうシーンや役が多くなるだろうから頑張らないとな、と思いました」と今後への糧にもなったそう。

 その際は「ウソのない言葉で信じてもらえるように、岬ちゃんにとって初めて信じられる言葉だと思えるような説得性と信頼性を、と思っていました。監督からは岬のことを心から思い、見えないけど心で伝えてほしいと言われました」。教師としての一歩は教壇に立ったときではなく、実は、生徒のためになにか行動した時なのかもしれない。そう思わせるような、薫子が踏み出すシーンに注目だ。

 岬役の桜田は現在18歳。浜辺とは2歳差ながら“教師”“生徒”の立場を演じることになるが、「生徒のなかには年上の人もいて、先生に見えるだろうか?と心配になりました。生徒たちと絡むシーンはそこまで多くなかったですが、先生役をやらせていただくということで、ちゃんと先生に見えるように、心の部分から先生になろうと、あまり生徒役の子としゃべらないようにしたり、なるべく工夫していました」とあえて、コミュニケーションをとらないようにしていたという。

 その一方で「生徒役の子どもたちの、実際はそうじゃないのに家庭環境によって、問題児に見えてしまうような生徒をみると、この子たちをどうにかしなきゃと思うようになりました」と愛情のようなものも芽生えた。「ある女の子が、美容師になる夢を諦めていたのに、そのあと、美容院で働くことになり、そこで会うシーンでは『立派になって』とウルッときちゃいましたね。同じ日々を過ごしたわけでも、指導をしたわけでもなくても、成長にジーンとくる場面はありました」といつのまにか、心動かされていた。

 生徒たちのシビアな現状も描く一方で決して重くなりすぎずコミカルなシーンも用意され、そして未来への希望も作品全体に漂う今作。その中心に立つ平野について「お忙しいだろうに、毎日笑顔だし、現場ではすごくさわやか。(現場に)向かわれる姿勢は私もそうならなければいけないと初心に返る思いでした。おちゃめというか、天然さんな面には驚くこともありました(笑)人として面白い方だな、と。観察していました(笑)。」と感銘を受けつつ、興味津々。

 「篠原涼子さん演じる立花に『きんにくん』と呼ばれ「『きんにくん』じゃなくて『樹山です』」と応えるシーンがあるのですが、平野さんはなぜか、『きんにくんです』と答えていて(笑)。初めて自分の口で『きんにくん』っていっただろうに、なんですんなりでてくるのか、ちょっと不器用なところが人間なんだなと思いました」と天然エピソードを紹介「現場は平野さんがいらっしゃるおかげで明るく穏やか。先生役のキャストさんも、ユーモアがあっておちゃめな方が多いので、緊張する間もなく笑いをこらえるのに必死なくらいでした。伊藤英明さんとも久々にお会いできてよかったです」と現場を楽しんだ様子。

 作品を通じ「私自身、新しい視点もありました。『困った生徒たちは、本当は困っている生徒たち』というせりふがありましたが、実際にそうなんだと思います。全体的に重たく描かれているわけではないからこそ、若い人にも観てもらえると思いますし、受け取り側の感性によってはメッセージもより響いてくるかと思います」と自信を込める。「生徒と教師の成長を描いている物語ではありますが実話をもとにしているので、家庭環境の話はリアルですし、新しいものの見方をもたらすドラマになっていると思います。若い世代の方にも楽しんでいただける作品になっていると思います」と胸を張った。

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