NHK総合で8月12日に放送される特集番組『#あちこちのすずさん2021 〜教えてください あなたの戦争〜』(後7:30〜8:42)の収録がこのほど行われ、同番組に出演するHey! Say! JUMPの伊野尾慧、八乙女光、長濱ねる、千原ジュニア、片渕須直監督からコメントが到着した。
本番組は、戦争中でも毎日を懸命に暮らしていた映画『この世界の片隅に』の主人公・すずさんのような人たちを探して「#(ハッシュタグ)」でつなげていこうというプロジェクト。今年は「不自由な時代を生き抜いた生活の知恵」を主なテーマとしている。
すずさんの暮らした家を模したバーチャルスタジオを舞台に、視聴者から寄せられたごく普通の人たちの「全国の“すずさん”」のエピソードをアニメにして紹介。そのアニメのナレーションを、同映画の主人公・すずさんの声を演じたのんが昨年に引き続き担当。アニメ化されたエピソードを元に深いトークを繰り広げていく。
■出演者コメント
・伊野尾慧
自分が取材した「股のぞき」の研究をしていた青年の話を通して、戦争は生き残った方にも多くのダメージを与え、色んなものを背負わせてしまうんだということを、今回改めて感じました。今年になってつくづく思うのは、体験談をアニメにすることで、僕らにもわかりやすくて、よりリアルに感じられる番組だなということです。戦争はもちろん悲しいし、悲惨だけど、#あちこちのすずさんでは日常の話が多いから、僕らの生活と自然に照らし合わせて、当時はこうだけど今はどうだ、と見直すことができます。ぜひみなさんも見てください。
・八乙女光
今年で出演は3年目ですが、回を重ねるごとにもっといろんな人の声を聞きたいなという思いが増してきました。
最初は参加してくれた学生と同じように「聞いていいのかな」と思っていたのですが、取材を毎年するごとに取材先の方が積極的に話してくれ、直接生き抜いた人の声を生で聞けるのは自分たちの世代なのだと改めて思うようになりました。今回、満州引き揚げを経験した方と直接お話しできたのも貴重な時間でしたし、このストーリーをこれからは僕たちが伝えて行くべきなのだろうと感じました。番組を毎年見て下さる方も、初めて見る方も、戦時の話だけどどこか温かみや共感するストーリーが聞けるので、ぜひご覧になってください。
・長濱ねる
今回この番組に参加して、私は戦争のことについてまだよく知らないことが多いと実感しました。駆逐艦に会いにいくというエピソードはすごく印象的で、今回一緒に収録をしている高校生から「会いたい人に会えない会うすべもない、連絡を取る手段もない、というところに今のコロナ渦の自分たちの生活と似ている」という生の声が届いて、心の窮屈さとか息苦しさというのも通ずることがあるんだろうなと、感じました。この番組はアニメを通して戦争時代について知ることができるので敷居を高く感じず「こういう生活だったんだ」「戦争の中でも幸せな出来ごとがあったんだ」というものを知ってもらえたらうれしいなと思います。
・千原ジュニア
「#あちこちのすずさん」への出演は今年で4年目となりますが、本当にいい番組に関わらせていただけてありがたく思っています。番組内での子どものためにちゅうちょなく物資を持って帰った母親のエピソードが印象的でした。家族への愛、生きようとする強い力を感じました。今年はコロナ禍で自由ではない状況ですが、戦時中は比べものにならないくらい大変でした。先人たちはこんなものじゃなかった。この状況をみんなで力を合わせて乗り越えていきたいと思いました。この番組はぜひみんなに見てもらいたいです。むしろ、みんなが見ないといけない気がしています。
・片渕須直監督
いろんなことができなくなっている状況で、毎年放送している「#あちこちのすずさん」が今年も続けられたことは本当に意義があると思っています。私たちがスタジオにいるだけでなく、オンラインで全国の若い人達と番組でご一緒できたことは、コロナに対するひとつの抵抗になったような気がしています。
「#あちこちのすずさん」は、過ぎ去ったもの、縁もゆかりもない昔の人たちの話ではなくて、自分たちとちょっとしたつながりがある人たちの話だと思い出すことができる番組だと思っております。戦争は“時代”と捉えがちですが、そこにいるのは一人ひとりの人生なんだとものすごく実感することができました。
本番組は、戦争中でも毎日を懸命に暮らしていた映画『この世界の片隅に』の主人公・すずさんのような人たちを探して「#(ハッシュタグ)」でつなげていこうというプロジェクト。今年は「不自由な時代を生き抜いた生活の知恵」を主なテーマとしている。
すずさんの暮らした家を模したバーチャルスタジオを舞台に、視聴者から寄せられたごく普通の人たちの「全国の“すずさん”」のエピソードをアニメにして紹介。そのアニメのナレーションを、同映画の主人公・すずさんの声を演じたのんが昨年に引き続き担当。アニメ化されたエピソードを元に深いトークを繰り広げていく。
■出演者コメント
・伊野尾慧
自分が取材した「股のぞき」の研究をしていた青年の話を通して、戦争は生き残った方にも多くのダメージを与え、色んなものを背負わせてしまうんだということを、今回改めて感じました。今年になってつくづく思うのは、体験談をアニメにすることで、僕らにもわかりやすくて、よりリアルに感じられる番組だなということです。戦争はもちろん悲しいし、悲惨だけど、#あちこちのすずさんでは日常の話が多いから、僕らの生活と自然に照らし合わせて、当時はこうだけど今はどうだ、と見直すことができます。ぜひみなさんも見てください。
・八乙女光
今年で出演は3年目ですが、回を重ねるごとにもっといろんな人の声を聞きたいなという思いが増してきました。
最初は参加してくれた学生と同じように「聞いていいのかな」と思っていたのですが、取材を毎年するごとに取材先の方が積極的に話してくれ、直接生き抜いた人の声を生で聞けるのは自分たちの世代なのだと改めて思うようになりました。今回、満州引き揚げを経験した方と直接お話しできたのも貴重な時間でしたし、このストーリーをこれからは僕たちが伝えて行くべきなのだろうと感じました。番組を毎年見て下さる方も、初めて見る方も、戦時の話だけどどこか温かみや共感するストーリーが聞けるので、ぜひご覧になってください。
・長濱ねる
今回この番組に参加して、私は戦争のことについてまだよく知らないことが多いと実感しました。駆逐艦に会いにいくというエピソードはすごく印象的で、今回一緒に収録をしている高校生から「会いたい人に会えない会うすべもない、連絡を取る手段もない、というところに今のコロナ渦の自分たちの生活と似ている」という生の声が届いて、心の窮屈さとか息苦しさというのも通ずることがあるんだろうなと、感じました。この番組はアニメを通して戦争時代について知ることができるので敷居を高く感じず「こういう生活だったんだ」「戦争の中でも幸せな出来ごとがあったんだ」というものを知ってもらえたらうれしいなと思います。
・千原ジュニア
「#あちこちのすずさん」への出演は今年で4年目となりますが、本当にいい番組に関わらせていただけてありがたく思っています。番組内での子どものためにちゅうちょなく物資を持って帰った母親のエピソードが印象的でした。家族への愛、生きようとする強い力を感じました。今年はコロナ禍で自由ではない状況ですが、戦時中は比べものにならないくらい大変でした。先人たちはこんなものじゃなかった。この状況をみんなで力を合わせて乗り越えていきたいと思いました。この番組はぜひみんなに見てもらいたいです。むしろ、みんなが見ないといけない気がしています。
・片渕須直監督
いろんなことができなくなっている状況で、毎年放送している「#あちこちのすずさん」が今年も続けられたことは本当に意義があると思っています。私たちがスタジオにいるだけでなく、オンラインで全国の若い人達と番組でご一緒できたことは、コロナに対するひとつの抵抗になったような気がしています。
「#あちこちのすずさん」は、過ぎ去ったもの、縁もゆかりもない昔の人たちの話ではなくて、自分たちとちょっとしたつながりがある人たちの話だと思い出すことができる番組だと思っております。戦争は“時代”と捉えがちですが、そこにいるのは一人ひとりの人生なんだとものすごく実感することができました。
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2021/08/06