アナウンサーとして2009年にTBSに入社、退社後はフリーアナウンサー、モデルとして女性誌で幅広く活躍し、女優としても特異な存在感を発揮してきた田中みな実(34)が、映画初主演を飾ることが明らかになった。おかざき真里原作の『ずっと独身でいるつもり?』(11月19日公開)で、やりがいある仕事や好きなものに囲まれる暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、苦しみ、揺れる30代の独身女性を等身大で演じる。「自身も30代半ばに差し掛かり、このタイミングでお話をいただけたことに大きな意味を感じました」と、話している。
初の写真集「Sincerely yours...」は60万部を超え宝島社の写真集の歴代1位を記録するなど多方面で活躍している田中。女優としても、昨年、放送されたドラマ『M 愛すべき人がいて』での怪演ぶりが話題となったほか、『絶対正義』『生きるとか死ぬとか父親とか』など、テイストの異なる作品において女性の本音をリアルに、しなやかに表現してきた。
本作は、10年前に執筆した“女性の人生における幸せの価値を赤裸々に描いたエッセイ”が異例のヒットとなり、一躍有名作家となった36歳の本田まみ(田中)が、“自分にとっての幸せの形”を見つけだす姿を通して、現代を生き抜く女性の抱える不安、寂しさ、希望をていねいに描き出す。
田中は、「この作品は結婚できない女の話ではありません。結婚しないで生きていくと決めた女の話でもありません。30代。結婚しているとかいないとか、子どもがいるいないで何かと判断をされることがありますが、それって本当に大切なことでしょうか? 結婚している女は幸せで、していない女は不幸せ? 主人公の本田まみに共感するところが多かったわけではありませんが、仕事がうまくいかないとき、ふと結婚を逃げ道として浮かべた過去は確かにあったなと振り返りました」と、作品について語り、「自分にとっての幸せは何か。あらゆる雑音を排除し、前向きに考えるきっかけになれば幸いです」と呼びかけている。
本作の監督は、2015年、若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)に選出され、短編映画をセルフリメイクした『おいしい家族』(19年)などで知られるふくだももこ。監督として『君が世界のはじまり』(20年)、ドラマ『深夜のダメ恋図鑑』(18年/ABCテレビ)、『カカフカカ』(19年/MBS)など幅広く活動し、16年には「えん」で第40回すばる文学賞佳作を受賞するなど小説家としても作品の発表を続けている。また本作が自身の出産後初の監督作品でもある。
田中は「主演だからと気負うことなく自由に演じることができたのは、ふくだももこ監督はじめ現場の皆さんがつくってくださった温かで柔らかな空気感のおかげです」と、感謝のコメントも寄せている。
■ふくだももこ監督のコメント
みんなズルくて、寂しくて、他人を羨んで、自分を好きになりたくて、必死で。田中みな実さん演じる本田まみをはじめ、私は映画に出てくる女性たちが大好きです。あなたにとってこの映画が“最高の女ともだち”のような存在になってくれたらうれしいです。
■原作:おかざき真里のコメント
映画は漫画とはかなり内容が違います。けれど観た人の背中をそっと押すものでありますように。観たあと少し元気が出ますように。そして漫画にも、少し内容の違う原案のエッセイが存在します。人に寄り添う真摯な文章を書く人の作品です。
これを機に、一人でも多くの方が雨宮まみさんの本を手に取りますように。サバンナで生きる人たちのオアシスになりますように。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
初の写真集「Sincerely yours...」は60万部を超え宝島社の写真集の歴代1位を記録するなど多方面で活躍している田中。女優としても、昨年、放送されたドラマ『M 愛すべき人がいて』での怪演ぶりが話題となったほか、『絶対正義』『生きるとか死ぬとか父親とか』など、テイストの異なる作品において女性の本音をリアルに、しなやかに表現してきた。
本作は、10年前に執筆した“女性の人生における幸せの価値を赤裸々に描いたエッセイ”が異例のヒットとなり、一躍有名作家となった36歳の本田まみ(田中)が、“自分にとっての幸せの形”を見つけだす姿を通して、現代を生き抜く女性の抱える不安、寂しさ、希望をていねいに描き出す。
田中は、「この作品は結婚できない女の話ではありません。結婚しないで生きていくと決めた女の話でもありません。30代。結婚しているとかいないとか、子どもがいるいないで何かと判断をされることがありますが、それって本当に大切なことでしょうか? 結婚している女は幸せで、していない女は不幸せ? 主人公の本田まみに共感するところが多かったわけではありませんが、仕事がうまくいかないとき、ふと結婚を逃げ道として浮かべた過去は確かにあったなと振り返りました」と、作品について語り、「自分にとっての幸せは何か。あらゆる雑音を排除し、前向きに考えるきっかけになれば幸いです」と呼びかけている。
本作の監督は、2015年、若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)に選出され、短編映画をセルフリメイクした『おいしい家族』(19年)などで知られるふくだももこ。監督として『君が世界のはじまり』(20年)、ドラマ『深夜のダメ恋図鑑』(18年/ABCテレビ)、『カカフカカ』(19年/MBS)など幅広く活動し、16年には「えん」で第40回すばる文学賞佳作を受賞するなど小説家としても作品の発表を続けている。また本作が自身の出産後初の監督作品でもある。
田中は「主演だからと気負うことなく自由に演じることができたのは、ふくだももこ監督はじめ現場の皆さんがつくってくださった温かで柔らかな空気感のおかげです」と、感謝のコメントも寄せている。
■ふくだももこ監督のコメント
みんなズルくて、寂しくて、他人を羨んで、自分を好きになりたくて、必死で。田中みな実さん演じる本田まみをはじめ、私は映画に出てくる女性たちが大好きです。あなたにとってこの映画が“最高の女ともだち”のような存在になってくれたらうれしいです。
■原作:おかざき真里のコメント
映画は漫画とはかなり内容が違います。けれど観た人の背中をそっと押すものでありますように。観たあと少し元気が出ますように。そして漫画にも、少し内容の違う原案のエッセイが存在します。人に寄り添う真摯な文章を書く人の作品です。
これを機に、一人でも多くの方が雨宮まみさんの本を手に取りますように。サバンナで生きる人たちのオアシスになりますように。
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- 1. 田中みな実、映画初主演 30代の独身女性を等身大で演じる「大きな意味を感じた」
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2021/07/29