【東京五輪／柔道女子48キロ級／結果：銀メダル】（24日、東京・日本武道館）

　日本の渡名喜風南（となき・ふうな／25）が24日、東京・日本武道館で行われた柔道女子48キロ級の決勝で、ディストリア・クラスニチ（コソボ）と対戦し、惜しくも敗れた。銀メダルを獲得した。今大会、日本勢のメダル第1号で、日本勢夏冬通算500個目のメダルとなった。

　渡名喜は試合後のインタビューで「自分の弱さが出た試合だったと思います。最近ずっと決勝で勝ててなかったので、そこでの怖さのあった中での戦いだった。やはり自分の弱さが最後に出てしまったなと思います」と悔し涙を流した。そして「しっかりこの負けを認めていきたいと思います」と前を見据え、「コロナの大変な中でたくさんの人が最後までサポートしてくれたので感謝でいっぱいです」と語った。

　2回戦でエバ・チェルノビツキ（ハンガリー）、準々決勝でリオ五輪金メダリストのパウラ・パレト（アルゼンチン）に勝利。準決勝では2018、19年世界選手権で優勝しているダリア・ビロディド（ウクライナ）に一本勝ちした。

　渡名喜は1995年8月1日生まれ、神奈川県出身。2017年に世界選手権を優勝した。