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Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔&千賀健永“愛され座長”横尾渉との撮影裏語る「楽しくあたたかい現場」【インタビュー】

 人気グループ・Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔千賀健永横尾渉が出演し、映像配信サービス『dTV』にて配信される『ConneXion』(毎週金曜 後10:00更新)。藤ヶ谷が作詞、千賀が振付、横尾がファルセットを担当した3人の楽曲「ConneXion」にインスパイアされた物語をドラマ化した今作。主人公・真治(しんじ)を演じる横尾と、共演の藤ヶ谷、千賀が、劇中の幼なじみ役さながらの息のあった掛け合いで、原案にも携わった今作の舞台裏についてトーク。横尾“座長”の、おっちょこちょいだけど真面目な一面を2人が披露し、愛されっぷりをのぞかせた。

Kis-My-Ft2・横尾渉&藤ヶ谷太輔&千賀健永出演dTVオリジナルドラマ『ConneXion』 衣装:with a WISH variable marriage

Kis-My-Ft2・横尾渉&藤ヶ谷太輔&千賀健永出演dTVオリジナルドラマ『ConneXion』 衣装:with a WISH variable marriage

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 少子化が進む2026年の日本を舞台に、政府がパートナーとのマッチング支援を行うという異色の設定。過去の恋愛にトラウマを抱え恋に臆病になっているが、AI婚活アプリ『ConneXion』によって強制的に婚活させられる真治、そして真治の幼なじみで「ConneXion」をきっかけに再会を果たす御曹司の将(しょう)を藤ヶ谷、真治と将のもう一人の幼なじみ・悠琉(はる)を千賀が演じている。そんな彼らがAI婚活に翻弄されながら運命の相手を探すラブストーリーとなっている。

■横尾渉、まさかの監督の名前をカン違い 藤ヶ谷太輔が暴露「おっちょこですね(笑)」

――率直に、このメンバーで撮影をしてみていかがですか。

横尾「楽しかったです。通常のドラマ現場にはない感じで演ってました。怒られましたけど…」
藤ヶ谷「ヌルすぎるんです(笑)。現場に台本を持って来て、自分の映らないときに真横で台本を開いてるから、『それはヌルすぎるだろ』って(笑)」
千賀「でもウチの“座長”(横尾)がゆるいので、楽しくあたたかい現場でした」

――座長と呼び始めたのは、どなたですか?

藤ヶ谷「僕が2日目にクランクインした時には、もう(千賀が)『座長、おはよう』って呼んでました」
千賀「僕はもう初日から言い始めたかな?監督に初日の朝に呼ばれて、横尾さんが固くて、緊張していたから『和ませてあげて』と言われたんです。俺から見たら普通だったんですけど…。そこから『座長』って呼ぶようになったら、ワッター(横尾)も笑顔になった」
藤ヶ谷「そこから僕らを『二番手』・『三番手』って呼ぶようになった」
横尾「(千賀を指して)『三番手』。(藤ヶ谷を指して)『ベテラン』ですから」
藤ヶ谷「『二番手』はどこにいっちゃったの?(笑)」

――横尾さんの“座長”としてのエピソードを教えて下さい。

藤ヶ谷「爆笑したことがありまして…。僕は途中から現場に入って、すでに(横尾が)監督ともう良い関係性だった。監督に対して『いや〜その表情できないですね〜』『できないってなんだよ!』とか、すごくいい感じじゃん、と話をして。主演って下手したら監督と共倒れすることもあるわけだし。そしたら彼も熱くなってきて、『俺はもう杉山さんについていくんだ!』って。誰…って?監督は杉本(達)さんなんです。でも彼は杉山さんについていくらしいので、僕ら的には誰についていっているのかな…と(笑)」
横尾「メイクさん、スタイリストさん、藤ヶ谷さん…千賀さんはその時、いなかったけど『え、誰?』ってなって。『監督だよ!』って返して、台本を読んだら“杉本”って書いてあった(笑)」
藤ヶ谷「ヤバいよ、誰についていくんだよ!」
横尾「それを本人に言わなくていいじゃないですか?でも(藤ヶ谷は)ちゃんと言うんですよ」
藤ヶ谷「そこはオープンにしないと、チームってそういうものだから。マイクがついていたから、その時の会話を監督も聞いてるんですけど、下から『杉本だよ!』って(笑)。そういう和気あいあいはありました。“おっちょこ(ちょい)”ですね」

――千賀さんはなにかエピソードはありますか。

千賀「いやいや、今のエピソードが一番おもしろいでしょ(笑)。その日いたんだけどそのシーンいなくて…あとから聞いて『“座長”っぽいな〜』みたいな。最近ちょっと人の名前を間違えちゃう傾向がたまにあったんですよ」
藤ヶ谷「愛くるしいところがあるよね」

■千賀健永、横尾渉の“謙虚さ”に感動「誰よりも腰が低い」

――3人で幼なじみ役を演じた感想はいかがでしたか。

横尾「藤ヶ谷さんには、上手さ、実力の差、経験の差を感じました。こんな間近にすごい方がいるのというのを実感しました。安定感が違います。現場で台本を見ている姿を見たことがない。こっちは台本と必死で追いかけっこなのに…。一度撮ったシーンを戻って撮影する時もちょっと聞いただけですぐ戻れる。さすが“ベテラン”だな、と」
藤ヶ谷「(台本の)全体が頭に入ってれば大丈夫」
横尾「すぐバレるんです。『ワタ(横尾)は自分のせりふしか覚えてないでしょ?全部覚えないとダメだから』って」
藤ヶ谷「僕の長ぜりふのシーンの間に、2箇所くらい(横尾が)『え?』と入ってくるんですけど、『じゃあ横尾さんの『え?』の前からいきましょう』と言われると(横尾が)『何個目のですか?』って(笑)。何個とかで覚えちゃう、その時の芝居の気持ちで演じないと」
横尾「…というのを本番中、ずっと教わってました。千賀さんとは楽しく過ごしました」
千賀「いや、でも楽しかったです(笑)。どの現場よりも、横尾さんの腰の低さを感じました。横尾さんは誰よりも腰が低くて、小道具を移動する時にも自分で『はい!わかりました!』と誰よりも動くんです。だからこそ、スタッフさんも話しかけやすくあたたかい現場でした。横尾さんの主演としてのスタンスが素晴らしいなと思います」

――他の2人から見て、それぞれが演じられる役の共通点はありますか。まず、横尾さん演じる真治は過去のトラウマから恋愛偏差値が最低ランク、恋に臆病なキャラクターです。

藤ヶ谷「真治のもっている謙虚さはマッチしてる。『そこ、臆病なんだ?』という、恋愛に臆病なところの人間らしさはリンクしてるかな」
千賀「とにかく真面目なところが横尾さんぽい。真面目だけど不器用みたいなのが真治の良さですが、横尾さんの場合は、不器用さが表にはでないけど、心情の部分を、素直に伝えられないところがあるので、そこは真治とリンクするかな?真面目というところはすごく似てると思います」

――藤ヶ谷さん演じる将は、いかがですか。

横尾「見た目もキャラクターも将くんは表の“藤ヶ谷太輔”のまんま。ファンのみなさんが知ってるクールな“藤ヶ谷太輔”のままですね。中身は正反対な部分があるんじゃないかな。基本的にはライブ中の“藤ヶ谷太輔”みたいです」
藤ヶ谷「品のあるね。そういうのもっと言って!(笑)」
横尾「品のある、クールで、礼儀正しい。ただ女の子にSっ気がある」
千賀「本来の藤ヶ谷さんから、ユーモアを抜いた感じ。役として、かっこよくてクールでアニメで言う二番手みたいなところは、本来の藤ヶ谷太輔さんというか“背負ったときの藤ヶ谷さん”」
横尾「クランクインの俺たちとオーラが違ったよね。うちらはクランクインは楽しい感じで私服っぽい衣装だった。でも藤ヶ谷さんが入ると大人数が…(拍手)」
藤ヶ谷「違いますよ!(笑)。そういうシーンだったから!」

――第1話で将がパーティーに登場して歓声がわくシーンですね。

藤ヶ谷「ちょうどクランクインの時だったから…なんか2人がブーブー言ってましたよ(笑)」
横尾「『俺らと(反応が)違う!』って(笑)」
藤ヶ谷「俺のクランクインのために(拍手する人を)用意したわけじゃないから!『俺らのが人数少ない』とか『スタッフの拍手が少ない』とか座長がブーブー言ってました(笑)」

――千賀さんが演じられた悠琉は、明るく社交的でおしゃべりなキャラクターです。

藤ヶ谷「すごく仲間想いなゆえに自己犠牲しちゃうところ。突っ走れる強さは通じるところがあるんじゃないかな。あとは普段着がポップだよね」
千賀「悠琉の私服は自分の方向性に近いですね。派手な感じで」
藤ヶ谷「洋服が好きとか、いろんなところで遊べる人というのは、(千賀にも)通じるところかな」
横尾「役あるのでいつものおもしろい千ちゃんよりは2割増し…増えちゃってるか。20%減らしたくらいのおもしろさになってる」
千賀「それは80%じゃん(笑)」
横尾「いろんなギミックによって千賀ワールドは発揮してくれてます。アドリブが多かったもんね。当日、監督にいきなり言われたり、ムチャブリも結構されてました」

■ドラマとバラエティーが融合 そしてライブパフォーマンスとつながる世界観

――今作では原案も担当されたお三方ですが出来上がった台本を読んで感想を持ちましたか。

横尾「監督と打ち合わせする前に、「ConneXion」は、『こういう曲なので、こういう話はどうですか?』といくつかパターンを出し、案を出させてもらっていた。そのなかで監督に選んでもらい、そこから5、6回くらい打ち合わせしました。なので内容はもちろん、せりふと役名以外はだいたいわかってました。ライブでパフォーマンスさせてもらった「ConneXion」が完成形で、ここにいくまでのドラマなんだろうな、と。みんなが成長してドームで自信満々に立っているのがラスト。また、ここからスタートでここが終わりなんだと、ライブパフォーマンスとドラマで観てもらえたらうれしいです」

――どのように物語の骨子を作っていったのですか。

藤ヶ谷「元々、楽曲の方の「ConneXion」を作った時のテーマは“ゴージャス”と“ラブ”。監督さんにその想いも伝えて。最初プロットを読んでいるときは2026年とか、CG使ったりとか、もっと未来を舞台にした方が伝わりやすいのかな、でもそうすると小道具はもっと難しくなるし…と思っていたら、撮影してみると、みなさんの知っている婚活ではなく、こういうゴージャスな婚活パーティーが世の中にあるのでは?と現実味を感じたんです。かつ、僕らの想いを伝えた「ConneXion」の世界観は崩さずに作っていただいたのでありがたかったです」
横尾「僕らの案に対して、監督さんがAI婚活という案を入れてくれた感じです」
千賀「2026年の未来という設定や3人の関係性がシンプルにいいな、面白そうだと思ったのと。一番最初に思った感情は正直いうと説明せりふが多い…と(笑)。3人の役柄のバランスが絶妙で「ConneXion」の打ち合わせでの3人の意志がちゃんと加わったドラマになることで思い入れも強くなり、結果、現場も楽しくなりました」
横尾「演じながら台本を変えてもらったりもしたよね」
藤ヶ谷「そうだね。それで言うと、エンディングを3パターンくらい考えてた、ハリウッド級です。役を演じるなかでこの気持ちだとAパターンはないな、とか、デスクの上だけで決めなかった。撮影の合間によく監督とエンディングについて話したりしました」
横尾「おもしろかったよね。当日にせりふをカットしてあえて表情だけにしようとかもありました」

――改めて、この作品をどのような人に届けたいですか。

藤ヶ谷「打ち合わせの前に3人だけで話したんですけど、『とにかく楽しくやれるようにしようね』と話したんです。この3人ならではの距離感が画に出ると思うし、そういうところからスタートして僕ら3人にしか出せない距離感や空気感のある作品になりました。例えば、アドリブはわかりやすいと思う。最初は気楽に観ていただき、ハマってもらえたらうれしいです」
横尾「第1話と2話の間の“1.5話”として公式インスタグラムで監督が説明を入れて、より一層わかるようにしてもらったことは他のドラマとは違うのかな。あと、千賀さんへのドッキリがあったり…。ドラマとバラエティーが融合されたものになっていると思います」
千賀「僕が打ち合わせの時から提案していただいたのは、本当に恋愛として勉強になることを入れてほしいと。根拠のないものでストーリーが進むのではなく、根拠あることがきっかけになって、恋愛に対して前向きになったり、うまくいったり、恋愛のしっかりした知識や格言が入っているシーンもたくさんあるので、応援してくださるファンの方はもちろん恋愛に臆病になっている男性とか、主人公に共感していただき勇気とかが生まれたら良いな」

――千賀さんへのドッキリは視聴者がみてもすぐにわかりますか?

横尾「わかります!ファンの方も観たら喜ぶんじゃないかな?」
藤ヶ谷「あからさまに役が抜けてるところがあるもんね」
千賀「あとは「ConneXion」のダンスを一緒に踊っているところがあるので、そこはみつけてほしいです」

■番組情報
『ConneXion』
dTVにて毎週金曜 後10:00〜配信中(全6話)
番組公式サイト:https://video.dmkt-sp.jp/ft/j0004000

STAFF&CAST●(監)杉本達(出)横尾渉、藤ヶ谷太輔、千賀健永、阿部純子、大野いと、護あさな、出口亜梨沙、入江崇史、赤ペン瀧川
STORY●藤ヶ谷が作詞、千賀が振付、横尾がファルセットを担当した3人のユニット曲「ConneXion」にインスパイアされた物語。30歳以上の未婚者を対象にした“AI婚活”という制度が導入された2026年の日本を舞台に、未来のAI婚活に翻弄される3人の男たちを描く。

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