俳優の高橋克典演じる警察庁・広域捜査課に所属する刑事・東圭太が、複数の県をまたいで発生した難事件に挑むテレビ朝日系の人気ドラマシリーズ『広域警察』。その第10作目が24日午後8時から放送される。
■大杉漣さん演じる高村への思い 劇中に在りし日の映像「寂しかったです。すごく」
2017年に放送された第9作の後、約4年ぶりに復活する。高橋は「すごく懐かしかったです。10本目をやろうって言いながら、なかなか企画が進まず。漣さんも亡くなってしまった。すごく残念に思っていた。でも、10本目を作れてよかったです」と笑顔を見せる。
これまで広域捜査課長・高村としてチームを支えてきた大杉漣さん(2018年2月に死去)に代わって、勝村政信が新たに広域捜査課長に就任。「勝村さんは漣さんともすごく仲良しでサッカーの仲間でもあった。非常に、いい人に来ていただいたなっていう感じで、うれしかったです」。
シリーズを手掛けるのは、2時間ドラマの祖とも言える吉川一義監督。「皆さんに楽しんでいただいた2時間ドラマというもの作った吉川監督の作品ですから。やっていながら昭和の匂いを僕自身も楽しみながらでした。『そうそう、こういうのあったよな』という王道の2時間ドラマです」と撮影を振り返った。
「漣さんとのバランスで作ってきた役」という東という役への思いも明かす。「新しい方たちとやると『もうちょっとこうすれば』という反省も新しい発見もある。のちに生かしていけたら。この作品だけじゃなくても、自分自身の成長にもつなげらたら。いつの間にか年だけ取っちゃったんで(笑)。変わっていけたらいいなって思いましたね」。
劇中で、勝村演じる新課長の内藤勝彦は、広域捜査課に新たに赴任してきた捜査課長で、実は東の大学時代の剣道部の後輩という役どころ。剣道シーンも見どころの1つ。「最近では、あまり見られなくなったようなコミュニケーションのシーンですよね。先輩と後輩や男同士みたいなのがオーソドックスに描かれている。今見るとくすぐったいようなベタな展開で、全体を通して昭和のベタの世界が、そこにある。安心して見ていただけたら」。
ここでは、在りし日の漣さんの映像も流され、“後任”として内藤がプレッシャーを感じている様子も描かれる。「寂しかったです。すごく。漣さんを思い出しました。現実とかぶっているせりふもあって、すごく寂しい気持ちになりました。それでも勝村さんが話に乗ってくださったから、こうして作品が復活して実際に撮影できました。感傷的なシーンになりましたね」と秘めた思いを打ち明けた。
■バディ役・大東駿介にエール「もっと動き回って」 小川菜摘の雰囲気作りに感謝
大東駿介もチームに加わる。東のバディとして共に事件を追う広域捜査課の捜査員・伊達敏を演じる。「駿介とのコンビは結構、よかったです。楽しかったです。ただ、捜査するのが男ばっかりでね(笑)。(小川)菜摘姉さんと、たまに入ってくる松井玲奈ちゃんしかいない。犯人側は女性ばかりだったんですが、捜査側はとにかくスーツも含めて黒い(笑)。続けることができるのであれば、駿介のいろんな面が出せて楽しいと思いますね」。大東の加入で新たな面も引き出されたそう。「彼は非常に元気な俳優。もっともっと動き回ってほしいですね。僕がこれまでやっていたような役回りを彼がやって、漣さんの位置に僕が上がって、勝村さんがさらに上のところに行く。もっとアクティブに動き回るような役をやってみてほしい」とエールを送った。
新しいメンバーも増えたが現場の雰囲気は「変わらないことの方が多いです」という。「大きく変わったことは連さんがいなくなったことですかね…。あとは、それぞれが作ってきた役を忠実にやりました。それと吉川監督の描く2時間ドラマ、シンプルなストーリーとキャラクターの作り方です。『若いヤツの役回りってこうだよね!』という感じが、なんともほほえましい」と述懐。「みんな、少しずつ顔を合わせたことがある人でした。非常にやりやすかったです。菜摘姉さんを、みんなでイジったり、遊んでいただいて、楽しませていただきました。勝村さんは人と人とをつなぐ人。とても楽しい方。現場の雰囲気は何も心配することなかったです。勝村さんとは『サラリーマン金太郎』の時から。居心地もよかったです」と撮影を心から楽しめたそう。
最近では放送枠が減少傾向にある2時間ドラマ。それでも『広域警察』について高橋は「王道な2時間ドラマ。お茶の間でも安心感を感じていただけると思います。もしかしたら、こういった形の2時間ドラマも、あと何回できるかわからない。そんなことも含めて楽しんでいただけたら」。
王道ではあるが、内容は現代にフィットさせている。「題材はコロナ禍もふまえたオンラインサロンという新しい人の集い方。皆さんも経験しているであろうコロナ禍での孤独感や主婦の孤独感も絡まっている。今回、唐突なテレビ電話のシーンがあります。『なぜ、ここで?』というシーンで面白かったんですが(笑)。80歳になる監督で多くの作品を作っていますが、今の時代に合わせて「やってみたいんだよね」と。内容も少しずつ現代的になっていくのはありだと思います。そんなところも楽しめると思いますね」と力を込める。
「今回の作品を、どう思ってくれるのか興味があります。2時間という時間の過ごし方が確実に昔とは変わってきている。なので、この作品をどう受け取っていただくのか、まだ分からないところです。残していけるなら、楽しいものにはなると思います。まずは『広域警察』を楽しんでほしいですね」。
大杉漣さんの意志を継ぎながら、王道を行く『広域警察』。2時間ドラマの魅力が詰まった作品となった。
■大杉漣さん演じる高村への思い 劇中に在りし日の映像「寂しかったです。すごく」
2017年に放送された第9作の後、約4年ぶりに復活する。高橋は「すごく懐かしかったです。10本目をやろうって言いながら、なかなか企画が進まず。漣さんも亡くなってしまった。すごく残念に思っていた。でも、10本目を作れてよかったです」と笑顔を見せる。
シリーズを手掛けるのは、2時間ドラマの祖とも言える吉川一義監督。「皆さんに楽しんでいただいた2時間ドラマというもの作った吉川監督の作品ですから。やっていながら昭和の匂いを僕自身も楽しみながらでした。『そうそう、こういうのあったよな』という王道の2時間ドラマです」と撮影を振り返った。
「漣さんとのバランスで作ってきた役」という東という役への思いも明かす。「新しい方たちとやると『もうちょっとこうすれば』という反省も新しい発見もある。のちに生かしていけたら。この作品だけじゃなくても、自分自身の成長にもつなげらたら。いつの間にか年だけ取っちゃったんで(笑)。変わっていけたらいいなって思いましたね」。
劇中で、勝村演じる新課長の内藤勝彦は、広域捜査課に新たに赴任してきた捜査課長で、実は東の大学時代の剣道部の後輩という役どころ。剣道シーンも見どころの1つ。「最近では、あまり見られなくなったようなコミュニケーションのシーンですよね。先輩と後輩や男同士みたいなのがオーソドックスに描かれている。今見るとくすぐったいようなベタな展開で、全体を通して昭和のベタの世界が、そこにある。安心して見ていただけたら」。
ここでは、在りし日の漣さんの映像も流され、“後任”として内藤がプレッシャーを感じている様子も描かれる。「寂しかったです。すごく。漣さんを思い出しました。現実とかぶっているせりふもあって、すごく寂しい気持ちになりました。それでも勝村さんが話に乗ってくださったから、こうして作品が復活して実際に撮影できました。感傷的なシーンになりましたね」と秘めた思いを打ち明けた。
■バディ役・大東駿介にエール「もっと動き回って」 小川菜摘の雰囲気作りに感謝
大東駿介もチームに加わる。東のバディとして共に事件を追う広域捜査課の捜査員・伊達敏を演じる。「駿介とのコンビは結構、よかったです。楽しかったです。ただ、捜査するのが男ばっかりでね(笑)。(小川)菜摘姉さんと、たまに入ってくる松井玲奈ちゃんしかいない。犯人側は女性ばかりだったんですが、捜査側はとにかくスーツも含めて黒い(笑)。続けることができるのであれば、駿介のいろんな面が出せて楽しいと思いますね」。大東の加入で新たな面も引き出されたそう。「彼は非常に元気な俳優。もっともっと動き回ってほしいですね。僕がこれまでやっていたような役回りを彼がやって、漣さんの位置に僕が上がって、勝村さんがさらに上のところに行く。もっとアクティブに動き回るような役をやってみてほしい」とエールを送った。
新しいメンバーも増えたが現場の雰囲気は「変わらないことの方が多いです」という。「大きく変わったことは連さんがいなくなったことですかね…。あとは、それぞれが作ってきた役を忠実にやりました。それと吉川監督の描く2時間ドラマ、シンプルなストーリーとキャラクターの作り方です。『若いヤツの役回りってこうだよね!』という感じが、なんともほほえましい」と述懐。「みんな、少しずつ顔を合わせたことがある人でした。非常にやりやすかったです。菜摘姉さんを、みんなでイジったり、遊んでいただいて、楽しませていただきました。勝村さんは人と人とをつなぐ人。とても楽しい方。現場の雰囲気は何も心配することなかったです。勝村さんとは『サラリーマン金太郎』の時から。居心地もよかったです」と撮影を心から楽しめたそう。
最近では放送枠が減少傾向にある2時間ドラマ。それでも『広域警察』について高橋は「王道な2時間ドラマ。お茶の間でも安心感を感じていただけると思います。もしかしたら、こういった形の2時間ドラマも、あと何回できるかわからない。そんなことも含めて楽しんでいただけたら」。
王道ではあるが、内容は現代にフィットさせている。「題材はコロナ禍もふまえたオンラインサロンという新しい人の集い方。皆さんも経験しているであろうコロナ禍での孤独感や主婦の孤独感も絡まっている。今回、唐突なテレビ電話のシーンがあります。『なぜ、ここで?』というシーンで面白かったんですが(笑)。80歳になる監督で多くの作品を作っていますが、今の時代に合わせて「やってみたいんだよね」と。内容も少しずつ現代的になっていくのはありだと思います。そんなところも楽しめると思いますね」と力を込める。
「今回の作品を、どう思ってくれるのか興味があります。2時間という時間の過ごし方が確実に昔とは変わってきている。なので、この作品をどう受け取っていただくのか、まだ分からないところです。残していけるなら、楽しいものにはなると思います。まずは『広域警察』を楽しんでほしいですね」。
大杉漣さんの意志を継ぎながら、王道を行く『広域警察』。2時間ドラマの魅力が詰まった作品となった。
2021/06/24