瀬戸内海放送制作ドキュメンタリー映画第2弾『カウラは忘れない』が、8月7日(土)より、ポレポレ東中野、東京都写真美術館ホール、ほか全国で順次公開されることが正式決定した。全国公開に先駆け、瀬戸内海放送の地元、岡山シネマ・クレールでは7月2日から、香川ソレイユ・2では7月9日から先行公開される。このたび、予告編と本ビジュアルが完成した。
近代戦史上最大ともいわれる、1944年のオーストラリアで起こった捕虜集団脱走“カウラ事件”。生存者が語る事件の真実と願いが、今の時代を生きる我々に問いかけるものは何なのか。知られざる戦争の歴史をひも解くドキュメンタリー。
太平洋戦争中の1944年8月、オーストラリアの田舎町カウラにあった捕虜収容所で近代戦史上最大といわれる捕虜脱走事件が起こった。日本人捕虜234人、オーストラリア人の監視兵ら4人が死亡。カウラ事件である。正確に言えば「脱走」ではない。日本人捕虜の目的は「死」だった。事件はなぜ起きたのか? 「戦陣訓」に象徴される「捕虜を恥」とする旧日本軍の教義、当時の日本の「空気」がその背景
にはあった。
一方、収容所で手厚い保護を受けた生活を送るうち、捕虜たちの間には生への執着が確実に芽生えていた。“生きられれば生きたい”事件の生存者は正直な心理を吐露する。だが、その思いはある捕虜のひと言でかき消されてしまった。「貴様らそれでも帝国軍人か!」。決行か否か、捕虜たちが選んだのは全員による投票だった。その結果は――。
同じ状況に置かれたとき、私たちは大きな声にあらがうことができるか? 生存者たちに今なお残る悔恨、その思いを受け止めようとする若者や演劇人、事件を教訓に和解への道を歩んできたカウラの人々――。“カウラ事件”の深層がコロナの時代を生きる私たちに問いかけるものとは何なのか。
監督は、『クワイ河に虹をかけた男』(2016年)で旧日本軍の贖罪と和解に生涯を捧げた永瀬隆を20年にわたって取材し続けた満田康弘。「『クワイ河』が捕虜問題のコインの表とすると『カウラ』は裏。戦陣訓に象徴される捕虜の人権無視が泰緬鉄道などでは捕虜虐待に、カウラでは絶望的な脱走を生みました。加えてカウラ事件はその決行へ至る経緯で極めて日本人的な心理が働いています。同調圧力と空気に支配された先の悲劇は、現代の日本人に重い教訓を発しています」と、コメントしている。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
近代戦史上最大ともいわれる、1944年のオーストラリアで起こった捕虜集団脱走“カウラ事件”。生存者が語る事件の真実と願いが、今の時代を生きる我々に問いかけるものは何なのか。知られざる戦争の歴史をひも解くドキュメンタリー。
にはあった。
一方、収容所で手厚い保護を受けた生活を送るうち、捕虜たちの間には生への執着が確実に芽生えていた。“生きられれば生きたい”事件の生存者は正直な心理を吐露する。だが、その思いはある捕虜のひと言でかき消されてしまった。「貴様らそれでも帝国軍人か!」。決行か否か、捕虜たちが選んだのは全員による投票だった。その結果は――。
同じ状況に置かれたとき、私たちは大きな声にあらがうことができるか? 生存者たちに今なお残る悔恨、その思いを受け止めようとする若者や演劇人、事件を教訓に和解への道を歩んできたカウラの人々――。“カウラ事件”の深層がコロナの時代を生きる私たちに問いかけるものとは何なのか。
監督は、『クワイ河に虹をかけた男』(2016年)で旧日本軍の贖罪と和解に生涯を捧げた永瀬隆を20年にわたって取材し続けた満田康弘。「『クワイ河』が捕虜問題のコインの表とすると『カウラ』は裏。戦陣訓に象徴される捕虜の人権無視が泰緬鉄道などでは捕虜虐待に、カウラでは絶望的な脱走を生みました。加えてカウラ事件はその決行へ至る経緯で極めて日本人的な心理が働いています。同調圧力と空気に支配された先の悲劇は、現代の日本人に重い教訓を発しています」と、コメントしている。
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2021/06/20