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映画『いのちの停車場』本編映像とEXILE ATSUSHIが歌う「Amazing Grace」MV解禁

 今月21日に公開され、週末の興行収入&動員数で初登場1位となった映画『いのちの停車場』。このたび、EXILE ATSUSHIが歌唱する、本作のイメージソング「Amazing Grace」のミュージックビデオが解禁された。ATSUSHIは、「日本国民全員に観て欲しいぐらい、この映画の中にはヒントがあると思う」と言葉を添えている。

映画『いのちの停車場』(公開中)(C)2021「いのちの停車場」製作委員会

映画『いのちの停車場』(公開中)(C)2021「いのちの停車場」製作委員会

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 吉永小百合をはじめ、松坂桃李広瀬すず、そして西田敏行らが出演する本作は、「在宅医療」に携わる医者・患者そしてのその家族たちを通して、“いのち”、“愛”、そして“いまを生きていく”、家族たちの願いを丁寧に描き出す、感動のヒューマン医療ドラマ。

 原作は、都内の終末期医療専門病院に勤務し、命の終わりを真摯(しんし)に見つめる現役医師でありながら、作家としてもNHKでテレビドラマ化もされ話題を呼んだ「ディア・ペイシェント」(2018年)などを世に送り出す、南杏子氏による同名小説(幻冬舎文庫)。監督は、『八日目の蝉』(2012年)や『ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判』(15年)などの成島出が務めた。

 解禁された「Amazing Grace」のミュージックビデオは、映画の舞台である金沢の四季折々の美しい景色とともに描かれた劇中の感動的な名シーンや初公開の本編シーンも交え、EXILE ATSUSHIの歌がより心に染みる。

 「まほろば診療所」で在宅医として働き始まることとなった咲和子(吉永)と、訪問看護師の麻世(広瀬)が患者の家に往診するため、美しい金沢の街を巡るシーンや、咲和子を追いかけ、はるばる金沢にやってきた野呂(松坂)が、自身に影響を及ぼし始めるきっかけとなるまほろば診療所メンバーと出会うシーン。

 さらには、まほろばの未来を担い、立ち止まっていた自らを一歩前進させる若い二人、野呂と麻世が、自身のとある過去について打ち明けはじめ、互いの背中を押すきっかけとなる本編でも多くの共感と感動を呼ぶシーンや、南野陽子柳葉敏郎小池栄子泉谷しげる石田ゆり子らが演じる、個性豊かな「まほろば診療所」の患者とその家族たちに、まほろばメンバーが真摯(しんし)に、感動的に、寄り添う姿も観ることができる。

 本作を鑑賞した佐藤浩市阿部寛勝地涼黒谷友香松本若菜日野聡YOU堂珍嘉邦CHEMISTRY)、安奈淳らが寄せた感動コメントも公開された。

●佐藤浩市(俳優)
 送る命の重さ、ひとつの命を預かる重さ。いつの世も不変でなければならない命の重さを、この時代だからこそ『いのちの停車場』は考えさせてくれる。

●阿部寛(俳優)
 久しぶりにきれいな涙を流しました。今、大変な世の中で、厳しい現実に打ちのめされたり、つらい思いをすることも多いかと思います。大切な人が病気になったり、介護が必要になったり、亡くなったりすることもあるかもしれません。大切な人との時間が限られたものだと知った時、その人の命の閉じ方を尊重しながら寄り添うことが、旅立つ人にも、残された人達にもかけがえのない心の宝物になるのだという思いを、この映画を見て持ちました。

●日野聡(声優)
 【生きる】ということ、そして【いのち】というものに対して真摯に向き合い、深く考え、勇気をもらえる作品です。限りある命だからこそ自分の人生をどう生きるべきなのか、自分の命というものをどう受け止めるのか。また、そこに関わり支えてくれる人達の想いや願い。表裏一体である【生と死】には、共に大きな愛と優しさ、美しさが詰まっていることを改めて感じました。今このご時世だからこそ、多くの方に観て頂きたい珠玉の映画です。

●堂珍嘉邦(CHEMISTRY)
 医療従事者による治療、延命措置の在り方、患者自らの「いのちの長さ」への向き合い方。お互いが診療を通し心を通わせ、そして暖かくも切ない記憶を心に刻む。「いのちの永遠の解放」という願いを叶えてあげたいという送る側の気持ちを試される瞬間、キャストさまの「死生観」に対する演技に胸が締め付けられる想いです。 金沢の美しい情景と相まって、より深く胸に刺さりました。

●勝地涼(俳優)
 人の死というものを扱っているにも関わらず、映画全編を通して感じるあたたみや温もり。今、観るべき作品だと思います。人と距離を取らざるをえず、体温を感じづらい世の中ですが、今の自分が人とどう接して、どう生きていくか?考えさせられました。そして、キャストスタッフの皆さんが「死」そして「生」を考えながら、感じながら作られたのだと思い、涙が止まりませんでした。

●松本若菜(俳優)
 生と死。何が正解で何が不正解なのか。医療従事者の方々は日々悩んでいるのだろうと、素人ながらに考える機会を与えてもらえたような気がします。私事になりますが、昨年末に看取りで亡くなった祖母のことを想わずには観られませんでした。コロナ渦で未だに墓前に手を合わすこともできていないのですが、『いのちの停車場』を観て何故か少し気持ちが楽になりました。そんな優しさの中に、明日への夢や希望を与えてくれる力のある映画でした。

●YOU(タレント)
 こうして触れる作品や周りの人たちや日々が最期へと、ひとつひとつ導いていってくれているのかしら。光そのものだった場所も時間も自分も、だんだんと沈む陽を見送るみたいにしてやがてくる闇の中で最期を探すのかしら。生きるも終(しま)うも最期まで難しそうだ。

●安斎かなえ(漫画家)
 現在、多くの人が病院で迎えている人生の最期の時を、自宅で迎えられる事はぜいたくなことなのかもしれません。患者さんに寄り添える、自分らしい人生の終え方を選べる在宅医療の大切さを感じたのと、過去に医療の現場にいた者として素直にまほろば診療所で働いてみたいと思いました。

●黒谷友香(俳優)
 思い出したら泣いてしまうぐらい、作り手の方の思いが伝わってくる、良いシーンの連続でした。2時間があっという間に過ぎました。人は一人じゃないんだ、誰か支えてくれる人がいつもいるんだ、そんなことを思い出させてくれる、素晴らしい映画です。

●安奈淳(歌手)
 この映画は、最後をどう生きるか、最後をどう迎えるかがテーマになっています。神様が決めた寿命に向かい、死を恐れずに、最後までポジティブに生きること。いろんな方に映画を見て、考えていただければと思います。

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