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西田敏行「幸せな死に方を模索する」 日常的に“死”考える年齢、向き合い方語る

 俳優の西田敏行(73)が22日、都内で行われた映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇。“死”を日常的に意識する年齢となった現在の死生観を明かした。

映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した西田敏行 (C)ORICON NewS inc.

映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した西田敏行 (C)ORICON NewS inc.

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 原作は、都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師・南杏子氏の小説。今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点、尊厳死・安楽死などに向き合い、これらに携わる医師、患者、家族が織りなすヒューマンドラマが描かれる。

 コロナ禍もあり、南氏の“生ききる”という言葉が重く響く作品となった。“いのち”について問われると西田は「齢70を超えた人間の発言をしたいと思います」と笑わせながら「生ききる。自分の死を自然死の中で迎えることができる方は本当に幸せ」と思いを口にする。紛争や自然災害など、予期しない死を迎える人も多い。「私も、その幸せな死に方をなんとか模索する。その幸せな死に方を、どういうふうに自分の中で受け入れられることができるのか。やっぱり生ききることだと思うんですよね。自分に与えられたことを一生懸命やる、やっていく。それしか手はなさそうだなと思います」と吐露する。

 「死ぬということをを日常的に考える年齢になりました。どう命をたたむか。そのことを毎日、毎日考えている。夜、寝る前は必ず1回は『あした、死んでいたらどうしようかな』と考えます。そんな人生、なんか幸せだな、と思います」と、死との向き合い方を語っていた。

 舞台あいさつには、松坂桃李広瀬すず南野陽子柳葉敏郎みなみらんぼう泉谷しげる田中泯成島出監督、原作の南杏子氏も登壇した。

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  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した西田敏行 (C)ORICON NewS inc.
  • (前列左から)みなみらんぼう、広瀬すず、吉永小百合、松坂桃李、西田敏行、(後列左から)成島出監督、田中泯、柳葉敏郎、南野陽子、泉谷しげる、南杏子氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した吉永小百合 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した吉永小百合(中央) (C)ORICON NewS inc.
  • 体調不良で舞台あいさつを降壇した、みなみらんぼう=映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつ (C)ORICON NewS inc.
  • 周囲に体を支えられる、みなみらんぼう=映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつ (C)ORICON NewS inc.
  • みなみらんぼう、フォトセッションには笑顔で復帰=映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつ (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した広瀬すず (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した広瀬すず (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した松坂桃李 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した田中泯 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した柳葉敏郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した南野陽子 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の公開記念舞台あいさつに登壇した南杏子氏 (C)ORICON NewS inc.

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