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今年後期朝ドラ 100年の時間、3人のヒロインに込めた意味「命のつながりがあって、生まれている」

 女優の上白石萌音、深津絵里、川栄李奈と朝ドラ史上初の3人がヒロインを務める、今年後期のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。13日、リモートで上白石と制作統括・堀之内礼二郎氏が取材会に出席した。

「たちばな」を訪れた稔を見送る安子(C)NHK

「たちばな」を訪れた稔を見送る安子(C)NHK

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 本作は、連続テレビ小説『ちりとてちん』の藤本有紀氏が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリー。3人のヒロイン、安子(やすこ)・るい・ひなたが、母から娘へとバトンをつなぎ、戦前から戦後、そして令和までの物語を紡いでいく。安子役は上白石、るい役を深津、ひなた役を川栄が演じる。

 3月26日にクランクインを迎えた上白石について、堀之内氏は「安子は萌音でしか浮かべられないくらいその世界を生きてくださっています。現場でも撮影しながらニコニコしています」と雰囲気を明るくする上白石の存在に感謝する。

 今回は3人が100年の時代をバトンでつなぐため、3人の共演については「あるかどうかはっきりとは言えない。上白石と深津さん、川栄さんの共演はいまのところ予定はしていないですね」と明かした。放送時期は「今年の秋くらいです。まだ正式決定はしていない」と調整中だという。

 本作はコロナ禍になる前から企画が誕生していたというが「描く意味がより大事になってきている」と堀之内氏。「孤独を感じたり、切り離されたりと感じる方が多くなっていると思っていて、いまここにいるのは前からの命のつながりがあって、生まれていると感じてほしい。そして、あと100年にもつながっていく。命の意味合い、役割の意味を感じてください」とメッセージを伝える。

 続けて「戦前の物語では、いまと似ているところがあります。電力不足でお店が午後8時に閉まるとか、甲子園も中止。つらいことがあったのは、今だけじゃないということ。それを乗り越えて、いまがあるということを感じていただけたら」と力説した。

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