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坂口健太郎『シグナル』3年ぶり新作に充実感「徐々に健人をアップデートしている」

 俳優の坂口健太郎が主演するカンテレ・フジテレビ系SPドラマ『シグナル長期未解決事件捜査班スペシャル』が、30日に放送(後9:30)。謎の無線機が“現在”と“過去”の2人の刑事をつなぎ、さまざまな未解決事件を解決していくヒューマンサスペンスとなる同作で、現在の刑事・三枝健人を演じる坂口がコメントを寄せた。

坂口健太郎(C)カンテレ

坂口健太郎(C)カンテレ

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 3年ぶりの新作となる今作は、連ドラ最終回の直後からはじまり、それから2年後の2020年に舞台を移す。「20年前に自殺したはずの恋人を探してほしい」と、最愛の人を追い求める男の事件を追う。今回は、原作の韓国ドラマ『シグナル』の中でも特に人気が高かったストーリーを映像化。連ドラでは描くことができなかった珠玉のエピソードとなる。4月2日には『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』の公開を控えている。

 スペシャルドラマのストーリーは原作の中でも特に好きなエピソードだそうで「“これをやれるんだ”っていう期待感もあった」と明かし「今回の事件はこれまで以上に無線機の力がないと解決できないと思っていて、サスペンスとしての仕掛けのクオリティーが良い」とコメント。連ドラ初主演となった三枝健人という役柄については「これだけひとつの役を長くやることが今までなかった。連ドラのときは、前半であえて青っぽさを出したり、徐々に健人をアップデートしている感覚があった」と成長ぶりを口にした。

 今作は新たなキャストとして、青木崇高、桜井ユキ、古川雄輝らが名を連ねた。その中でも、青木が演じる元警察官で建設会社社長の石川匠は、健人と対峙する悪の存在だ。正義感あふれる健人と、欲にまみれながらも狡猾(こうかつ)な石川が繰り広げる対決は、今作の見どころのひとつだが、坂口は「青木さんが悪役を振り切ってやってくださったので、お芝居をしていてすごく楽しかった」と回顧。青木の胸ぐらをつかむシーンについて「実は台本には書かれていなくて、芝居をしながら生まれたもの。青木さんと一緒になってシーンを作った感覚があった」と充実感もにじませた。

 さらに「映画では健人がアクションという肉体的なアプローチをしていく中で、連ドラの健人ではやらなかったような、力が入るシーンをやりたいと思い、提案させていただいた」と、SPドラマの青木とのシーンが映画につながっていく裏話も披露。「初めて『シグナル』を見る方にもわかる内容になっていますし、原作ファンが見てくださった時も、“ここの部分をやってるんだ”とすんなり入っていただけると思う。SPドラマを見ていただいたら、映画ももっと楽しく見ていただけると思います。それと、撮影が今から1年半ぐらい前だったので、ちょっと僕の顔が若かった」と屈託のない笑みを浮かべていた。

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