NHK・BSプレミアム/BS4Kで9日に放送されるドラマ『おもひでぽろぽろ』(後9:00〜10:30)。スタジオジブリの劇場アニメにもなった漫画(原作:岡本螢、作画:刀根夕子)を、令和2年(2020年)を舞台にしたオリジナルストーリー(作:矢島弘一)を加えてドラマ化した作品。昭和・平成を経て令和を生きる64歳になった主人公・タエ子(松坂慶子)の娘・夏希役で出演する杏が、久しぶりに松坂と共演したことや本作の見どころを語った。
杉本タエ子のもとに、娘の夏希と孫娘のみずき(横溝菜帆)が引っ越してくる。賑やかな共同生活がはじまった。そんな中、タエ子は、みずきの姿にかつての自分を見る――初めて食べたパイナップルの苦い味、算数テストの悲惨な点数、学芸会で目醒めた女優魂――そんな小学生の日々を思い出してゆくタエ子は、永らくあきらめ封印してきた夢を解き放つ。「私、舞台に立ちます!」。シニア演劇のオーディションを見つけて受けることに。シェイクスピア劇の稽古に打ち込む日々が始まる。だが、その矢先、公演を予定していた劇場が倒産してしまう。
杏は「夏の終わり、春に予定していた撮影が延期したことで奇しくも物語の舞台《2020年9月》そのものの季節に撮影することになりました。コロナ禍の状況もそのまま反映され、台本のせりふや動きも追加変更がいくつかありました。9月とはいえまだ残暑厳しいなか、皆で力を合わせて乗り越えました」と、振り返った。
母娘を演じた松坂との共演は、同局で2012年に放送されたドラマ『キルトの家』以来、2回目。「年月の距離も感じることなく、気さくにお話してくださりました。前回ご一緒させていただいた時に万葉集についてお話していただいたエピソードも覚えていてくださって、とてもうれしかったです」。
視聴者へのメーッセージは「親子三代のお話で、物語の中では、私は娘でもあり、母でもあります。しかし連綿と続く時の中で、タエ子もまた娘であったし、母でもあり、そして祖母でもあります。1人の人格でも、さまざまな役割を背負って、時にはその責任や不安に押しつぶされそうになりながらも、時にはぶつかり合いながら、助け合い、支え合って生きていきます。 誰もが子どもだったし、誰もが誰かの影響を受けながら大人になっていきます。 自分は、今、どのあたりなんだろう? なんて考えながら、ドラマを楽しんでいただければと思います」
杉本タエ子のもとに、娘の夏希と孫娘のみずき(横溝菜帆)が引っ越してくる。賑やかな共同生活がはじまった。そんな中、タエ子は、みずきの姿にかつての自分を見る――初めて食べたパイナップルの苦い味、算数テストの悲惨な点数、学芸会で目醒めた女優魂――そんな小学生の日々を思い出してゆくタエ子は、永らくあきらめ封印してきた夢を解き放つ。「私、舞台に立ちます!」。シニア演劇のオーディションを見つけて受けることに。シェイクスピア劇の稽古に打ち込む日々が始まる。だが、その矢先、公演を予定していた劇場が倒産してしまう。
杏は「夏の終わり、春に予定していた撮影が延期したことで奇しくも物語の舞台《2020年9月》そのものの季節に撮影することになりました。コロナ禍の状況もそのまま反映され、台本のせりふや動きも追加変更がいくつかありました。9月とはいえまだ残暑厳しいなか、皆で力を合わせて乗り越えました」と、振り返った。
母娘を演じた松坂との共演は、同局で2012年に放送されたドラマ『キルトの家』以来、2回目。「年月の距離も感じることなく、気さくにお話してくださりました。前回ご一緒させていただいた時に万葉集についてお話していただいたエピソードも覚えていてくださって、とてもうれしかったです」。
視聴者へのメーッセージは「親子三代のお話で、物語の中では、私は娘でもあり、母でもあります。しかし連綿と続く時の中で、タエ子もまた娘であったし、母でもあり、そして祖母でもあります。1人の人格でも、さまざまな役割を背負って、時にはその責任や不安に押しつぶされそうになりながらも、時にはぶつかり合いながら、助け合い、支え合って生きていきます。 誰もが子どもだったし、誰もが誰かの影響を受けながら大人になっていきます。 自分は、今、どのあたりなんだろう? なんて考えながら、ドラマを楽しんでいただければと思います」
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2021/01/09