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【おちょやん】井川遥、ヒロインも視聴者も虜にする「つかみどころのない」魅力

 NHKで放送中の連続テレビ小説『おちょやん』(月〜土 前8:00 総合/前7:30 BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)。今月9日に放送された第8回で、千代がひと目見て魅了された女優・ 高城百合子役を演じる井川遥。百合子は今後、どのように千代の人生に関わってくるのか。

連続テレビ小説『おちょやん』千代の憧れの女優・高城百合子役の井川遥 (C)NHK

連続テレビ小説『おちょやん』千代の憧れの女優・高城百合子役の井川遥 (C)NHK

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 連続テレビ小説3作目となる井川は、「勇気やひたむきさ、主人公の生き方に見ている私たちが背中を押される。朝ドラにはそんな魅力がありますよね。そして出演した時は必ず“杏姉ちゃん”(2006年前期『純情きらり』)、“ひしもっちゃん”(18年前期『半分、青い。』)と役名で呼ばれるのもうれしいんです。今回は人の何倍もの濃い人生を歩んだ女性を演じるので、私自身がタフでエネルギッシュでなければ」と、気合十分に臨んでいる。

 百合子は、千代が道頓堀の芝居小屋で目撃して以来、憧れ続けるスター女優。その美貌と情熱的な演技で観客を魅了する。芸術のために自由な人生を突き進む姿に、千代は大きな影響を受ける。

 「今回演じる百合子は、千代が憧れるスター女優。この時代(明治の終わりから大正)に女性が社会進出をして芝居の道に進むのは、いばらの道だったと思いますが、力強く切り開いていく新しい女性です。百合子は自分のやり方にまったく迷いがない。私自身はいつもこれでいいんだろうかと考えてしまう方なので、対局にあるような気がしますね。時代の変化や弾圧などさまざまな時代背景の中で、臆することなく突き進み命がけで生きる姿は本当に驚くばかりです。千代もそのすさまじいエネルギーや舞台の高揚感、臨場感に雷に当たったみたいに魅きつけられたんですよね。

 監督からは、芝居をしているときの口調とふだんとが変わらない、根っからの女優でスターなんだとアドバイスをいただいています。誇り高さや優雅さを醸し出せたらと思います。往年の女優さんのインタビューなども拝見しました。気さくにお話しされていても気高く堂々としているたたずまい、その風格を出せたらと思っています。

 また、百合子の魅力は偉そうな振る舞いに反して天然でぼけているところもあるのでそのおかしみを演じられたらとも思います。浮世離れしていて周囲になじまないところは本を読んでいてもいつもクスッと笑ってしまいます。本気なんだか冗談なんだかわからない、百合子ってつかみどころがないんです」

 真夏のオープンセットで、冬物のコートや帽子や巻物などを身につけて行った撮影では「溶けてしまいそうでした」と苦笑いしつつも、「今となってはあの高い空と空間と、いい思い出になりつつあります」と乗り越えてきた。

 「今年はさまざまな困難なことがありましたが、千代が前向きに立ち向かっている姿はきっとエールになると思います。笑いと涙、人情味あふれるすてきな作品です。この時代をきぜんと道を切り開いたひとりの女優の生き方と、ちょっと天然でつかみどころのないおかしみの部分もあわせて百合子の魅力として楽しんでもらえたらと思っています」

 つかみどころのない人ほど周囲をひきつけ、魅力的に見えたりするもの。物語の中で、百合子の存在も注目を集めそうだ。

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  • 連続テレビ小説『おちょやん』千代の憧れの女優・高城百合子役の井川遥 (C)NHK
  • 連続テレビ小説『おちょやん』第8回より。鶴亀座で芝居をする高城百合子(井川遥) (C)NHK

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