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『ワンダーウーマン 1984』に80年代を席巻したスピルバーグ作品の影

 全米公開に先駆けて日本で今月18日に公開される映画『ワンダーウーマン 1984』。本作には、かつてワンダーウーマンと共に世界を救ったスティーブも登場。スティーブ役のクリス・パインは本作について「この映画には間違いなく、80年代のクオリティがある。それはまるでリアルなスピルバーグ作品っぽい、その時代の映画の楽しさからくる明るいものなんだ。『E.T.』(1982年)や『グーニーズ』(85年)のようなね。派手で大胆な作品になっているよ」と、映画史に残る巨匠の作品たちと似た空気感があると語る。

映画『ワンダーウーマン 1984』(12月18日公開)クリス・パインが演じるスティーブ(C)2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

映画『ワンダーウーマン 1984』(12月18日公開)クリス・パインが演じるスティーブ(C)2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

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 タイトルにもあるとおり、本作の舞台は1984年。世界中の誰もが自分の欲望を叶えられてしまったら――禁断の力を手にしたかつてない敵マックスの巨大な陰謀、そして正体不明の敵チーターの登場により、全人類滅亡の脅威にさらされる中、スピード・力・戦術すべてを備えた最強の戦士<ワンダーウーマン>が立ち向かう。

 クリス・パインが挙げた『E.T.』や『グーニーズ』と言えば、80年代に公開された、少年たちの好奇心と冒険が詰まった作品で、観客を大いにワクワクさせて大ヒットした。近年では、映画「IT/イット」シリーズやNetflixの「ストレンジャー・シングス」シリーズなど、80年代を舞台にした作品がリリースされ、当時を知る世代が回顧できるだけでなく、若年層も新鮮さを体感できることからちょっとしたブームになっている。

 本作には80年代に台頭したショッピングモールで、ワンダーウーマンが壮絶なバトルを繰り広げるシーンもあり、前作の『ワンダーウーマン』(2017年)や『ウォッチメン』(09年)を手掛けてきたプロデューサーのアンナ・オブロプタは、本作で創り上げた80年代の世界について「ショッピングモールのすべてが少しハイパーリアル(※虚構でありながら、本物にきわめて近い実在性をもっていること)な感じになっています。バトルシーンが展開するのにこんな素晴らしい場所はありません。かなり色彩がポップでエネルギッシュなんです。劇中のすべての看板やビデオゲームは1984年当時のものに忠実に作っています」と、高い再現度に自信たっぷり。現代に蘇る80年代の世界でワンダーウーマンはどのようなドラマを魅せてくれるのか。

 ワンダーウーマンを演じるガル・ガドットも「すべてが緑と灰色だった1918年の後に描くには良い舞台だと思っています(笑)。ワンダーウーマンと80年代は素晴らしい相性ですよ。まったく異なる、ポップでいきいきとした楽しいトーンになっています」と語っており、本作では前作とは全く異なるテイストのワンダーウーマンの世界を楽しめそうだ。
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