NHKで放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)は6日に第35回「義昭、まよいの中で」が放送された。大和での松永久秀と筒井順慶の戦を回避することに成功した明智光秀(長谷川博己)だったが、久秀と順慶の対立を信長排除に利用しようと目論んでいた摂津晴門(片岡鶴太郎)は怒り心頭。ついに、摂津は光秀を暗殺しようと動き出す。
そして、将軍主催の茶会に招かれた光秀に、刺客たちの刃が襲いかかった。脚にケガを負わされながらも光秀が向かったのは、将軍・足利義昭(滝藤賢一)の部屋だった。摂津の企てに気づいていた義昭はぎょっとする。光秀はけがの痛みをこらえて真摯(しんし)に語りかけた。
「近江で初めてお会いして三年、上洛を果たして三年、捨て去るよい区切りではありませぬか。摂津と幕府の古い者たちを」と。それを聞いて、義昭は「捨て去って、その後はどうする。信長が勝手気まま京を治めるのを黙って見ておれというのか」と本音をぶちまける。
光秀が続ける。「信長様が道を外れるようなら、坂本城を直ちに返上し、二条城で公方様をお守りする所存。我ら武士は将軍をお守りせねば」と。義昭の目からは涙が…。
公式ツイッターに投稿された滝藤のコメントでは「芝居をしていて、エクスタシーみたいなものを感じる瞬間があるんです。相手に集中して、気持ちがのってきて、全ての状況が受け入れられる瞬間がある…。長谷川さんとのシーンでは、それが連発した。だからもう、楽しくて楽しくてしかたがなかったです」とのこと。
義昭はついに「摂津が従わねば捕らえろ。政所の役を免ずる」と決断を下し、さらに「信長とは性が合わぬ。会った時からそう思ってきた。そなただけじゃ」と光秀に言う。
「義昭の心を壊したのは摂津だと思う。摂津が今の幕府の諸悪の根源だということもわかっていた。でも、元僧侶だった義昭としては、比叡山の焼き討ちで、女・子どもまで殺した信長のことはもっと許せない。だから、光秀の言葉を信じ、光秀に頼るほかなかったんでしょうね」(滝藤)
そして、将軍主催の茶会に招かれた光秀に、刺客たちの刃が襲いかかった。脚にケガを負わされながらも光秀が向かったのは、将軍・足利義昭(滝藤賢一)の部屋だった。摂津の企てに気づいていた義昭はぎょっとする。光秀はけがの痛みをこらえて真摯(しんし)に語りかけた。
「近江で初めてお会いして三年、上洛を果たして三年、捨て去るよい区切りではありませぬか。摂津と幕府の古い者たちを」と。それを聞いて、義昭は「捨て去って、その後はどうする。信長が勝手気まま京を治めるのを黙って見ておれというのか」と本音をぶちまける。
光秀が続ける。「信長様が道を外れるようなら、坂本城を直ちに返上し、二条城で公方様をお守りする所存。我ら武士は将軍をお守りせねば」と。義昭の目からは涙が…。
公式ツイッターに投稿された滝藤のコメントでは「芝居をしていて、エクスタシーみたいなものを感じる瞬間があるんです。相手に集中して、気持ちがのってきて、全ての状況が受け入れられる瞬間がある…。長谷川さんとのシーンでは、それが連発した。だからもう、楽しくて楽しくてしかたがなかったです」とのこと。
義昭はついに「摂津が従わねば捕らえろ。政所の役を免ずる」と決断を下し、さらに「信長とは性が合わぬ。会った時からそう思ってきた。そなただけじゃ」と光秀に言う。
「義昭の心を壊したのは摂津だと思う。摂津が今の幕府の諸悪の根源だということもわかっていた。でも、元僧侶だった義昭としては、比叡山の焼き討ちで、女・子どもまで殺した信長のことはもっと許せない。だから、光秀の言葉を信じ、光秀に頼るほかなかったんでしょうね」(滝藤)
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2020/12/06