NHKの連続テレビ小説『エール』(月〜土 前8:00 総合ほか※土曜は1週間の振り返り)の第23週「恋のメロディ」(第111回〜第115回:11月16日〜20日)では、「君の名は」誕生秘話(第111回)と、主人公・古山裕一(窪田正孝)と妻・音(二階堂ふみ)の一人娘、華(古川琴音)の恋物語が描かれた。
昭和27年(1952年)4月。伝説的ラジオドラマとして語り継がれることになる池田二郎(北村有起哉)の作品『君の名は』の放送がはじまる。何度もすれ違う真知子(恒松あゆみ)と春樹(三木眞一郎)に、日本中が熱狂し、ラジオドラマ放送中に異例の映画化もされたこの作品。当初、池田の想定は全くそうではなく、三家族を並行して描く画期的な社会派ドラマをめざしていたのだった。しかし、不測の事態により物語の方向性を急きょ変更。状況に応じてギリギリに仕上がる池田の台本に、裕一がつけた曲は500曲(2年間、全98回)にも及んだ。NHKの音響効果担当・春日部役で“朝ドラおじさん”こと日村勇紀(バナナマン)が出演を果たした。
40代になった裕一は、元の机でラジオドラマの音楽をつくり、別の机では歌謡曲を書き、もう1つの机で映画の主題歌や劇伴を書き…さらに全国の校歌や社歌も作曲するなど、人生で最も多忙な日々を送っていた。しかもこの時期に誕生した作品――映画用に書き下ろした「君の名は」、「ひめゆりの塔」、「長崎の雨」、「イヨマンテの夜」など、名曲ぞろい。
一方、娘の華は、看護婦として病院で働き始めて3年、24歳になっていた。ある日、華が働く病院に、ロカビリー歌手の霧島アキラ(宮沢氷魚)がケガで入院することになる。ロカビリーは、1950年代初期、アメリカ南部で生まれた音楽。日本でも若者を熱狂させ、コンサートではもはや演奏どころではない騒ぎだった。アキラはその甘いマスクと言葉で入院患者や看護婦にすぐに大人気となるが、華は苦手な様子…。
看護の仕事に頑張る華を見て、音はそろそろ結婚のことも考えた方がいいのでは?と、心配するが、御手洗ティーチャー(古川雄大)はタロット占いで、運命の人にもう出会っていると予言。
音がお見合いの話を持ってきても、断ってばかりの華。昔の恋人・渉(伊藤あさひ)に「君はいい人だ。だけど僕には重い」と言われ、フラれてしまったことが忘れられずにいた。ある日職場の先輩が結婚すると知り、自分を変えたいと決意した華は、恋人探しをはじめる。夜の街に繰り出してみるが、出会う男性はピンとこない人ばかり。その中で、アメリカの大学で医療の勉強をしてきた外科医に、リハビリテーションの話を聞いた華は、自分の仕事にしたいと思いつく。院長にリハビリに挑戦させてほしいと願い出る華。なんと、アキラのリハビリを引き受けることになる。
誕生日の患者さんのために歌を歌ってあげたり、みかんをキレイにむいてあげたり…アキラの心優しい性格も少しずつ分かり始めていた華は、調子のいいことを言いながらも核心をついてくるアキラのことが気になりだして…。
華とリハビリに取り組み、歩けるようになったアキラは「君のことが好きなんだ。隣にいると落ち着くんだ」と華に告白。華も「運命の人が見つかった」と音に報告した。ただ、普普通の人でも厳しい目で見そうなのに、同業者の上にロカビリー歌手のアキラを裕一が認めるかどうか、音は気をもむ。
この頃の裕一は、数々のラジオドラマをヒットさせた池田が大きなエンターテイメント会社にヘッドハンティングされ、新たに手掛けることになったミュージカルの曲を依頼されるなど、相変わらず多忙な日々を送っていた。そんな中、胃潰瘍で倒れてしまう。
華が勤める病院に入院することになった裕一。なんとベッドがアキラの隣になってしまう。裕一にロカビリー歌手を紹介するのは、心身ともに負担が大きいと考え、ひとまずバレないようにしようと決めた一同。アキラは、裕一との会話の中で、とび職だと思わずウソをついてしまう。そしてアキラの退院の日。みんなに見守られる中、「みなさんのおかげでステージに復帰できます」とあいさつするアキラに、「ステージ…?」と眉をひそめる裕一だった。
昭和27年(1952年)4月。伝説的ラジオドラマとして語り継がれることになる池田二郎(北村有起哉)の作品『君の名は』の放送がはじまる。何度もすれ違う真知子(恒松あゆみ)と春樹(三木眞一郎)に、日本中が熱狂し、ラジオドラマ放送中に異例の映画化もされたこの作品。当初、池田の想定は全くそうではなく、三家族を並行して描く画期的な社会派ドラマをめざしていたのだった。しかし、不測の事態により物語の方向性を急きょ変更。状況に応じてギリギリに仕上がる池田の台本に、裕一がつけた曲は500曲(2年間、全98回)にも及んだ。NHKの音響効果担当・春日部役で“朝ドラおじさん”こと日村勇紀(バナナマン)が出演を果たした。
40代になった裕一は、元の机でラジオドラマの音楽をつくり、別の机では歌謡曲を書き、もう1つの机で映画の主題歌や劇伴を書き…さらに全国の校歌や社歌も作曲するなど、人生で最も多忙な日々を送っていた。しかもこの時期に誕生した作品――映画用に書き下ろした「君の名は」、「ひめゆりの塔」、「長崎の雨」、「イヨマンテの夜」など、名曲ぞろい。
一方、娘の華は、看護婦として病院で働き始めて3年、24歳になっていた。ある日、華が働く病院に、ロカビリー歌手の霧島アキラ(宮沢氷魚)がケガで入院することになる。ロカビリーは、1950年代初期、アメリカ南部で生まれた音楽。日本でも若者を熱狂させ、コンサートではもはや演奏どころではない騒ぎだった。アキラはその甘いマスクと言葉で入院患者や看護婦にすぐに大人気となるが、華は苦手な様子…。
看護の仕事に頑張る華を見て、音はそろそろ結婚のことも考えた方がいいのでは?と、心配するが、御手洗ティーチャー(古川雄大)はタロット占いで、運命の人にもう出会っていると予言。
音がお見合いの話を持ってきても、断ってばかりの華。昔の恋人・渉(伊藤あさひ)に「君はいい人だ。だけど僕には重い」と言われ、フラれてしまったことが忘れられずにいた。ある日職場の先輩が結婚すると知り、自分を変えたいと決意した華は、恋人探しをはじめる。夜の街に繰り出してみるが、出会う男性はピンとこない人ばかり。その中で、アメリカの大学で医療の勉強をしてきた外科医に、リハビリテーションの話を聞いた華は、自分の仕事にしたいと思いつく。院長にリハビリに挑戦させてほしいと願い出る華。なんと、アキラのリハビリを引き受けることになる。
誕生日の患者さんのために歌を歌ってあげたり、みかんをキレイにむいてあげたり…アキラの心優しい性格も少しずつ分かり始めていた華は、調子のいいことを言いながらも核心をついてくるアキラのことが気になりだして…。
華とリハビリに取り組み、歩けるようになったアキラは「君のことが好きなんだ。隣にいると落ち着くんだ」と華に告白。華も「運命の人が見つかった」と音に報告した。ただ、普普通の人でも厳しい目で見そうなのに、同業者の上にロカビリー歌手のアキラを裕一が認めるかどうか、音は気をもむ。
この頃の裕一は、数々のラジオドラマをヒットさせた池田が大きなエンターテイメント会社にヘッドハンティングされ、新たに手掛けることになったミュージカルの曲を依頼されるなど、相変わらず多忙な日々を送っていた。そんな中、胃潰瘍で倒れてしまう。
華が勤める病院に入院することになった裕一。なんとベッドがアキラの隣になってしまう。裕一にロカビリー歌手を紹介するのは、心身ともに負担が大きいと考え、ひとまずバレないようにしようと決めた一同。アキラは、裕一との会話の中で、とび職だと思わずウソをついてしまう。そしてアキラの退院の日。みんなに見守られる中、「みなさんのおかげでステージに復帰できます」とあいさつするアキラに、「ステージ…?」と眉をひそめる裕一だった。
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2020/11/23