NHKで放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)。あす8日放送の第31回「逃げよ信長」では、有名な「金ケ崎の退き口」が描かれる。越前へ向けて出兵を開始した織田信長(染谷将太)。破竹の勢いで敦賀まで制圧をするが、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)のいる一乗谷まであと一歩に迫った金ヶ崎で、浅井長政(金井浩人)が信長を突然裏切り、背後から迫ってくる。朝倉・浅井に挟まれ絶体絶命となった信長が、数万の兵を率いて退却した戦だ。
このドラマの戦いの中で、主人公・明智光秀(長谷川博己)が初めて経験する、最も過酷で死と隣合わせの戦闘は、彼自身の大きなターニングポイントとなる。同時に、のちの豊臣秀吉、木下藤吉郎にとっても大きなターニングポイントになるのだった。藤吉郎を演じる佐々木蔵之介から、第31回の放送に向けてコメントが届いている。
【佐々木蔵之介のコメント】
戦国時代には「数多の武将が群雄割拠」、程度の認識でしたので、京の都でこの様な魑魅魍魎(ちみもうりょう)な出来事が蠢(うごめ)いていたとは…不勉強でした。戦国武将と幕府と朝廷が駆け引きをしながら物語が進行していくので、とても興味深く、あらためて歴史の勉強をさせていただいています(笑)。
藤吉郎は武士へと成り上がりましたが、従来の武士とは明らかに異質。貧民で物売りという出自から来る“藤吉郎なりの武士”と言いますか、発想点が違うように感じています。武力による合戦で勝利するのではなく、情報戦略でもって調略と謀略を操り、戦わずして勝ち奪る。そして 、そんな戦法を積極的に取り入れたのが信長だったのでは、と。結果、信長の下で活躍の場を広げ、破竹の勢いで出世するのです。信長が、身分に関わらず、能力のある者を評価してくれることに、藤吉郎はとても喜びを感じている様に、演じていて体感します。
《光秀最大のライバル》の秀吉。ただ、この時点では、織田家臣団の中ではまだまだ下っ端。何とかのしあがろう、何とか殿に認めれるよう功績を残そう、と奮闘している最中。光秀に対して「蹴落としてやるぞ」とか「ライバルだ」とかは、この段階ではまだ思い至っていないのでは… むしろ、戦友といいますか、仲間の絆も少し感じているような。この二人の関係性がどこから変わっていくのか、とても楽しみでありヒヤヒヤしてます(笑)。
監督からは、藤吉郎は命を落とすことも怖くない、覚悟を持って生きている人だと伺いました。藤吉郎には知恵と勇気があります。命を賭して戦う勇敢さが、彼の能力をさらに発揮させているのではないかと思います。第31回で描かれる金ケ崎の退き口は、藤吉郎にとって大きなターニングポイントのひとつとなります。是非、注目してご覧ください。
このドラマの戦いの中で、主人公・明智光秀(長谷川博己)が初めて経験する、最も過酷で死と隣合わせの戦闘は、彼自身の大きなターニングポイントとなる。同時に、のちの豊臣秀吉、木下藤吉郎にとっても大きなターニングポイントになるのだった。藤吉郎を演じる佐々木蔵之介から、第31回の放送に向けてコメントが届いている。
【佐々木蔵之介のコメント】
戦国時代には「数多の武将が群雄割拠」、程度の認識でしたので、京の都でこの様な魑魅魍魎(ちみもうりょう)な出来事が蠢(うごめ)いていたとは…不勉強でした。戦国武将と幕府と朝廷が駆け引きをしながら物語が進行していくので、とても興味深く、あらためて歴史の勉強をさせていただいています(笑)。
藤吉郎は武士へと成り上がりましたが、従来の武士とは明らかに異質。貧民で物売りという出自から来る“藤吉郎なりの武士”と言いますか、発想点が違うように感じています。武力による合戦で勝利するのではなく、情報戦略でもって調略と謀略を操り、戦わずして勝ち奪る。そして 、そんな戦法を積極的に取り入れたのが信長だったのでは、と。結果、信長の下で活躍の場を広げ、破竹の勢いで出世するのです。信長が、身分に関わらず、能力のある者を評価してくれることに、藤吉郎はとても喜びを感じている様に、演じていて体感します。
《光秀最大のライバル》の秀吉。ただ、この時点では、織田家臣団の中ではまだまだ下っ端。何とかのしあがろう、何とか殿に認めれるよう功績を残そう、と奮闘している最中。光秀に対して「蹴落としてやるぞ」とか「ライバルだ」とかは、この段階ではまだ思い至っていないのでは… むしろ、戦友といいますか、仲間の絆も少し感じているような。この二人の関係性がどこから変わっていくのか、とても楽しみでありヒヤヒヤしてます(笑)。
監督からは、藤吉郎は命を落とすことも怖くない、覚悟を持って生きている人だと伺いました。藤吉郎には知恵と勇気があります。命を賭して戦う勇敢さが、彼の能力をさらに発揮させているのではないかと思います。第31回で描かれる金ケ崎の退き口は、藤吉郎にとって大きなターニングポイントのひとつとなります。是非、注目してご覧ください。

2020/11/07