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木村拓哉、『BG』撮了に万感「今の自分たちにできることは160%やり尽くした」

 木村拓哉が主演するテレビ朝日系木曜ドラマ『BG(ビージー)〜身辺警護人〜』の最終話がきょう30日(後9:00〜10:14※20分拡大スペシャル)に放送される。

木曜ドラマ『BG(ビージー)〜身辺警護人〜』最終話(7月30日放送)クランクアップした時の木村拓哉 (C)テレビ朝日

木曜ドラマ『BG(ビージー)〜身辺警護人〜』最終話(7月30日放送)クランクアップした時の木村拓哉 (C)テレビ朝日

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 丸腰の状態でまさに“命の盾”となり、あらゆる危険からクライアントを護る民間ボディーガードの生き様と戦いを描く本作。新シーズンでは、“利益優先”の組織を飛び出し、私設ボディーガードに転身した島崎章(木村)による《個人VS. 組織》の物語を主軸に、怒とうの展開を繰り広げてきた。

 新型コロナウィルスの感染拡大による自粛期間には撮影の一時中断するなど、木村も初めて経験する大きな壁が立ちはだかった新シリーズ。そんな中、ぐっと歯を食いしばって戦い続けてきた木村は今、何を思うのか…。全撮影を終え、最終話の放送を目前に控えた木村が、撮影を続ける中で感じていたこと、視聴者に対する素直な気持ちをすべてをさらけ出して語ってくれた。

■新シリーズの撮影は「“今までにない戦いの日々”。悔しい思いもたくさんしました」

――新シリーズも、無事にクランクアップしましたね。

【木村】出演者もスタッフも含め、現場にいる人間から誰か一人でもコロナの感染者が出てしまったら、撮影もストップしてしまう…。そういう状況の中、“何としてでも最後まで無事に撮影を続けなければいけない”のが、今回の現場だったと思います。全7話に縮小されたことをお知らせしただけで、「えーっ!?」と残念がってくださった視聴者の皆さんに対して、撮影が再びストップすることは一番やってはいけないことですから。しかも、相手は“見えない敵”。だからこそ、すごくシビアになって撮影していましたね。“今までにない戦いの日々”でした。

――“今までにない戦いの日々”の中、木村さん自身はどんな心境でしたか?

【木村】正直なところ、悔しい思いもたくさんしましたね。来てくださったゲストの方と握手もできないし、いいカットが撮れたときにハイタッチもできないし…すごく悔しいよ! 出演者が次々とクランクアップしていく中でも、本当だったら最後に「ありがとう!」と言ってハグもしたいし、ハイタッチもしたいし、握手もしたいけど…できませんからね。すべての撮影が終了した後も、普通はスタッフの労をねぎらう会があるじゃないですか。でも、それも当たり前のようにないですから。

――悔しい思いをしながらも、この逆境を飛び越えられたという手応えは、今ありますか?

【木村】まだ飛び越えられてはいない、と思いますね。僕らは今回それぞれの責任は果たしたけれど、コロナに伴う逆境はこれからも続くわけで…。現場そのものが存在しないと、僕らは何もできない。でも、そういった現場の存続もまだまだ危うい状況ですから。逆境を飛び越えるには、まだしばらく時間がかかる気がします。

■続編に前向き? フィジカル面もメンタル面も鍛え、整えておく

――そんな一筋縄ではいかない逆境の中、今回共に戦った現場の仲間たちは心強い存在だったのではないでしょうか?

【木村】本当に暑い中、着ている服をすべて汗に染めながら、次のカットの準備を一生懸命進める人たちが現場にいてくれて、すごく幸せでした。本気になってくれる現場の人たちを目の当たりにすることで、僕もギアを入れさせてもらえることが多々あったんですよ。だから、僕自身も皆さんのギアを入れられるような存在として、これからも現場に立ちたいですし、もしまたこのチームと会えるときが来るならば、お互いに全力を出し合いたいです。そのために、フィジカル面もメンタル面もさらに鍛え、整えておこうと思います。

――最後に…本日、ついに最終回を皆さんにお届けできる日がやって来ました。これまで温かく応援してくださった視聴者の皆さんに、ぜひメッセージをお願いします。

【木村】話数も短縮になり、僕としては正直なところ、本来お届けするはずだったメニューは最後まで出しきれていない感があって…。そこに関しては、皆さんに対して「本当にごめんなさい」という気持ちでいっぱいです。ただ、今の自分たちにできることは、160%やり尽くしたと自負しています。皆さんにもどうか最終回、僕らの160%を受け取っていただけたら、うれしいです!

■最終回 あらすじ

 島崎章(木村)を付け回していた謎の男の正体は元警護課の警察官・加藤一馬(中村織央)だった。しかも、その加藤が総裁特別補佐・桑田宗司(小木茂光)を再び襲い、大手警備会社「KICKSガード」を擁する「KICKS CORP.」の社長・劉光明(仲村トオル)の指示でやったと主張。警察に追われ逃走した劉がなぜか、敵視していたはずの章に「護ってほしい」と依頼してきた。かつて章に続く形で劉の経営方針に異を唱え、「KICKガード」を辞めた高梨雅也(斎藤工)は警護に猛反対。だが、章は依頼承諾の可能性を匂わせ、高梨と決裂…。まもなく劉と落ち合って事の経緯を聞いた章は、今度こそ命の保証はないと予感しながらも、たった一人で彼を護る覚悟を決める――。

 一方、今も「KICKSガード」に所属する菅沼まゆ(菜々緒)や沢口正太郎(間宮祥太朗)は、血眼で劉を捜す警察に協力することに…。そんな中、かねてより劉と裏でつながっていた桑田は「KICKSガード」の身辺警護課長・小俣健三(勝村政信)に対し、秘密裏に“おぞましい指示”を出す。しかもその矢先、高梨が「KICKSガード」に現れて…。

 その頃、海外逃亡を図る劉から“ある約束”を取り付け、彼を信じると決めた章は、指定された空港まで送り届けるべく行動を開始する。ところが、その行く手に高梨が出現。章はあろうことか、立ちはだかる高梨を崖から突き落とし…!?

 やがて章自身も“命の危機”にさらされてしまう。章は劉を護り抜くことができるのか!? そして、破綻の兆しを見せる章と高梨の運命、かつて固い絆で結ばれたまゆや沢口との関係は? 命を懸けた“最後の任務”が始まる――。

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