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岩井俊二、斎藤工&のんとの“ほぼリモート撮影”映画の舞台裏「ノンストップのライブみたいな…」

 映画監督の岩井俊二氏が、25日放送のニッポン放送『中井美穂 LOVE&MELODY』(前8:30)にゲスト出演。31日から全国のミニシアターで公開される、岩井監督の映画『8日で死んだ怪獣の12日の物語」は全編ほぼリモートでの撮影が行われたことにちなみ、同作とウィズ・コロナ時代における映画制作についてトークを繰り広げた。

25日放送のニッポン放送『中井美穂 LOVE&MELODY』(C)ニッポン放送

25日放送のニッポン放送『中井美穂 LOVE&MELODY』(C)ニッポン放送

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 今作の経緯について、岩井監督は「始まりは些細(ささい)なことで。(『シン・ゴジラ』の監督・特技監督でもある)樋口真嗣監督とその友達が『カプセル怪獣けいかく』という短い動画を作っていて、その依頼を受けて考えていたら、話がふくらんで映画になってしまった。最初は映画にするつもりはなかったので、登場人物の名前も半分本名みたいな感じになった」と告白。

 自粛期間中の映画製作については「現場での撮影は難しいので、予定していたものは大体止まりました。僕は物語を考えるのに時間を使うので、たっぷり時間ができた分、いろんなお話を考えたりした」と明かした。「周りの友達や役者、スタッフはみんな大変なので、みんなのために、少しでも何かできないか、みんなが活動できる場所を作らなければと思っていた。YouTubeでもなんでもいいから、こういう状況でみんなが活動できる場所を作らなくちゃ、と思っていた」との思いを口にした。

 ウィズ・コロナの時代、配信が増えている現状についても触れ「映画がいろんな見られ方をしていくことに関しては、そんなにネガティブではない。映画は100年ちょっと前に始まって、20年サイクルくらいで技術革新などの変化が起きている、なかなか安心できない業界。なので、不意にこういうことになっても、それなりにみんな工夫していける耐久力や免疫がある。うまく折り合いながら続いていくと思う」と前向きなコメント。

 今作のキャスティングについて岩井監督は「斎藤工さんは前から何かやりたいと思っていて。『カプセル怪獣けいかく』で、トップランナーで参加されていたので。のんさんは、宇宙人を育てる役がやれるのは彼女くらいかな」と説明。中井美穂から「Zoomでの会話シーンはどのように撮影を?」と向けられると「斎藤さんも武井壮さんもご自宅で。機材のセッティングもご自分でやっていただいた。僕も自宅から、画面を見ながら指示して。始まるとノンストップのライブみたいな感じで撮影しました」と語っていた。

 番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。

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