1993年4月の放送開始当初から、新しい映像技術・映像表現を果敢に試し、子どもたちに驚きを与える映像制作を続けている、NHK・Eテレの子ども向け番組『天才てれびくん』シリーズ。27年目の現在は、『天才てれびくんYOU』(月〜水 後6:20〜6:45、木 後6:20〜6:54)が放送中だ。
てれび戦士たち(出演者)が、漢字の精霊「もじもん」を“もじ化け”から戻すため、茶の間戦士(視聴者)と協力して、モジゲン空間で「バケピタン」というアイテムを見つけるミッションに挑むストーリーを展開。データ放送機能を使って、シューティングゲームやクイズに参加できるゲームコーナーがあり、子どもたちの人気を集めている。
そして、今年度、取り組んできたのが、MR(Mixed Reality:複合現実)技術を使った生中継だ。これまで特別生放送として3回(6月、10月、12月)実施し、集大成となる4回目が27日に行われる。
MRは、現実の空間を立体(3D)的に認識して、その位置情報に合わせてコンピューターグラフィックス(CG)を合成できる技術。AR(Augmented Reality:拡張現実)とVR(Virtual Reality:仮想現実)の良いところ取りをしたもの。ARは、「ポケモンGO」の捕獲画面のように、カメラで撮影した現実の映像にCGを重ねる技術。VRは、ゴーグルなどを装着した状態で立体感のある映像が楽しめる技術。
このMRを体験できるヘッドマウントディスプレイが「ホロレンズ」だ。空間を認識してCGを表示するので、目の前の空間に浮かんでいるようにCGを表示することも、移動して見る場所を変えるとそれに合わせてCGも変化して、グラフィックを横からみたり、回り込んでみたりすることもできる。
特別生放送では、ホロレンズを装着したてれび戦士たち、さらには複数のテレビカメラにもホロレンズを接続し、それらを同期させ、それぞれのホロレンズを通して「もじもん」が現実世界の空間内で全く同じようにみえる仕組みを構築。
その仕組みにより、てれび戦士たちの自然な演技を引き出し、ハンディカメラやクレーンカメラでいろいろな角度から「もじもん」とてれび戦士が戦っている映像を撮影することができ、「もじもん」が現実の世界に現れたような表現を実現。臨場感たっぷりの映像で、子どもたちを大興奮させるのだ。
これを生放送で、しかも東京・渋谷のNHK放送センターのスタジオと、中継先(今回は同じく渋谷のNHK内)を結んで行うという、複雑な実験を重ねている。
27日の特別生放送では、てれび戦士の前に史上最大の敵「怨君(おんくん)」が立ちはだかる。ホロレンズによって臨場感あふれる、怨君の攻撃シーンが見どころ。前回の特別生放送の実績から、今回も全国からおよそ20万人の子どもたちがデータ放送で番組に参加する見込みだ。
同番組チーフ・プロデューサーの黒田健一氏は「あすの生放送は、リモコン片手にぜひ参加してください。ホロレンズによる番組への没入感と、データ放送による参加感を味わってほしい」と視聴を呼びかけている。
てれび戦士たち(出演者)が、漢字の精霊「もじもん」を“もじ化け”から戻すため、茶の間戦士(視聴者)と協力して、モジゲン空間で「バケピタン」というアイテムを見つけるミッションに挑むストーリーを展開。データ放送機能を使って、シューティングゲームやクイズに参加できるゲームコーナーがあり、子どもたちの人気を集めている。
そして、今年度、取り組んできたのが、MR(Mixed Reality:複合現実)技術を使った生中継だ。これまで特別生放送として3回(6月、10月、12月)実施し、集大成となる4回目が27日に行われる。
MRは、現実の空間を立体(3D)的に認識して、その位置情報に合わせてコンピューターグラフィックス(CG)を合成できる技術。AR(Augmented Reality:拡張現実)とVR(Virtual Reality:仮想現実)の良いところ取りをしたもの。ARは、「ポケモンGO」の捕獲画面のように、カメラで撮影した現実の映像にCGを重ねる技術。VRは、ゴーグルなどを装着した状態で立体感のある映像が楽しめる技術。
このMRを体験できるヘッドマウントディスプレイが「ホロレンズ」だ。空間を認識してCGを表示するので、目の前の空間に浮かんでいるようにCGを表示することも、移動して見る場所を変えるとそれに合わせてCGも変化して、グラフィックを横からみたり、回り込んでみたりすることもできる。
特別生放送では、ホロレンズを装着したてれび戦士たち、さらには複数のテレビカメラにもホロレンズを接続し、それらを同期させ、それぞれのホロレンズを通して「もじもん」が現実世界の空間内で全く同じようにみえる仕組みを構築。
その仕組みにより、てれび戦士たちの自然な演技を引き出し、ハンディカメラやクレーンカメラでいろいろな角度から「もじもん」とてれび戦士が戦っている映像を撮影することができ、「もじもん」が現実の世界に現れたような表現を実現。臨場感たっぷりの映像で、子どもたちを大興奮させるのだ。
これを生放送で、しかも東京・渋谷のNHK放送センターのスタジオと、中継先(今回は同じく渋谷のNHK内)を結んで行うという、複雑な実験を重ねている。
27日の特別生放送では、てれび戦士の前に史上最大の敵「怨君(おんくん)」が立ちはだかる。ホロレンズによって臨場感あふれる、怨君の攻撃シーンが見どころ。前回の特別生放送の実績から、今回も全国からおよそ20万人の子どもたちがデータ放送で番組に参加する見込みだ。
同番組チーフ・プロデューサーの黒田健一氏は「あすの生放送は、リモコン片手にぜひ参加してください。ホロレンズによる番組への没入感と、データ放送による参加感を味わってほしい」と視聴を呼びかけている。
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2020/02/26