映画会社の松竹と東映が初めてタッグを組んだ完全オリジナル作品の特撮コメディ『大怪獣のあとしまつ』で、Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務めることがわかった。ヒロインは、山田と初共演となる女優の土屋太鳳。撮影は今春からスタートし、2020年以降に公開される。
物語は、特撮映画で倒された怪獣のその後に焦点を当て、巨大な死体を誰が、どのように始末するのかが描かれる。ある日、国を襲った大怪獣が死亡。しかし、ガス爆発も時間の問題で片付けられなければ国家崩壊の危機に陥る。後処理の現場指揮を任されるのが、山田演じる首相直属の特殊部隊・帯刀アラタ。そして、彼の前に環境大臣秘書で元婚約者の雨音ユキノ(土屋)が現れ、知恵と工夫と愛で立ち向かうことになる。
本作のプロジェクトを担当するのは、テレビ朝日系ドラマ『時効警察』シリーズや、『タモリ倶楽部』『笑う犬』シリーズなどバラエティ番組の演出も手がけている三木聡監督。三木監督は「このバカバカしい企画を、山田涼介と土屋太鳳という、いま日本映画を支える俳優のおふたり。世代的にもかなり離れているがふたりの感性は非常に楽しみです」とクランクインを待ち望む。
「山田くんは欠落した過去を持つ主人公を、ときにクールに、また、ときに青い炎ともいうべき情熱を持って芝居づくりに臨んできてくれてますし、土屋さんは予想できない表情と的確なセリフトーンでやや負の面を持った新しい特撮もののヒロインを演じてくれる…はず」と期待する。
山田は「本格コメディ映画は初めてのお話で、すごく迷いがありました。ただ台本を読ませていただいて、ふざけた情景のなかに超真面目な主人公のギャップ…『これは面白い!』と思い、ぜひ出演させていただこうと思いました」とオファーを受けた理由を明かし「とにかく三木監督の期待に応えられるよう、全力でふざけて、面白く仕上げていきたいと思います」と意気込む。
土屋に対しては「“ツッコミ”の多い役どころで、すごく真面目ながらユーモアさを持つ彼女の今作での“ツッコミ”が楽しみです」と撮影を心待ちし「松竹さんと東映さん、業界激震の前代未聞の初タッグがホントにこの作品で良いんですか!?と内心思いつつも、映画界の巨頭が組んで全力で“遊ぶ”ことにすごく意義があるなと! 山田や土屋さんがこんなことするの!?という驚きを存分に楽しんでいただきながら、お金を払って見ていただく以上の価値がある映画を全力で作り上げていきたいと思います」とファンにメッセージを贈る。
特撮から「たくさんの勇気を教えてもらった」と話す土屋は「私がヒーローを知った子どものころは、映画館の座席予約システムがなく、朝から並び『映画が始まる前のワクワクする暗闇』を最初に味わったのは、松竹の映画だったか、東映の映画だったか…どの映画でもスクリーンにのめり込み、衝撃的に感動したことを覚えています」と振り返る。「『大怪獣のあとしまつ』の脚本を読んだ時、その記憶にある感情が、渦巻きながら目を覚ましました。そして三木聡監督とお会いしたとき、この作品が持つ深さとパワーを予感しました。山田涼介さん演じる主人公を支えるチームの一員として、全ヒーローへの恩返しを込め、踏んばります!」と話している。
■松竹&東映の代表取締役社長コメント
・迫本淳一氏(松竹)
映画の興行収入が今までにないくらいの記録を作り、映画を大きなスクリーンで鑑賞することが昨今ブームになっています。そんななかで松竹と東映さんという今までにない組み合わせで、特撮映画という最も典型的な映画らしいコンテンツでの共同プロジェクトという素晴らしい機会をいただきました。松竹の『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズに代表される“庶民的人情”と東映さんの“義理人情”。その両方の“人情”がぶつかると、どうなるのか? とても期待しております。山田涼介さん、土屋太鳳さんは松竹とは縁が深く、出演していただくことがとても楽しみです。
死んだ怪獣のあとしまつはどうするのか…という本来、スポットがあたらない部分を真剣に作るのがこの作品の面白さですから、その点は昨年大ヒットした映画『翔んで埼玉』を作られた東映さんの力をお借りして、勉強させていただきたいです。三木聡監督はじめ、作り手の方々には弾けてほしいし、大ヒットを期待しております。
・多田憲之氏(東映)
本作の企画が初めて当社で出たのは、5年程前のことです。当初は低予算で進めるという案もありましたが、このような映画の仕掛けは規模を大きくしなければ面白くならない。そこで松竹さんにお話を持っていったところ、賛同していただくことができました。松竹さんと手を組めるのであれば、大掛かりかつ面白い嘘がつけると東映内部でも話が進みました。
これまで様々な特撮映画がありましたが、死んだ後の怪獣のあとしまつ…という仕掛けが非常に面白い。一見ふざけたような内容ですが、ストーリーには環境問題も政治の混乱も描かれており、まさに今の時代が反映されています。山田涼介さん、土屋太鳳さんをはじめ、キャスティングも素晴らしく、まさに松竹さんがいなければ成立しなかった企画です。いい映画と面白い映画はイコール。いい結果が出ることによって両社にとっての次のステップもあるはずです。作り手たちにはいい映画を作っていただき、ヒットに導いてほしいです。
物語は、特撮映画で倒された怪獣のその後に焦点を当て、巨大な死体を誰が、どのように始末するのかが描かれる。ある日、国を襲った大怪獣が死亡。しかし、ガス爆発も時間の問題で片付けられなければ国家崩壊の危機に陥る。後処理の現場指揮を任されるのが、山田演じる首相直属の特殊部隊・帯刀アラタ。そして、彼の前に環境大臣秘書で元婚約者の雨音ユキノ(土屋)が現れ、知恵と工夫と愛で立ち向かうことになる。
本作のプロジェクトを担当するのは、テレビ朝日系ドラマ『時効警察』シリーズや、『タモリ倶楽部』『笑う犬』シリーズなどバラエティ番組の演出も手がけている三木聡監督。三木監督は「このバカバカしい企画を、山田涼介と土屋太鳳という、いま日本映画を支える俳優のおふたり。世代的にもかなり離れているがふたりの感性は非常に楽しみです」とクランクインを待ち望む。
「山田くんは欠落した過去を持つ主人公を、ときにクールに、また、ときに青い炎ともいうべき情熱を持って芝居づくりに臨んできてくれてますし、土屋さんは予想できない表情と的確なセリフトーンでやや負の面を持った新しい特撮もののヒロインを演じてくれる…はず」と期待する。
山田は「本格コメディ映画は初めてのお話で、すごく迷いがありました。ただ台本を読ませていただいて、ふざけた情景のなかに超真面目な主人公のギャップ…『これは面白い!』と思い、ぜひ出演させていただこうと思いました」とオファーを受けた理由を明かし「とにかく三木監督の期待に応えられるよう、全力でふざけて、面白く仕上げていきたいと思います」と意気込む。
土屋に対しては「“ツッコミ”の多い役どころで、すごく真面目ながらユーモアさを持つ彼女の今作での“ツッコミ”が楽しみです」と撮影を心待ちし「松竹さんと東映さん、業界激震の前代未聞の初タッグがホントにこの作品で良いんですか!?と内心思いつつも、映画界の巨頭が組んで全力で“遊ぶ”ことにすごく意義があるなと! 山田や土屋さんがこんなことするの!?という驚きを存分に楽しんでいただきながら、お金を払って見ていただく以上の価値がある映画を全力で作り上げていきたいと思います」とファンにメッセージを贈る。
特撮から「たくさんの勇気を教えてもらった」と話す土屋は「私がヒーローを知った子どものころは、映画館の座席予約システムがなく、朝から並び『映画が始まる前のワクワクする暗闇』を最初に味わったのは、松竹の映画だったか、東映の映画だったか…どの映画でもスクリーンにのめり込み、衝撃的に感動したことを覚えています」と振り返る。「『大怪獣のあとしまつ』の脚本を読んだ時、その記憶にある感情が、渦巻きながら目を覚ましました。そして三木聡監督とお会いしたとき、この作品が持つ深さとパワーを予感しました。山田涼介さん演じる主人公を支えるチームの一員として、全ヒーローへの恩返しを込め、踏んばります!」と話している。
■松竹&東映の代表取締役社長コメント
・迫本淳一氏(松竹)
映画の興行収入が今までにないくらいの記録を作り、映画を大きなスクリーンで鑑賞することが昨今ブームになっています。そんななかで松竹と東映さんという今までにない組み合わせで、特撮映画という最も典型的な映画らしいコンテンツでの共同プロジェクトという素晴らしい機会をいただきました。松竹の『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズに代表される“庶民的人情”と東映さんの“義理人情”。その両方の“人情”がぶつかると、どうなるのか? とても期待しております。山田涼介さん、土屋太鳳さんは松竹とは縁が深く、出演していただくことがとても楽しみです。
死んだ怪獣のあとしまつはどうするのか…という本来、スポットがあたらない部分を真剣に作るのがこの作品の面白さですから、その点は昨年大ヒットした映画『翔んで埼玉』を作られた東映さんの力をお借りして、勉強させていただきたいです。三木聡監督はじめ、作り手の方々には弾けてほしいし、大ヒットを期待しております。
・多田憲之氏(東映)
本作の企画が初めて当社で出たのは、5年程前のことです。当初は低予算で進めるという案もありましたが、このような映画の仕掛けは規模を大きくしなければ面白くならない。そこで松竹さんにお話を持っていったところ、賛同していただくことができました。松竹さんと手を組めるのであれば、大掛かりかつ面白い嘘がつけると東映内部でも話が進みました。
これまで様々な特撮映画がありましたが、死んだ後の怪獣のあとしまつ…という仕掛けが非常に面白い。一見ふざけたような内容ですが、ストーリーには環境問題も政治の混乱も描かれており、まさに今の時代が反映されています。山田涼介さん、土屋太鳳さんをはじめ、キャスティングも素晴らしく、まさに松竹さんがいなければ成立しなかった企画です。いい映画と面白い映画はイコール。いい結果が出ることによって両社にとっての次のステップもあるはずです。作り手たちにはいい映画を作っていただき、ヒットに導いてほしいです。
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2020/02/27