ガンダムのモビルスーツ姿で、ゲレンデをスキーやスノーボードで滑走するコスプレ集団「ガンダムパフォーマンス隊（GP隊）」。その姿は、まさにアニメの世界から飛び出してきたかの様だ。ガンダムをはじめ、グフ、ドム、ザク、ズゴックなど多種多様なモビルスーツが、ゲレンデを訪れる人々を楽しませている。そんなGP隊の代表、生ガンダムさんに活動内容や、今シーズンの雪不足における活動への影響などを聞いた。

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■ガンダム作画監督・安彦良和氏の出身地、北海道遠軽町の「道の駅」からも出撃要請！

　現在「GP隊」は、北は北海道、西は岡山県まで総勢41名のメンバーで構成されており、GP隊の代表を務めるのは、生ガンダムさん。GP隊の始まりは、見ず知らずの人にゲレンデで転んでいる姿を笑われた事から始まったそうで、「初めてスノボに挑戦した日、見ず知らずのお兄ちゃんにコケまくっているのをリフトの上から笑われました。生ガンダムは大阪の人間なので、笑いを取るのは好きですが、笑われるのは屈辱。そこで『そんなら笑かしたろうやんけ！』と思ったのが、そもそものきっかけです」と当時の思いを明かす。

　その活動の目的は何なのだろうか。「もともと趣味の集団なので、“ガンダムのコスプレでスノボをすること”自体が目的です。しかし、この活動をしているとたくさんの方が笑顔になってくれます。カッコつけた言い方になりますが“たくさんの人を笑顔にする”のが目的と言えば目的ですかね」と、恥ずかし気に語る。

　また、今シーズンは雪不足が叫ばれており、GP隊の活動にも大きな影響があるという。「GP隊は毎回、シーズン前に出撃予定を3月末まで事前に発表し、それに合わせて早割のリフト券を購入しているのですが、今シーズンは雪不足で出撃予定のスキー場がオープンしてなかったり、滑走距離があまりにも短かったりということがあり、スケジュールを変更せざるを得なくなりました」と雪不足による影響は避けられないようだ。

　「そんな中、北海道の遠軽町にオープンした道の駅『遠軽 森のオホーツク』様よりオープニングイベントへの出撃要請があり、北海道小隊のモビルスーツを派遣し、賑やかすことができました」と、雪が少なくても勢力的に活動している。

■今年で48歳、連続で滑れるほど体力が…「記念写真は小休止のときにお願いします（笑）」

　今後の活動スケジュールについては、「3月以降の予定は、スキー場の雪の量を見ながら決めるつもりなので未定です。今のところ福井県のスキージャム勝山と、岐阜県高山エリアのひだ舟山スノーリゾートアルコピア、流葉スキー場が有力候補です」と、シーズン中は積極的に活動するようで、予定は決まり次第Twitterで告知をしてくれるそうだ。

　「生ガンダムは先日48歳になりました。何本も連続で滑れるほど体力が続きません。だから１本滑ったら小休止を入れます。小休止の時は暇です。だから一緒に記念写真を撮って遊びましょう！ 遠慮なく声をかけて下さいね！ なお、ゲレンデ中央部やリフト降り場付近は他のお客様の迷惑になりますので、移動した後、記念撮影に応じさせて頂く場合があります。また、レストラン等での食事休憩時や駐車場での素顔の撮影はお断りさせていただいておりますので、何卒ご了承下さい」

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