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【スカーレット】烏丸せつこにヒロインオーディションを受けていた過去

 NHKで放送中の連続テレビ小説『スカーレット』(月〜土 前8:00 総合ほか)。今月12日放送の第111回より小池アンリ役で連続テレビ小説初出演を果たした烏丸せつこ。15日放送の第114回で、アンリの過去が次々と明らかになったが、烏丸自身にも「デビューの直後に2回、“朝ドラ”ヒロインのオーディションを受けて落ちているんです」と知られざる過去を告白した。

連続テレビ小説『スカーレット』小池アンリ役の烏丸せつこ(C)NHK

連続テレビ小説『スカーレット』小池アンリ役の烏丸せつこ(C)NHK

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 ヒロイン・川原喜美子(戸田恵梨香)の作品を求めて、工房にやってきた客。本人いわく、実家は大津の紡績会社でかなり裕福らしく、喜美子が作品に法外な値段をつけても大金を持って喜美子の家に通い詰める。陶器を指でなぞると音が聴こえると言い出して…。そんな独特な感性を持ち、天真らんまんなアンリに喜美子を影響を受ける。

――今回 『スカーレット』に出演が決まった時の気持ちは?

【烏丸】私、全く“朝ドラ”に興味がなかったんです(笑)。もともとスタジオで撮影するテレビドラマに出演することがあまりないので、ちょっと畑が違うかなと思っていて。まさか自分に出演のオファーが来るとは思っていなかったですね。ですが、出演のお話しをいただいた時に「地元(滋賀県)が舞台やし、やってみようかな」と思ってしまったんです。この年で!(笑)

 実は私、デビューの直後に2回、“朝ドラ”ヒロインのオーディションを受けて落ちているんです。“朝ドラ”に関わりがあるのはその2回だけ。今回の『スカーレット』出演をその時の事務所の社長がみたら、びっくりするやろね。お前、今頃“朝ドラ”出てるのか!って(笑)。

――ご自身の役柄についての印象や、役のここに注目してほしいという点は?

【烏丸】小池アンリというかわいい名前の、私自身とは全然ちがうおしゃれな人です。アンリは喜美子よりかなり年上なんですけれど、喜美子からしたら「全然貫禄ないやん!」と思われるような、ちゃかちゃかしたおばちゃんって感じになっているかもしれないです。ほとんどが戸田恵梨香さん演じる喜美子とのお芝居。喜美子とは全く違う世界の人間が飛び込んでくるわけだから、喜美子に刺激を与えるような役割なのかなと思いつつ演じています。

――収録に参加されてみて、現場の印象は?

【烏丸】現場では関西ことばが飛び交っているからやりやすかったんやけど、週ごとに演出スタッフが違うのでもうびっくり! ちょっと勝手が違うというか…大変やったなあ…っていうのが正直な印象です(笑)。あと、衣裳あわせの時、『スカーレット』というタイトルにあわせて、わざと緋色のセーター着てきてん。なのにプロデューサーもディレクターも、誰もつっこんでくれへんかって(笑)。わざわざ買うたのに、もう〜(笑)!

 戸田さんの印象は、えらい! お芝居について相談したら、「そうですね、じゃあ相談してみましょう」と言って、演出の方にも呼びかけて最善の策を考えてくれる。この作品のためにいろんなことを考えて、私たちみたいに途中から入ってくる役者のことも考えて、自分の芝居のこともして…。戸田さんは、努力する、戦う子やと思いました。この作品に参加して得たものは、戸田恵梨香さんの根性。ちょっと感動するくらい。今後大変なときは、“戸田恵梨香を思い出そう!”みたいな。すばらしい役者やと思いました。

――視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

【烏丸】正直に言うと、アンリ役を演じるにあたって、リアリティーを求めて芝居をしてきた人間にとってはわからんこともありました。こんな芝居したことない、こんなキャラってなかなか出会わない(笑)。そういうところが、逆に見どころってことかもしれないですね。視聴者のみなさんがどんなふうに観てくださるのか、ドキドキしています(笑)。

関連写真

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  • 作品の音を聴く喜美子とアンリ(C)NHK
  • 作品を売るつもりがない喜美子は100万円でなければ売らないと吹っかけてみるが後日、アンリが現金を持参して…(C)NHK
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