島田紳助さんが映画初出演した『ガキ帝国』(1981年)で日本映画監督協会新人奨励賞を受賞し、『パッチギ!』(05年)などで知られる井筒和幸監督の8年ぶりの新作『無類』が5月16日に公開されることが決定した。戦後日本の“もう一つの昭和史”を描く井筒監督は「こんなふうに無頼な生き方を通した男たちがいたということを、現代の若者に見せたいと思った」と同作に込めた思いを語る。主演は、EXILEのパフォーマーとして活躍するMATSUこと松本利夫が務める。 物語は、戦後の動乱期から高度経済成長を経ての所得倍増、バブル崩壊まで激動の昭和が舞台。松本は、極貧ゆえに社会から見放され、飢えに苦しみながらも己の掟に従って真っ直ぐに生き、命がけで裏社会を駆け上がっていく男を演じる。彼の人生を支える妻役を柳ゆり菜が演じるほか、木下ほうか、ラサール石井、升毅、小木茂光、隆大介、外波山文明、三上寛、ドラマーの中村達也らが出演する。
2020/01/24