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高嶋政伸、26年ぶり映画主演に感無量 人生訓を説く「遠回りしてでも…」

 俳優の高嶋政伸が10日、都内で行われた映画『アパレル・デザイナー』公開記念舞台あいさつに登壇。『修羅場の人間学』(1993)以来、26年ぶりの映画主演を果たしたが「本当に感無量ですね」とかみしめるように語った。

映画『アパレル・デザイナー』公開記念舞台あいさつに登壇した高嶋政伸 (C)ORICON NewS inc.

映画『アパレル・デザイナー』公開記念舞台あいさつに登壇した高嶋政伸 (C)ORICON NewS inc.

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 同作は、かつて国内屈指のアパレルメーカーだった老舗のHIRAKATAが、世界的に進んだカジュアル化などの波に乗れず、苦境に追い込まれたところから物語が展開。会社復活のため、かつての社員だった高嶋演じる藤村雄二に白羽の矢を立て、新ブランドを立ち上げるが…。

 “本物”にこだわるファッションデザイナー役を務めた高嶋は「監督とかプロデューサーのみなさんと何回もお話したのですが、孤高というよりも、ものづくりを心から愛している人間で、若い才能と歩調を合わせて作ることに生きがいだと考えている」と分析。「自分を踏み台にして、すばらしい才能が世に出ていってほしいなと考えているのですが、僕自身も若い方と撮影させてもらうの大好きで、新しい感性、刺激をもらえますし、勉強になる」と声を弾ませた。

 元号が「平成」から「令和」へと切り替わる瞬間に、同作の撮影が行われていたようだが、高嶋は「その日の夜ご飯のケータリングがステーキだったんですよ(笑)。今考えたら『それでかな』という感じです。ものすごいステーキだったんですよ、あんなケータリング見たことない」とにっこり。今年の目標については「常にハッピーな気持ちを持って、すべての方に敬意を払い、勉強させていただき、新人の気持ちになって頑張っていけたら。役者なので、芝居を通して、みなさんおもしろおかしく伝わればいいな」と言葉に力を込めた。

 作品と自身の歩みをなぞらえて「子どもも2歳5ヶ月になりまして、毎日子育てに励んでいるのですが、人生というのは、もし一番悪い道があるとしたら、それは近道だなと考えています。遠回りしてでも、一つひとつやっていくのは大事だなと。この作品でも亀の歩みのような、ゆっくりと着実に進んでいる、みんなの頑張りを見ていってください」と呼びかけていた。

 舞台あいさつにはそのほか、堀田茜、西村美柚、生田智子中島良監督も登壇。主題歌「desiny」を担当した7'nS(セブンス)は、イベント前にパフォーマンスを行った。

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  • 映画『アパレル・デザイナー』公開記念舞台あいさつに登壇した高嶋政伸 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『アパレル・デザイナー』公開記念舞台あいさつに登壇した堀田茜 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『アパレル・デザイナー』公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)生田智子、西村美柚、高嶋政伸、堀田茜、中島良監督 (C)ORICON NewS inc.

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