俳優の木村拓哉、工藤阿須加、川口春奈らが18日、都内で行われたフジテレビ開局60周年特別企画・スペシャルドラマ『教場』（来年1月4日・5日放送　ともに後9：00）の完成披露舞台あいさつに出席した。

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　同ドラマはベストセラー（累計70万部）となった長岡弘樹氏の『教場』（小学館）シリーズを原作に、警察学校のリアルを描く大作エンターテインメント・ミステリー。教場（警察学校教室）のカリスマ教官・風間公親を演じる木村は、原作で「冷厳な白髪教官」「どこか焦点が定まらない双眸（そうぼう）」と表現されている役柄になりきるべく、自身初となる白髪、そして義眼によってこれまでにない姿に変ぼうを遂げている。

　この日、観客と同じタイミングで前編（4日放送回）を鑑賞したキャスト陣。冒頭のあいさつで木村は「前編を観終わって、スタンバイをしてる間に（共演者たちと）ハイタッチをさせていただきました。そして、中江監督とは力を込めた握手をさせていただきました。今回の作品に携われたことを誇りに思います」と感慨深げな表情を浮かべた。

　また、インパクトの強い今作のビジュアルについては「僕は全て他人任せというか、監督とヘアメイクの方が（やってくれた）。僕は椅子に座っているだけ。内面を作っただけなので、外側はスタッフに任せっきりでした」と、ひょうひょうと語った。

　一方で、警察学校教官の生徒を演じた川口は「普段の木村さんからも『見抜かれてる！』と思うけれど、義眼になったことでの恐怖や『悪いことはできない！』という雰囲気が増しました」と恐縮しながら語り「それがいい緊張感につながったと思います」と充実感をにじませた。

　生徒役のキャストたちは、実際に警察学校の訓練を経験し、役作りに励んだという。「時間が少なく集中的にやったので、すごい厳しかった」と振り返った工藤は「実は、木村さんが（訓練中の）僕らの目の前に立って“風間教官”として訓練に付き合ってくれた。僕らも警察学校の生徒としての緊張感を持ちながら励むことができたし、それがなければ訓練の精度が高まっていなかったと思います」と秘話を明かした。

　舞台あいさつにはそのほか、葵わかな、井之脇海、西畑大吾（なにわ男子）、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平、中江功監督が出席した。