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アンタッチャブル“無告知復活”に大反響 テレビ業界の新たな可能性?

 お笑いコンビ・アンタッチャブルが、29日放送のフジテレビ系バラエティー番組『全力!脱力タイムズ』(毎週金曜 後11:00)で“復活”した。柴田英嗣(44)が2010年2月から約1年間にわたって休養に入って以来、コンビでの活動は行われていなかったが、番組終盤に相方・山崎弘也(43)がサプライズで登場し、約10年ぶりに漫才を披露。その衝撃もさることながら、この復活劇が“無告知”で敢行されたことが、大きな反響を呼んだ。

 約10年のブランクを感じさせない2人の掛け合いに、ネット上でも「まさかの2人の漫才。泣きそう」「やっとコンビに戻れたな」など、歓喜の声が続々とあがった。この手の企画の場合、大々的に告知をしたり、スペシャル番組を組むなどして関心を集めることが通例だが、無告知に加え、通常回でのサプライズだったこともあり、“純度100%”の感動と衝撃が視聴者にそのまま届く結果となった。

 一方で「え、アンタッチャブル復活したの?」「何のCMも流れてなかったから完全に油断してた!」と“寝耳に水”状態の投稿もみられた。本来、そのような視聴者を逃さないための事前告知なのだが、それではサプライズ感は薄れ、今回のようなリアクションは得られなかっただろう。

 無告知の試みは制作サイドにとって勇気のいる決断だが、ネットが普及した現在では、『TVer』や『FOD(フジテレビオンデマンド)』など“後追い視聴”の環境が充実している。実際に「すぐにTVerをダウンロードした。今からアンタッチャブルの復活を見届けるよ」「見逃すところだった… FODで観て泣いてる」など、口コミから興味を示した視聴者も多かった。

 若者のテレビ離れが叫ばれて久しく、テレビとネットの融合は各局が取り組んでいる課題だ。今回を機に『TVer』などの動画配信サービスに初めて触れた視聴者も多く、フジテレビがこの流れを意図的に仕組んだかは不明だが、制作サイドの「視聴者に感動を届ける」という気概は感じられた。

 過度な告知をせずとも、視聴者を獲得できることが結果として証明された。この日の『全力!脱力タイムズ』は、アンタッチャブルの復活と、テレビ業界の新たな可能性を同時に楽しめる放送となったのではないか。

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