NHK大阪拠点放送局(BK)主催の『2019年度第40回BKラジオドラマ脚本賞』の受賞者が7日、同局で行われた。
この脚本賞は1980年から始まり、受賞者の中からは、BK制作の連続テレビ小説の脚本『ええにょぼ』を担当した東多江子氏、『芋たこなんきん』の長川千佳子氏、『ゲゲゲの女房』『八重の桜』の山本むつみ氏など、テレビやラジオで活躍している多くの作家が誕生している。次代を担う新人作家の登竜門の一つとなっている。今回の審査員を務めた、山本雄史氏も入賞者の一人。
今回は、19歳から85歳まで、前年を大幅に超える147篇の応募があり、その中から、最終審査対象を11作品にしぼって厳正な審査をした結果、最優秀賞1作品と佳作2作品が決定した。最優秀賞に選ばれた、三谷武史さん(兵庫県神戸市・59歳・国家公務員)の作品『家鳴(やな)り』は、50分のラジオドラマ番組「FMシアター」として制作し、NHK-FMで全国放送の予定。
■受賞者のコメント
▽最優秀賞『家鳴り』:三谷武史
このたびは大きな賞をいただきまして、ありがとうございます。『BKラジオドラマ脚本賞』は、私たちシナリオコンクールに応募を続けている者にとってははなかなか大きな賞で、山本むつみ先生や東多江子先生といった方々を輩出している歴史ある賞の中に並ばせていただけたということを大変光栄に思っております。
▽佳作『いつもの待ち合わせの駅での奇跡』:菅浩史(兵庫県尼崎市・50歳)
伝統ある『BKラジオドラマ脚本賞』を受賞することができて、本当に夢のような気持ちで今ここに立っています。受賞の報告を受けてから「本当に受賞したのかな?」という、実感が湧かない気持ちで、きょうも尼崎の家から自転車と電車に乗ってきたのですが、それでもまだ湧かなかったんです。表彰状をいただいてここでお話ししていることで、ようやく本当にうれしいなという気持ちになりました。シナリオでは、いろんなせりふを書けるという自負があったんですけれど、ここでは気の利いたことが全く言えなくて、ただただうれしいです。本当にありがとうございました。
▽佳作『六甲おろしの子守唄』:八田明子(神奈川県横浜市・57歳・主婦)
この度は名誉ある賞をいただきまして、ありがとうございました。この賞をいただくことは、脚本を書き、勉強している者にとっては本当に憧れで、私もいまここに立てていることが信じられないような気持ちです。まだラジオの脚本を書き始めて時間がたっていないので、いろんな意味で、ラジオでやっちゃいけないな、というようなことを、実はずいぶんやってしまったと、応募したあとで気がつきました。でもそれも次につながると思っておりますので、これからも頑張って書き続けてまいりたいと思います。
この脚本賞は1980年から始まり、受賞者の中からは、BK制作の連続テレビ小説の脚本『ええにょぼ』を担当した東多江子氏、『芋たこなんきん』の長川千佳子氏、『ゲゲゲの女房』『八重の桜』の山本むつみ氏など、テレビやラジオで活躍している多くの作家が誕生している。次代を担う新人作家の登竜門の一つとなっている。今回の審査員を務めた、山本雄史氏も入賞者の一人。
今回は、19歳から85歳まで、前年を大幅に超える147篇の応募があり、その中から、最終審査対象を11作品にしぼって厳正な審査をした結果、最優秀賞1作品と佳作2作品が決定した。最優秀賞に選ばれた、三谷武史さん(兵庫県神戸市・59歳・国家公務員)の作品『家鳴(やな)り』は、50分のラジオドラマ番組「FMシアター」として制作し、NHK-FMで全国放送の予定。
■受賞者のコメント
▽最優秀賞『家鳴り』:三谷武史
このたびは大きな賞をいただきまして、ありがとうございます。『BKラジオドラマ脚本賞』は、私たちシナリオコンクールに応募を続けている者にとってははなかなか大きな賞で、山本むつみ先生や東多江子先生といった方々を輩出している歴史ある賞の中に並ばせていただけたということを大変光栄に思っております。
▽佳作『いつもの待ち合わせの駅での奇跡』:菅浩史(兵庫県尼崎市・50歳)
伝統ある『BKラジオドラマ脚本賞』を受賞することができて、本当に夢のような気持ちで今ここに立っています。受賞の報告を受けてから「本当に受賞したのかな?」という、実感が湧かない気持ちで、きょうも尼崎の家から自転車と電車に乗ってきたのですが、それでもまだ湧かなかったんです。表彰状をいただいてここでお話ししていることで、ようやく本当にうれしいなという気持ちになりました。シナリオでは、いろんなせりふを書けるという自負があったんですけれど、ここでは気の利いたことが全く言えなくて、ただただうれしいです。本当にありがとうございました。
▽佳作『六甲おろしの子守唄』:八田明子(神奈川県横浜市・57歳・主婦)
この度は名誉ある賞をいただきまして、ありがとうございました。この賞をいただくことは、脚本を書き、勉強している者にとっては本当に憧れで、私もいまここに立てていることが信じられないような気持ちです。まだラジオの脚本を書き始めて時間がたっていないので、いろんな意味で、ラジオでやっちゃいけないな、というようなことを、実はずいぶんやってしまったと、応募したあとで気がつきました。でもそれも次につながると思っておりますので、これからも頑張って書き続けてまいりたいと思います。
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2019/11/08