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花澤香菜、太宰治の“聖地巡礼”明かす「玉川上水巡りを」

 『第32回東京国際映画祭』の特別招待作品の劇場アニメーション『HUMAN LOST 人間失格』完成披露上映会舞台あいさつが、2日都内にて行われ、柊美子役の花澤香菜木崎文智監督、ストーリー原案・脚本の冲方丁氏が登壇。太宰治「人間失格」を再構築した同作の制作過程などを明かした。

舞台あいさつに登場した(左から)冲方丁氏、花澤香菜、木崎文智監督 (C)ORICON NewS inc.

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 ワンピース姿で登場した花澤は「本日はお越しいただきありがとうございます」と集まった観客を前に笑顔であいさつ。同作は、先日北米で先行して劇場公開され、今回が日本で初披露となる。大学では日本語日本文学科を専攻していたと明かした花澤は、「周りが太宰好きばかりで、太宰が入水自殺した玉川上水を巡ったりしていた」といい「元々好きだった作品に関わることができてすごく嬉しかったです。(映画が)どういう風になるのか全く想像つかなかったので、どう描いていくのかワクワクしていました」と公開を心待ちにしていた様子。

 木崎監督は「古典文学とSFを融合させることに、興味を惹かれて面白そうだなと思いました」と当時を振り返り、「ただ一筋縄ではいかないなとは思いましたが、冲方さんが参加されると聞いて、『何とかなるかも』と思いました」と語った。一方、冲方氏は「大変すぎて覚えてないです」と苦笑い。ストーリーを考える上で、冲方氏は「まず『人間失格』というタイトルの解釈を人間全体が失格した世界を描くということ、これがSFになったきっかけでした。2つ目は、死がない世界を描くことで、逆に死を浮かび上がらせるというストーリーテリングにしたことです」とポイントを解説した。
 
 同作の「ここがヤバい」というところを聞かれた花澤、「老人たちの怖さ」をあげ、「180歳まで」という劇中のセリフをものまねし、笑わせた。

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