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中村倫也が「麻酔薬のような男」を好演、『凪のお暇』で「助演男優賞」受賞【第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞】

 中村倫也が、19年7月クールの“質の高いドラマ”を表彰する『第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞』で「助演男優賞」を受賞した。中村は金曜ドラマ『凪のお暇』(TBS系)で、主人公・大島凪(黒木華)が暮らすボロアパートに暮らす“人たらし”な隣人・安良城ゴンを好演。受賞を受け、中村は「麻酔薬のような男だな、というのが、僕が演じた安良城ゴンの第一印象でした。(中略)そんな『人間らしくない男の人間らしさ』を描くことに、強くやり甲斐を感じていました」と、撮影を振り返った。

『第17回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞』で「助演男優賞」を受賞した中村倫也、出演した金曜ドラマ『凪のお暇』(TBS系)のシーンカット (C)TBS

『第17回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞』で「助演男優賞」を受賞した中村倫也、出演した金曜ドラマ『凪のお暇』(TBS系)のシーンカット (C)TBS

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 イベントオーガナイザーを仕事にするゴンは、他人との距離感ゼロの天性の人たらしで、誰にでも優しく、聞き上手。“メンヘラ製造機”の異名を持つ男とはつゆ知らず、都会の喧騒から離れ人生リセットをはかるためにやって来た凪は、まんまとゴンの笑顔と、彼が醸し出すユルくておいしい空気に呑まれてしまうのだ。

 この作品のなかでゴンは、凪にアメとムチを与える存在で、それはイコール物語をかき回す重要な役割を担っていたということ。この説明だけ聞くと、とんでもないダメ男だが、中村は持ち前のルックスと演技力、存在感で魅力的なゴンを体現し、少々浮世離れした本作の世界観を作り上げると共に、女性を中心に視聴者の熱量を高める役割も果した。

 有識者からは「中村さんの演技が本当に素晴らしかった。この物語に漂うファンタジー空間を支えていたのはゴンで、この作品は中村さんがいなければ成立しなかったと思う」(岡室美奈子氏/早稲田大学演劇博物館館長・早稲田大学文学学術院教授)、「ゴンを魅力的に演じていて、放送後も思い出してしまうような印象に残る存在だった」(境真良氏/国際大学GLOCOM 客員研究員)との声が寄せられた。

 審査員投票では、同じく『凪のお暇』で不器用な凪の元彼・我聞慎二を愛嬌たっぷりに演じた高橋一生と票を分けた。

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提供元:CONFIDENCE

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