映画『楽園』(18日公開)の書店イベントが8日、東京・新宿の紀伊國屋書店の店頭で行われ、主演の綾野剛を筆頭に、佐藤浩市、原作者の吉田修一氏、瀬々敬久監督が登壇した。
同店のエスカレーターに乗って、降りながらの登場という光景に、店頭前に並んだファンからは大歓声。綾野が「みなさんこんばんは。紀伊國屋書店さんありがとうございます! いよいよですね、もうすぐで公開ですね。どうですか、浩市さん?」と向けると、佐藤が「なんでオレに振るんだよ」と笑顔でツッコミを入れるなど、和やかなムードで進行していった。
映画のタイトルに絡めて「新宿が楽園ということで、今回のイベントが実施された」と説明されると、綾野は「新宿が楽園ですか、そうですか(笑)。僕は『新宿スワン』という作品をやっている時に、撮影中に髪の毛をつかまれたことがあったのですが(笑)。天国と地獄は表裏一体ですから」とニヤリ。佐藤も「新宿は本当に夜歌舞伎町で撮影をやるといろいろ大変なんですよ。ここではお話できないエピソードがたくさんあるんですよ」と含みをもたせた。
書店の店頭で映画のイベントを行うのはまれで、佐藤も「こういう書店の前でやらせていただくのは初めてです。映画も大変な時期もあって、書籍も大変な時代を迎えている、お互いに寄せ合っていけたら」と期待。綾野も「とてもうれしいです。映画と書店さんが連動して盛り上げていくのは本当にいいことだと思うので、どんどんやっていきたいですね」と言葉に力を込めていた。
原作は、『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞し、映画『悪人』(2010年)や『怒り』(16年)など映像化作品を残している吉田氏が執筆した小説。ある地方都市で起きた少女失踪事件。青年・豪士(綾野)と、失踪した少女の親友だった紡(杉咲花)はその事件をきっかけに知りあい、不幸な生い立ちや心の傷など、それぞれの不遇に共感しあう。しかし、事件から12年後、同じY字の分かれ道で少女が姿を消し、事態は急変する。
綾野は作品の魅力について「地方に対して、中央ももっともっと見つめ直さないといけないことがたくさんある。政治的観念で伝えられないからこそ、この小説を映像化して、僕らは俳優部として届けたい。僕たちがどんなことを見つめ直さないといけないのかが、大胆に描かれています。映画が終わって、白い銀幕にご自身の気持ちを投影できるような作品になっていると思います」とアピールしていた。
同店のエスカレーターに乗って、降りながらの登場という光景に、店頭前に並んだファンからは大歓声。綾野が「みなさんこんばんは。紀伊國屋書店さんありがとうございます! いよいよですね、もうすぐで公開ですね。どうですか、浩市さん?」と向けると、佐藤が「なんでオレに振るんだよ」と笑顔でツッコミを入れるなど、和やかなムードで進行していった。
映画のタイトルに絡めて「新宿が楽園ということで、今回のイベントが実施された」と説明されると、綾野は「新宿が楽園ですか、そうですか(笑)。僕は『新宿スワン』という作品をやっている時に、撮影中に髪の毛をつかまれたことがあったのですが(笑)。天国と地獄は表裏一体ですから」とニヤリ。佐藤も「新宿は本当に夜歌舞伎町で撮影をやるといろいろ大変なんですよ。ここではお話できないエピソードがたくさんあるんですよ」と含みをもたせた。
書店の店頭で映画のイベントを行うのはまれで、佐藤も「こういう書店の前でやらせていただくのは初めてです。映画も大変な時期もあって、書籍も大変な時代を迎えている、お互いに寄せ合っていけたら」と期待。綾野も「とてもうれしいです。映画と書店さんが連動して盛り上げていくのは本当にいいことだと思うので、どんどんやっていきたいですね」と言葉に力を込めていた。
原作は、『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞し、映画『悪人』(2010年)や『怒り』(16年)など映像化作品を残している吉田氏が執筆した小説。ある地方都市で起きた少女失踪事件。青年・豪士(綾野)と、失踪した少女の親友だった紡(杉咲花)はその事件をきっかけに知りあい、不幸な生い立ちや心の傷など、それぞれの不遇に共感しあう。しかし、事件から12年後、同じY字の分かれ道で少女が姿を消し、事態は急変する。
綾野は作品の魅力について「地方に対して、中央ももっともっと見つめ直さないといけないことがたくさんある。政治的観念で伝えられないからこそ、この小説を映像化して、僕らは俳優部として届けたい。僕たちがどんなことを見つめ直さないといけないのかが、大胆に描かれています。映画が終わって、白い銀幕にご自身の気持ちを投影できるような作品になっていると思います」とアピールしていた。
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2019/10/08