それぞれアニメーションファンとして知られる、北村匠海・松坂桃李・浜辺美波が、伊藤智彦監督の最新作『HELLO WORLD』で共演。といっても、プレスコ(せりふを先に収録する手法)でほとんど別々に収録をしていたのだが、作品の空気感はきっとこの3人だったからこそ描き出せたもの。そう納得できる鼎(てい)談の模様をお届け。
――北村さんはSFアニメが大好きとのことですが。
【北村】いとこが『新世紀エヴァンゲリオン』『機動戦士ガンダム』、『機動警察パトレイバー』、『AKIRA』が好きで、一緒に観ていたのがきっかけですかね。中でも僕は『ガンダム』に興味を持ち、その中でも「ギャン」というナイト(騎士)を模したモビルスーツがあって…
【松坂】はい、はい、はい。
【北村】シールドからミサイルを発射して…
【浜辺】また、はじまった(笑)。
【北村】ギャンに惚れまして、カッコいいんですよ。男のロマン。SFって、それをかなえてくれる。
【松坂】ロマンですよねぇ。
【北村】「粒子」とか聞くだけでワクワクする。『HELLO WORLD』では、「アルタラ」というのが出てくるんですが…
【松坂】重要なワードですね。
【北村】「記憶装置アルタラ」。それだけでゾクゾクしますね。「無限の記憶領域」とか、小難しいんだけど、それに詳しい自分、カッコいい、みたいな(笑)。男ってそういうところがあると思うんです。
【松坂】はい、はい、はい。「知ってるぜ」っていう、ねっ(北村に向かってうなずく)。
【北村】そう、「知ってるぜ」って(浜辺に向かってアピール)。
【浜辺】あー、はーい。らしいですよ。
――激しく同意されていた松坂さんも相当なアニメ好き。
【松坂】好きですね。アニマックスやカートゥーンネットワークといった専門チャンネルで、昔のアニメや海外のアニメも見ていました。『らんま1/2』とか、『うる星やつら』とか好きでしたね。
【北村】『うる星やつら』は「2」がいいですよね。
【松坂】いいよねぇ。『あしたのジョー』とか、“このシーンでかかるこの曲”にものすごく興奮した覚えがありますね。
――浜辺さんは2人の話にあまりピンときていないようですが(笑)
【浜辺】私も漫画やアニメは大好きなんですが、驚くほどお二人と見ているものが被らないんですよ。エヴァもガンダムも観ていないので。でも、SFが苦手というわけではなくて。そう、見てました。弟と一緒に『侍戦隊シンケンジャー』。
【松坂】そうなんですか!
【北村】僕たち(北村・浜辺)はめっちゃ世代です!
【松坂】世代かぁ! 10年前でしょう。(注:『侍戦隊シンケンジャー』は2009年2月から10年2月まで放送)。
【浜辺】今回、ご一緒できてうれしかったです。
■お互いの共演歴について
――北村さんが演じる直実と浜辺さんが演じる瑠璃はともに高校で図書委員をしている、というのに既視感が…(笑)。
【北村】前に共演した映画『君の膵臓をたべたい』(17年)でも図書委員でした。何かと、僕たち(北村・浜辺)は本にちなむことが多くて。
――共演、多くないですか?
【北村】「キミスイ」のあとが『HELLO WORLD』で、次に実写(来年の公開予定の映画『思い、思われ、ふり、ふられ』で共演)が控えていて、作品としてはまだ3作なんですが、わりと多いイメージを持たれていますね。
【浜辺】またか、って(笑)。でも、そんなことない。
――松坂さんは、お二人とは?
【松坂】匠海くんとはドラマで共演したことがありました。
【北村】『ゆとりですがなにか』(16年)ですね。僕が17歳の時ですね。
【松坂】(役柄として)悪口を言われるだけという。
【北村】不思議な感じでしたね(笑)。
【松坂】あの時は、現場であまり話す機会がなくて。今回、がっつり一緒に作品をやって、こんなに話が合う人だったとは!
【北村】趣味、好きなものが一致するんですよね。ゲームでも繋がれそうでうれしいです。
【松坂】浜辺さんとは『エイプリルフールズ』(15年)で共演したのですが、直接的な共演はなかったんですよね。当時、小学生の役で出ていたので、今回の作品でお会いした時、一瞬、同じ人か?と思うくらい、大人になられていて驚きました。
【浜辺】うれしいです!
――『HELLO WORLD』の見どころを教えてください。
【松坂】一度に五度おいしい。アーティストさんによる音楽も、物語も、グラフィックも、いろんなことが一気に楽しめる。なんかものすごいものを見たな、と思って映画館を出られる作品になっていると思います。
【北村】DISH//としてバンド活動もしている僕からすると、楽曲提供していただいたこともあるOKAMOTO'Sさん、今人気急上昇中のOfficial髭男dismさん、Nulbarichさんら、7組のアーティストがこの映画のためだけに集まって、劇伴を作るというのが、とても実験的で、新鮮。男の子の純粋な恋心を描いている作品なのに、音楽は良い意味でめちゃくちゃ尖っている。この映画が公開されたら、SF通にも見てもらえる、音楽通にも見てもらえる、いろんな要素が盛り込まれていると思います。
【松坂】早くサントラがほしいです。『HELLO WORLD』でこんなにいろんな音楽が聴けちゃっていいの?って驚くと思います。
【北村】主題歌は3曲、劇伴は43曲ありますからね。
――と、男性陣は盛り上がっていますが女の子目線ではどうでしょう?
【浜辺】爆ウケすると思います。
【松坂・北村】爆ウケいただきました。
■作品情報
『HELLO WORLD ハロー・ワールド』9月20日公開
■公式サイト
https://hello-world-movie.com/
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
――北村さんはSFアニメが大好きとのことですが。
【北村】いとこが『新世紀エヴァンゲリオン』『機動戦士ガンダム』、『機動警察パトレイバー』、『AKIRA』が好きで、一緒に観ていたのがきっかけですかね。中でも僕は『ガンダム』に興味を持ち、その中でも「ギャン」というナイト(騎士)を模したモビルスーツがあって…
【松坂】はい、はい、はい。
【北村】シールドからミサイルを発射して…
【浜辺】また、はじまった(笑)。
【北村】ギャンに惚れまして、カッコいいんですよ。男のロマン。SFって、それをかなえてくれる。
【松坂】ロマンですよねぇ。
【北村】「粒子」とか聞くだけでワクワクする。『HELLO WORLD』では、「アルタラ」というのが出てくるんですが…
【松坂】重要なワードですね。
【北村】「記憶装置アルタラ」。それだけでゾクゾクしますね。「無限の記憶領域」とか、小難しいんだけど、それに詳しい自分、カッコいい、みたいな(笑)。男ってそういうところがあると思うんです。
【松坂】はい、はい、はい。「知ってるぜ」っていう、ねっ(北村に向かってうなずく)。
【北村】そう、「知ってるぜ」って(浜辺に向かってアピール)。
【浜辺】あー、はーい。らしいですよ。
――激しく同意されていた松坂さんも相当なアニメ好き。
【松坂】好きですね。アニマックスやカートゥーンネットワークといった専門チャンネルで、昔のアニメや海外のアニメも見ていました。『らんま1/2』とか、『うる星やつら』とか好きでしたね。
【北村】『うる星やつら』は「2」がいいですよね。
【松坂】いいよねぇ。『あしたのジョー』とか、“このシーンでかかるこの曲”にものすごく興奮した覚えがありますね。
――浜辺さんは2人の話にあまりピンときていないようですが(笑)
【浜辺】私も漫画やアニメは大好きなんですが、驚くほどお二人と見ているものが被らないんですよ。エヴァもガンダムも観ていないので。でも、SFが苦手というわけではなくて。そう、見てました。弟と一緒に『侍戦隊シンケンジャー』。
【松坂】そうなんですか!
【北村】僕たち(北村・浜辺)はめっちゃ世代です!
【松坂】世代かぁ! 10年前でしょう。(注:『侍戦隊シンケンジャー』は2009年2月から10年2月まで放送)。
【浜辺】今回、ご一緒できてうれしかったです。
■お互いの共演歴について
――北村さんが演じる直実と浜辺さんが演じる瑠璃はともに高校で図書委員をしている、というのに既視感が…(笑)。
【北村】前に共演した映画『君の膵臓をたべたい』(17年)でも図書委員でした。何かと、僕たち(北村・浜辺)は本にちなむことが多くて。
――共演、多くないですか?
【北村】「キミスイ」のあとが『HELLO WORLD』で、次に実写(来年の公開予定の映画『思い、思われ、ふり、ふられ』で共演)が控えていて、作品としてはまだ3作なんですが、わりと多いイメージを持たれていますね。
【浜辺】またか、って(笑)。でも、そんなことない。
――松坂さんは、お二人とは?
【松坂】匠海くんとはドラマで共演したことがありました。
【北村】『ゆとりですがなにか』(16年)ですね。僕が17歳の時ですね。
【松坂】(役柄として)悪口を言われるだけという。
【北村】不思議な感じでしたね(笑)。
【松坂】あの時は、現場であまり話す機会がなくて。今回、がっつり一緒に作品をやって、こんなに話が合う人だったとは!
【北村】趣味、好きなものが一致するんですよね。ゲームでも繋がれそうでうれしいです。
【松坂】浜辺さんとは『エイプリルフールズ』(15年)で共演したのですが、直接的な共演はなかったんですよね。当時、小学生の役で出ていたので、今回の作品でお会いした時、一瞬、同じ人か?と思うくらい、大人になられていて驚きました。
【浜辺】うれしいです!
――『HELLO WORLD』の見どころを教えてください。
【松坂】一度に五度おいしい。アーティストさんによる音楽も、物語も、グラフィックも、いろんなことが一気に楽しめる。なんかものすごいものを見たな、と思って映画館を出られる作品になっていると思います。
【北村】DISH//としてバンド活動もしている僕からすると、楽曲提供していただいたこともあるOKAMOTO'Sさん、今人気急上昇中のOfficial髭男dismさん、Nulbarichさんら、7組のアーティストがこの映画のためだけに集まって、劇伴を作るというのが、とても実験的で、新鮮。男の子の純粋な恋心を描いている作品なのに、音楽は良い意味でめちゃくちゃ尖っている。この映画が公開されたら、SF通にも見てもらえる、音楽通にも見てもらえる、いろんな要素が盛り込まれていると思います。
【松坂】早くサントラがほしいです。『HELLO WORLD』でこんなにいろんな音楽が聴けちゃっていいの?って驚くと思います。
【北村】主題歌は3曲、劇伴は43曲ありますからね。
――と、男性陣は盛り上がっていますが女の子目線ではどうでしょう?
【浜辺】爆ウケすると思います。
【松坂・北村】爆ウケいただきました。
■作品情報
『HELLO WORLD ハロー・ワールド』9月20日公開
■公式サイト
https://hello-world-movie.com/
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2019/09/20