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【いだてん】田畑政治の出身地“浜松”に6人のキャストが集結

 NHKで放送中の大河ドラマ『いだてん』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)の後半の主人公・田畑政治の出身地である静岡県浜松市で25日、田畑役の阿部サダヲら出演者6人が登壇する「トークツアー」が開催された。8月25日は、田畑の命日でもある。会場には6倍の倍率の抽選で当選した1400人の観客が詰めかけた。

「大河ドラマ『いだてん』トークツアーin静岡県浜松市」開催(左から)葵揚、原勇弥、斎藤工、阿部サダヲ、西山潤、大東駿介(C)NHK

「大河ドラマ『いだてん』トークツアーin静岡県浜松市」開催(左から)葵揚、原勇弥、斎藤工、阿部サダヲ、西山潤、大東駿介(C)NHK

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 阿部のほかに、高石勝男役の斎藤工、鶴田義行役の大東駿介、宮崎康二役の西山潤、青年時代の田畑政治役の原勇弥、内田正練役の葵揚が集結。これまでのイベントで最多のゲスト数となったこともあり、今回はトークテーマごとに出演者が入れ替わり登場する形式に。

■「いだてん」浜松ロケを振り返って

 最初のコーナーに登場したのは、若い頃の田畑政治を演じた原勇弥と、浜松出身の日本人初のオリンピック水泳代表選手・内田正練を演じた葵楊。2人は昨年に浜松で行われたロケに参加しており、それぞれ「日差しが強くて、カッパ軍団は日焼けがすごかったです」(原)、「ふんどし型に日焼けをしました」(葵)と、当時の思い出を振り返った。

■浜名湾で活躍した男たち

 続いて、同じく浜松ゆかりの水泳選手で1932年ロサンゼルスオリンピック 100メートル自由形と800メートルリレーの金メダリスト・宮崎康二を演じた西山潤が登壇者に加わり、浜松や浜松出身の水泳選手についてのトークに。今後、浜松出身の水泳選手・古橋廣之進をオリンピック金メダリストの北島康介氏が演じることが紹介されると、西山は「水泳界のスターが今度はドラマで水泳界のスターを演じるんだ、と驚きました」と感想を漏らした。

■田畑政治を演じた2人

 続いてのコーナーでは、阿部と原の2人が、田畑政治について深掘りトーク。「田畑政治といえば何オリンピック?」という質問に、阿部は「ロス」と即答。原は「東京オリンピック」と回答。阿部は「最近までオンエアされていましたけど、メダルを何個も取って、お祭りみたいで。それがすごく印象に残っていて、そういうオリンピックを東京でやりたいという思いが原点だったそうです」。

 原は「青年政治としてはアントワープオリンピックも印象深いんですけれど、日本人がすごいんだぞということを日本で世界に知らしめたいという思いがあったんじゃないかなと思い、東京オリンピックを選びました」

■ロサンゼルスオリンピック振り返り

 最後のコーナーでは、先週まで放送された1932年のロサンゼルスオリンピックに参加した選手団を演じた、阿部、斎藤、大東、西山の4人でトーク。

 水泳選手を演じたメンバーは、撮影前に行った身体作りについて、大東は「撮影後に8キロやせました。今見ると、良い身体ですね! オリンピックが題材ということで、ちょっと狂ってたんでしょうね。ほんまは2日おきにトレーニングした方が良いらしいんですけど、毎日違うところを鍛えたら休んだことになるんちゃうかって。毎日ジムに行ってましたね、いまジムに行っても目的がないから全然がんばれなくて…」。

 西山も「筋トレして、1日7食ぐらい食べて。プライベートでもスイミングスクールに通って、最終的に6キロくらい体重が増えました」。斎藤は「僕は『いだてん』に入る前、直前の作品の役作りで体重が97キロくらいあったんです。撮影2日前にその作品が中止になったので、そこから体重を落としました」。

 田畑政治については、斎藤「高石は結構きついことも言われるんですけれど、結果を見るとまーちゃんの理念がいかに日本の水泳を強くしたかということがわかるので、オンエアで撮影時には見ていないまーちゃんの裏の顔を見て泣いてしまいました。大河ドラマで描かれるべきテーマだなと思いますね。こういう人が日本を強くしたんだなと思いました」。

 大東「僕もオンエアを見て、日本に帰国後、大横田について後悔しているシーンでグッときましたね。本当のまーちゃんの思いというか熱量を感じたシーンでした。また、阿部さんの芝居に初日すごく引っ張ってもらって。既に始まっている撮影現場に後から入っていくのって、現場の空気も分からないし勇気もいるんですよ。阿部さんはいつもフラットにそこにいてくださるので、何をやっても受け止めてくれる気がして、それにすごく救われました」。

 西山「おなじ中学校の出身ということで、田畑さんの言うことについて行くキャラクターだと監督とも話して。だから僕は途中、田畑さんに飼われている子犬のような感じで演じました」。

 阿部「斎藤さんと大東さんの先輩ふたりが若い子たちとの間に入ってくれているからすごく楽で、お芝居していても次のシーンの説明をしてくれたりとか、僕はすごく楽にやらせてもらって、感謝しています」。

■最後に皆様にメッセージ

 恒例の写真撮影のあとは、出演者全員から「いだてん」ファンにメッセージが送られた。

 葵「新しいキャストも続々発表され、今後のいだてんを僕も楽しみにしています。引き続き応援をよろしくお願いします」。

 原「東京オリンピック誘致にむけて、激動の時代がどう描かれていくか、引き続きお楽しみください」。

 西山「ロサンゼルスオリンピックは終わってしまいましたが、まだまだオリンピック、そして熱い内容が続きます。もっともっと面白くなっていくので、よろしくお願いします」。

 大東「撮影はとっくの昔に終わっていたので、こうやって改めて『いだてん』のお話ができてうれしかったです。僕はこの作品を通して、アスリートの方々はオリンピックや大会の時しか見る機会がなかったんですけれど、どのように競技に向き合って、周りの人たちがどのようにサポートしているかを考える機会になりました。僕自身今後の展開を楽しみにしています」。

 斎藤「来年の東京オリンピックに結実していく物語だと思います。今までの大河ドラマよりも、きょう、あす、ぼくらの日常生活に光を当てるような、誇らしい歴史だと思っていますし、僕らのアイデンティティの塊だと思っています。これからも『いだてん』をぜひお見逃しなく」。

 阿部「今日はみなさん本当にありがとうございました。やっと田畑政治出身の浜松市でトークショーができてうれしかったですし、田畑政治が浜松出身でとても偉大な人だったと伝えられるように演じていきたいと思います。本当に自信をもってお届けできる回がこれからオンエアされていきますので、ぜひ見てください」。

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