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東山紀之主演『刑事7人』シーズン5で迎えた新境地

 俳優の東山紀之が主演するテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』(毎週水曜 後9:00)第2話がきょう17日に放送される。10日に放送された初回で描かれた曜日になぞらえた連続殺人事件の解決編。周到に張り巡らされた伏線がまとまり、意外な真相が浮かび上がる終盤は圧巻。このシーズン5にかける意気込みを感じさせる気合の入った初回と第2話になっている。

 平たくいうと、東山紀之演じる天樹悠を中心とした個性派揃いの刑事たちが、凶悪犯罪や未解決事件に挑む刑事ドラマ。『相棒』や『特捜9』(『警視庁捜査一課9係』)など、数々の刑事ドラマを生んできた“水曜9時”枠で2014年に誕生し、毎年7月期に放送を重ねてきた。

 長寿シリーズの仲間入りとなるか、このシーズン5が正念場。その初回。10日に放送された第1話(15分拡大)は、番組平均視聴率13.2%を獲得し、過去4シーズンの全話を通じても2番目の好成績という幸先のいいスタートを切った(1位は2018年9月5日放送、シーズン4第9話の13.5%※視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 番組開始当初から、主人公の所属部署が変わる異例の道のりをたどってきた。警視庁遺失物センター、捜査一課12係、機動捜査隊を経て、現在は警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係兼専従捜査班刑事。シーズン4で、刑事資料係になり、莫大な捜査資料と向き合うようになった天樹が、“人間犯罪ビッグデータ”としての能力を開花させたことが、大きな転機になった。

 過去の事件と、起きたばかりの事件がつながることで、物語に深みと広がりが生まれ、刑事ドラマファンをうならせるようになっていく。シーズン5の初回は、シーズン4からさらなる充実が図られていることを感じさせる、見ごたえのある新境地を拓くものだった。今シーズンから、天樹、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)ら7人が「専従捜査班」として集結し、設定がすっきりまとまってきたことで、視聴者もより見やすくなるだろう。キャラクターのさらなる深化も期待できそうだ。

 キャストの宣伝活動も力が入っているようで、東山は15日放送の『10万円でできるかな』やきょう17日放送の『あいつ今何してる?』(毎週水曜 後7:00〜8:00※一部地域を除く)など、同局のバラエティー番組に多数登場。その姿からも、ドラマ撮影の充実ぶりがうかがえる。

■シーズン5・第1話&第2話あらすじ

 「専従捜査班」が結成されて間もない金曜日。所轄署の刑事・大貫が口いっぱいに金ぱくを詰め込まれ、殺害される事件が発生。天樹はその刑事が担当した過去の事件を調べ始める。翌日、大貫の愛人だったと思われるクラブの経営者の女が、頭に巨大な植木鉢をかぶせられ、遺体となって発見される。専従捜査班の新人刑事・野々村拓海(白洲迅)は、“金曜日に金ぱく”、“土曜日には土”と、曜日になぞらえた殺人なのではないか言い出す。その発言が引っかかった天樹は、警視庁の管轄外で、水曜日に女性の水死体、木曜日に樹木に体を貫かれたタクシー運転手の遺体が発見されていたことをつき止める。

 さらに、4人の被害者は、3年前に殺人の容疑で逮捕、起訴されたが、えん罪を訴え、獄中自殺した加賀皐月(田中美晴)の事件の関係者だったことがわかる。天樹たちは日曜日の殺人を事前に阻止しようと奔走するが、むなしく、遺体が発見される。被害者は検事の渡辺郁夫(小松和重)だった。

 次にねらわれるのは、当時皐月の担当をしていた元弁護士で、現在国会議員の本郷健一(賀集利樹)。これ以上、被害者を出さないために、専従捜査班は、本郷の身辺警護をすることに。

 一方、皐月の人間関係を調べていくうちに、3年前の事件以降、バラバラになってしまった家族の現在が明らかになる。天樹たちは、3年前の事件の真相を明らかにし、連続殺人に終止符を打つことができるのか!?

関連写真

  • テレビ朝日、7月期の“水曜9時”枠は東山紀之主演『刑事7人』(C)テレビ朝日
  • 『刑事7人』第2話(7月17日放送)場面カット。専従捜査班の水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)(C)テレビ朝日

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