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桑野信義が語るツイッターの使い方 “ちょっとつぶやく”が“ア・クワマン”誕生のきっかけに

 今年2月8日に日本で公開され、世界69ヶ国で1位を記録した映画『アクアマン』。同作の公開時に、タレントの桑野信義(62)が非公式で“ア・クワマン”という画像をツイッターにアップすると大きな話題を集め、「スポンジ・ノブ」としてVtuberデビューをする謎の展開に。現在、同作のブルーレイ&DVDが発売・レンタル中となり、ついに“公式”のインタビューが入り、彼なりの目線でネットの海について語ってくれた。

桑野信義がツイッターで公開して話題を集めた“ア・クワマン”

桑野信義がツイッターで公開して話題を集めた“ア・クワマン”

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■ツイッターは人を中傷するような投稿が目立つ

――“ア・クワマン”の記事ですが、どのような経緯で投稿まで至ったのでしょうか。

 アメーバブログとフェイスブックはファンとの交流も含めて楽しみでやっていていたんですが、ツイッターをやってみようかなと前々から思っていたんです。人を中傷するような投稿とかが目立っていたので、本当の“ちょっとつぶやく”ってこうなんじゃないの、っていうのをやってみようかなって思ったんです。日々「ここに行きました」とか「何なにを食べました」っていう投稿じゃフェイスブックとあまり変わらないですし。それでちょうど『アクアマン』が2月8日に公開になるっていうことも知っていたので、やるんだったら“ア・クワマン”だろうと思ったんです。

――“ア・クワマン”という語呂合わせはご自分で思いついたのですか。

 周りでそう言ってる人もいましたが、僕そういうシャレが好きなんですよね。合成だったらもっと綺麗に出来たかもしれないけどやっぱり笑いも入れたかったから、楽な感じでやりたくて、カツラと腹筋が割れてる柄のシャツと学生が履くようなトレパンを買ってきて、銛(もり)の代わりのアヒルの人形を持って撮影したんですよ(笑)。

――ちなみに、銛に似たものは他にもあるかなと思いますが、なぜアヒルの人形だったのでしょうか。

 たまたま持ってたんだよね。ああいうのってバカ殿様でも使うし。他にも銛に似たものもアニメが好きだから持ってるんだけど、それじゃちょっと違う気がして。

――映画の世界観にとても合っている背景でしたが、どちらで撮影されたのでしょうか。
 サメの水槽がある水族館ですね。まず中で撮影OKかどうかの確認も自分でとりました。結果的に撮影はどこでもOKですと言われてたんですが、係員さんもまさかアクアマンの格好で撮るとは思ってなかったみたいです(笑)。でも撮るとなると学生がたくさんいて、なかなか水槽の前が空かなかったんだけど、人がいなくなった瞬間にすぐに目の前にあるトイレに駆け込んで衣装に着替えようと思ったんだけど、そこに清掃のおばさまがいて「なにしてんだろうこの人」っていう目で見られました(笑)。それでアクアマンの衣装で水槽の前に行ったんですけど、今度はサメがなかなか目の前に来なかったのよ!でもたまたまその時周りに人が少なかったから、しばらく待った後に何枚か撮影できたんです。ちなみにシャッターを切ったのは息子です。一人では撮影できないので、一緒に行って協力してもらいました(笑)。投稿時の画像に文字を入れるのも息子にアドバイスをもらって編集しました。

――“ア・クワマン”はネットでも話題になりましたが、周りからの反響はありましたか。

 アメブロとフェイスブックは登録している人しか見れないようになってるんだけど、ツイッターでこれを投稿した時には、かなり反響がありましたね。まず“クワマン”っていうのが今若い人の間ではあまり認知されていなくて、“ラッツ&スター”っていっても来年40周年で、それ自体知らないし、バカ殿様の家老を僕がやってるっていうのも絶対知らないんだよね。それがこの「ア・クワマン」をやって、世の中の人たちが「え、誰なの」ということでどんどん調べていって、最後には「“ラッツ&スター”のクワマンだったの!?」「クワマンってこういう人だったの!?」と逆に私も認知していただけるきっかけになりました。アクアマンの応援もできて、自分の認知も広げられてwinwinになってこちらこそ感謝でございます(笑)。

■Vtuberへの挑戦は「長い動画ネタもやってみたい」

――なぜツイッターアカウントを削除し、Vtuberデビューを果たしたのか、教えていただけますでしょうか。

 ツイッターというのは動画をアップしようとしても秒数に限りがあるじゃないですか。そもそもツイッター利用者は長い映像は見ないですし。でもYouTubeのファンというのは逆なんですよね。ツイッターが好きな人はYouTubeを観ないし、YouTubeが好きな人はツイッターをあまり観ない傾向にあると思うんです。それでちょっと長い動画ネタもやってみたいなと思ってやり始めたんです。その時、いま世の中にはYouTubeってごまんといるし、そこであえて「Vtuberにしようか!」ということで“スポンジノブ”というチャンネルを始めたんです。動画の内容としては結果的に絶対Vtuberじゃないんだけど(笑)「でもいいじゃないか」と思って今は続けています。

――今後はtiktokやInstagramなどの新しいSNSを始める予定はありますでしょうか。

 今のところはないですね。あれだけバズッたツイッターもやめてしまったんですが、そのフォロワーだった人たちにも“スポンジノブ”としてVtuberになったというのが、世の中的にまだ認知されていないみたいなんですね。なので今はYouTubeでそれを巻き返そうかなと思って注力しようと考えていますね。でもさっきも言いましたが決して本気じゃないので(笑)。でもそれで若い人たちとつながれたらいいなと思ってます。


――映画『アクアマン』を観た率直なご感想をお伺いできますでしょうか。

 この映画にはでっかい愛があるね。アクアマン自身も海底人と地上人のハーフですし、義理の弟もいて、向こうは海底人で、複雑な人間関係なんだけども最後にはそこにやっぱり“愛”があるなと感じました。それぞれ主人公は主人公の愛があるし、父親は父親で愛があり、海底人の義理の弟も彼なりの愛がある。違う愛なんだけどそれが最後は一つになったかなと思いました。

――アクアマンのようなスーパーヒーローの能力で持ってみたいパワーはありますか。

 DC作品とか観るとよく考えるときあるよねー。“常に人を笑わせられる力”が欲しいかな。困っている人を笑わせて元気を分けてあげるというのが出来たらいいよね。かっこつけてるわけじゃなくて、なんか幸せになれるっていいじゃん。

――最後に『アクアマン』をこれから観るという方々にコメントをいただけますでしょうか。

 自分は一度観た映画で本当に気に入ったものは買うようにしています。音楽業界もそうですが今の時代CDを買う人は少なくなってきています。だけどこの映画に関しては絶対手元に置いとくべきだと思います。“ア・クワマン”がこれだけ推していますし、もちろん大ヒットの保証付きなので、是非この映画を観て「愛ってなんなんだろう」というのをもう一度思い出してほしいなと思います。あと、みんな海を大切に。

AQUAMAN and all related characters and elements are trademarks of and (C)DC Comics. (C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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