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吉岡秀隆&安田成美、福島第一原発事故題材の映画『Fukushima 50』に出演

 俳優・佐藤浩市が主演を務め、渡辺謙が共演し、東日本大震災時の福島第一原発事故を描く映画『Fukushima 50』(2020年3月公開)に、吉岡秀隆安田成美の出演が10日、発表された。吉岡は「歴史を知るためのひとつの礎となり、未来に向かっていくための映画のひとつになってほしい」と原発事故を知らない世代にも残せる作品になるように、同作へ願いを込めた。

映画『Fukushima 50』に出演することがわかった(左から)吉岡秀隆、安田成美 (C)2020『Fukushima 50』製作委員会

映画『Fukushima 50』に出演することがわかった(左から)吉岡秀隆、安田成美 (C)2020『Fukushima 50』製作委員会

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 2011年3月11日に発生した、東日本大震災。原発事故の現場に残った名もなき作業員たちは、世界のメディアから“Fukushima 50”(フクシマフィフティ)と呼ばれていた。世界中が見守っていた現場で何が起きていたのか。浮き彫りになる人間の強さと弱さ。東日本全体へ危機が迫る中、死を覚悟して残った職員たちの知られざる“真実”を描く。佐藤は原子炉から最も近い中央制御室を指揮する1・2号機当直長の伊崎利夫、渡辺は福島第一原発所長だった吉田昌郎さんを演じる。

 吉岡が演じるのは、5・6号機当直副長の前田拓実。危機的状況に陥った1・2号機への応援に駆けつけ、放射線量が上昇し続ける1号機で死を覚悟した世界初となる危険なベント(高圧による爆発を防ぐために強制的に中の空気を抜き圧力を下げる作業)にアタックするメンバーを志願する。安田が演じる浅野真理は、吉田所長が指揮を執る緊急対策室で総務班として作業員の安全確保に尽力する数少ない女性職員。

 吉岡は「福島第一原発事故は現在進行形であり、今も戦い続けている人たちの心にも響く映画になればと思っています。この事故は戦後最大の日本の危機でしたが、そこに踏みとどまった人たちがいたという事実があります」とコメント。安田は「原発事故は処理がまだまだこれからです。たくさんの人にこの映画をご覧いただき、感じてもらえることがあればと思っています」と当時原発内にいた人がどのように命を懸けて戦っていたか、その想いを演技で伝えると意気込んでいる。

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