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宮城のローカル局TBC、60周年記念で22年ぶりドラマ制作 脚本は内館牧子氏

 宮城・仙台市を拠点とするTBCテレビ・東北放送は21日、放送開始から今年で60周年を迎えた記念に、22年ぶりにテレビドラマを制作することを発表した。タイトルは『小さな神たちの祭り』。連続テレビ小説『ひらり』『私の青空』、大河ドラマ『毛利元就』を手がけた、秋田市出身の脚本家・内館牧子氏のオリジナルとなる。放送は、同局で11月の水曜ゴールデンタイム(1時間54分)を予定。

TBCテレビ60周年記念ドラマ『小さな神たちの祭り』(11月放送予定)に出演する千葉雄大、土村芳

TBCテレビ60周年記念ドラマ『小さな神たちの祭り』(11月放送予定)に出演する千葉雄大、土村芳

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 2011年3月の東日本大震災発生以来、被災地の放送局として、さまざまな形で震災復興に向けた情報を発信してきた同局では、今回のドラマ制作に「震災から8年、改めて『何ができるか』『何を伝えるべきか』を検討した結果、被災地の今の姿や『震災を風化させない』というメッセージを“ドラマ”という形で発信する」と思いを込めた。

 出演は、千葉雄大(宮城県多賀城市出身)、土村芳(岩手県盛岡市出身)、宮城県仙台市出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマン伊達みきお富澤たけし)ほか。撮影は4Kカメラで、宮城県内を中心にロケを行う。

 震災の津波で突然大切な家族を失った主人公(千葉)。あの日から8年、「生き残った自分だけが幸せになっていいのか?」と、生きることに迷い、葛藤を抱えながら毎日を過ごしていた。そんな中、ある不思議な体験を通して前向きに生きて行こうと決意するまでの物語。「大切な人への思い」、「亡くなった人からの思い」、「生き残った人の未来」を描く。

■内館牧子氏のコメント
 東日本大震災でいなくなった人たちは、亡くなったのではなく、『どこかでみんな元気に生きているんじゃないか』と、そう思うことがよくありました。東北放送からテレビ60周年記念ドラマのお話をいただいた時、『みんなで元気に生きている』ことを書きたいと熱望しました。それを荒唐無稽と却下するどころか、力のある最高のスタッフ、最高のキャストが集結しました。仙台由縁(2006年 東北大学大学院 修士課程修了)の私として本当に幸せなことです。

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