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松たか子、大泉洋と『日曜劇場』で夫婦役 池井戸作品に初参加

 女優の松たか子が、7月スタートのTBS系日曜劇場枠『ノーサイド・ゲーム』(毎週日曜 後9:00)に出演が決定。主演の大泉洋演じる大手自動車メーカー・トキワ自動車の中堅サラリーマン・君嶋隼人(きみしま・はやと)の最大の理解者にして夫を尻に敷く妻・真希(まき)役に起用された。松は実写作品では大泉と初共演となり、原作となる池井戸潤氏の作品への参加も初めて。このほか、君嶋を取り巻く人物として歌舞伎俳優の八代目中村芝翫と俳優・上川隆也の出演も発表された。

TBS 7月期ドラマ日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』に出演する(左から)中村芝翫、松たか子、上川隆也(C)TBS

TBS 7月期ドラマ日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』に出演する(左から)中村芝翫、松たか子、上川隆也(C)TBS

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 君嶋は出世レースの先頭に立ち、幹部候補とまで言われていたが、上司が主導する企業買収に異を唱えた結果、本社から府中工場に飛ばされてしまう。やるせない思いで総務部長として赴任する工場に赴いたところ、トキワ自動車ラグビーチーム・アストロズのゼネラルマネージャーを兼務するよう命じられる。かつては強豪チームだったアストロズだが、いまは成績不振にあえいでいた。こうして 知識も経験もない君嶋にチーム再建という重荷が課せられた…。出世の道を絶たれた君嶋の再起をかけた戦いが始まる。

 松は「今回の大泉さんは役柄上すごく大変だと思うので、家庭内で一緒に過ごす時間でリラックスしてもらえればいいですね。わたしが演じる妻・真希は強い奥さんなので怒られることも多いでしょうけど、少しでも癒し・ほぐしの時間になればと思います」とサポートを約束した。

 また、芝翫は君嶋が工場に飛ばされる原因となった企業買収先であるカザマ商事の三代目社長・風間有也(かざま・ゆうや)役。そして、上川はカザマ商事買収を巡って対立した君嶋を本社から府中工場に飛ばし、その後もことあるごとに君嶋の前に立ちはだかる天敵、トキワ自動車常務取締役営業本部長・滝川桂一郎(たきがわ・けいいちろう)役を演じる。

 君嶋はカザマ商事社長・風間を巻き込んだ常務・滝川との権力闘争に負けて本社を追われ、家に帰れば妻・真希の尻に敷かれ・・・。まさに八方塞がりだが、この逆境から脱却するために知恵を絞り、分析し、説得し、必要であれば素直に謝罪もする。その相手は時に社内外の権力者であり、時に部下であり、時に妻である。大企業内での対立と復権をかけた戦い、家庭内でのさまざまな苦悩、そして社会的な問題など、ありとあらゆるエッセンスが詰まったサラリーマンドラマを描いていく。

■キャスト・スタッフコメント
【松たか子】
池井戸作品に参加するのは初めてです。今回声をかけていただきとてもうれしく思っています。池井戸さんの作品は“日々を生きている人に寄り添う”イメージで、コツコツ生きている人の大きな夢を描いたり、現実と理想を一致させてくれる展開が、見る人・読む人の共感を呼ぶのかなぁと思っています。その世界観になじんでいけるように頑張りたいと思います。

大泉さんとは声のお仕事ではご一緒したことがあるのですが実写での共演は初めてです。今回の大泉さんは役柄上すごく大変だと思うので、家庭内で一緒に過ごす時間でリラックスしてもらえればいいですね。わたしが演じる妻・真希は強い奥さんなので怒られることも多いでしょうけど、少しでも癒し・ほぐしの時間になればと思います。

君嶋隼人の妻として、日々闘う夫や息子たちをとにかく応援していきたいです。真希の言動で旦那さんが一歩踏み出せたりするような、無意識でも補い合えるチームワークを夫婦間・家族間で作れたらいいなと思っています。夫にも息子たちにもフェアに接していきたいです(笑)

【中村芝翫】
今回お声をかけていただき、すごくありがたいです。わたしは歌舞伎育ちなので、すでに原作者が他界している物語を演じてきました。でも今回は原作の池井戸先生に自分の演技を見ていただける。その点は非常に興味深いです。池井戸作品は人間の鼓動、心のひだが感じられる等身大の人の心を描いていると思います。役者が寄りかかれる原作というのは魅力的で、言い訳が聞かないという部分では苦労しますが、頂上はひとつだけど登山口がたくさんある山のようです。楽な道を選ぶか困難な道を選ぶかは自分ですが、演出の福澤さんに導いていただきます。

大泉さんとは、ずっと前に一度お目にかかったことがありますが、非常に多面的な役者さんだと思います。お芝居やバラエティに出演されているのを拝見するにつけ、“音のいい役者さん”でいらっしゃると感じます。心地のよい響きのある役者さん。今回がっちり組んでお芝居ができることで、わたしの中の新しい部分を引き出していただけると楽しみにしております。

わたしが演じる風間という男は創業者の孫で三代目社長。50歳を超えたこの風間という男が今も引きずっている親の七光りを一つ消し二つ消し、その中でも生きる人間としてのプロセスを描いていけたらいいなぁと。そういう人でも魅力があるというところを見せたい。人間生きていれば山あり谷ありですから、わたしが生きてきた経験からそういうところを見せたいです。」

【上川隆也】
池井戸先生原作のドラマには出演させていただいたことがありますが、作品ごとに色合いも変わっていくのだと思っていますので、今回新しい作品と出会うという気持ちでおります。

大泉さんと現場でご一緒する機会は、これまで一度しかないのですが、画面を通して彼の姿を数限りなく見ている気がします。朗らかな印象が強いですが、今回の役回りはこれまでと一味違う「才気溢れていながら苦悩を強いられる役回り」で、わたしはその苦悩を強いる男・滝川を演じます。今までにない新鮮味を覚えています。

滝川を演じるにあたり、小細工せずにいけたらと思います。“企みながら企まない”というようなアプローチで臨みたいと考えています。

【伊與田英徳プロデューサー】
主演の大泉洋さんに引き続き、素晴らしいキャストの皆様に集まっていただくことができました。大泉さん演じる君嶋隼人の奥さんを想像したときに、松たか子さんの顔が浮かびました。本読みのときに、あまりにも息が合っていて、今回が初共演(実写)とは思えないほどでした。私は念願かなって初めてご一緒させていただきます。今までにない松さんが見られるのではないかと楽しみにしています。

君嶋に立ちはだかる敵役を、上川隆也さん、中村芝翫さんに演じていただくことになってワクワクしております。上川さんは学生時代からあこがれていた俳優さんで、今回、最大の敵役として物語の要の位置をしっかりとお願いできて大変光栄です。優しさから醸し出される怖さを演じられるのは、上川さんしかいらっ しゃらないと思っております。

そして、芝翫さんはスペシャルドラマに出演していただいたときに、そのオーラの大きさに驚いたことを覚えております。今回、物語をけん引していく重要な役どころを演じていただきます。どんな敵役になるのか大変楽しみにしております。

この贅沢なキャスト陣が本気でぶつかりあった時、現場で一体どんな化学反応が起こるのか、私自身楽しみで仕方がありません。皆さん期待してお待ちいただきたいと思います。

関連写真

  • TBS 7月期ドラマ日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』に出演する(左から)中村芝翫、松たか子、上川隆也(C)TBS
  • TBS 7月期ドラマ日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』で主演を務める大泉洋(C)TBS

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