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バカリズム原作・脚本・主演のドラマ『架空OL日記』、2020年に映画化決定

 お笑い芸人のバカリズムが原作・脚本・主演を務め2017年に読売テレビなどで放送されたドラマ『架空OL日記』が2020年に映画化されることが7日、発表された。映画化に至り、バカリズムは「率直にうれしい」と喜ぶも「意気込むとリアルではなくなってしまうので、普通に生活している様子を見せられたら」と話し、変わらぬスタンスを貫いていく。

『架空OL日記』の映画化が決定 (C)2020『劇場版 架空OL日記』製作委員会

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 原作は、バカリズムが06年から3年の月日をかけて、銀行勤めのOLのフリをしてネット上につづっていたブログを書籍化したもの。ブログの読者は“本物のOL”と騙され続けていた本作が、ドラマ化された際には女性を中心に高い支持を獲得。バカリズム本人がそのままの姿でOLに扮していることも話題を集め、優秀番組・個人・団体を表彰する『第55回ギャラクシー賞』で奨励賞、バカリズム本人は、優れた脚本作家に与えられる『第36回向田邦子賞』を受賞した。

 劇場版でも脚本を担当したバカリズムは「映画だからといって変えることないようにしました。ドラマ版と同じ世界でその世界が壊れないように。ドラマ版を見ていた人もすんなりと作品に入れるように心がけました」とし、見どころについては「これといった事件は起きないのですが、見る人が心地よく、ずっと見ていられる作品だと思います」と話す。

 ドラマ版に続き、メガホンをとる住田崇監督は「バカリズム脚本史上、一番クレイジーな作品かと。そのクレイジーさを丁寧に紡ぎたい」とし「淡々とOL生活を描きます。そして新キャラクターも登場しますのでご期待ください」とスケールアップを予感させるコメント。古島裕己プロデューサーは「多くの人と一緒に映画館で観ていただくことで、より『架空OL日記』の世界観につかって幸せを感じていただければ」と話している。

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