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ドラマ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』娘役は足立梨花

 今夏、WOWOWで放送予定の『連続ドラマW 湊かなえポイズンドーター・ホーリーマザー』(全6話)で、“ポイズン(毒)”を抱えた女性たちを演じる各話の主演キャストが発表された。既報の寺島しのぶに加えて、足立梨花清原果耶中村ゆり倉科カナ伊藤歩が出演する。同局では「原作のキャラクターの再現を重視した企画性の高いキャスティングが実現した」と自負している。

『連続ドラマW 湊かなえポイズンドーター・ホーリーマザー』出演者(上段左から)足立梨花、寺島しのぶ、清原果耶(下段左から)中村ゆり、倉科カナ、伊藤歩 (C)撮影/資人導(Vale.)

『連続ドラマW 湊かなえポイズンドーター・ホーリーマザー』出演者(上段左から)足立梨花、寺島しのぶ、清原果耶(下段左から)中村ゆり、倉科カナ、伊藤歩 (C)撮影/資人導(Vale.)

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 同ドラマの原作は、人気作家・湊かなえ氏。母と娘の関係を軸にしながら人間の情念をえぐり取るように描き、第155回直木賞候補作ともなった短編集『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(光文社文庫)を映像化する。

 第一話「ポイズンドーター」、第二話「ホーリーマザー」では、寺島演じる過干渉な母・佳香と、足立演じる逆らえない娘・弓香が2話を通して対峙する。第三話「罪深き女」では清原がすべては自分のせいだと信じ続ける幸奈を、第四話「ベストフレンド」では中村がライバルに嫉妬心を燃やしながら脚本家を目指す涼香を、第五話「優しい人」では倉科が優しすぎて殺人を犯してしまう明日実を、第六話「マイディアレスト」では伊藤が奔放な妹と対照的に愛猫だけに心を開いて生きてきた淑子をそれぞれ演じる。

 それぞれの場所でそれぞれに生きる女性たちが抱く激しい情念や苦悩、そして冒してしまう過ち。しかし、見る角度が異なれば、それらは成功であり幸福でもある。人生も人間もある一面だけで判断してはならない、それがこの作品集の最大のテーマ。彼女たちに共通しているのは、執念、恐怖、切迫、呆然、驚愕、爽快、感動、さまざまな感情が満ちあふれるいわば「ポイズンワールド」の住人であるということ。

 表題の第一話、第二話で寺島と対峙する足立は「台本を読んだ時、すごく面白いなと思ったのと同時に、これを自分がやることになるんだというプレッシャーも感じました。不安で仕方ありませんが、いただいた弓香という役を自分なりにやり切ったと思います。寺島さんとのバトルにも注目してほしいです。そして見てくださった皆さんがなにか考えるきっかけになったり、親に連絡してみたくなったり、ドラマから影響を少しでも受けていただけるとうれしいです」とコメントしている。

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