日本では2月1日より劇場公開された『メリー・ポピンズ リターンズ』。メガホンをとったのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』や『イントゥ・ザ・ウッズ』を手がけたロブ・マーシャル監督。劇場公開のタイミングではかなわなかったマーシャル監督へのインタビューが実現した。
『メリー・ポピンズ リターンズ』は、製作55周年を迎えたディズニーの名作『メリー・ポピンズ』(1964年)の20年後を描いた続編。前作でいたずらっ子だったバンクス家の長女ジェーンと長男マイケルがすっかり成長し、大人になった世界を描いている。
マイケル(ベン・ウィショー)は3人の子どもの父親となっていたが、愛する妻を亡くしたばかり。家の中は荒れ放題で、追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで、家を失ってしまうピンチに。そんな彼らの元に、風に乗って舞い降りてきたのは、あの“ほぼ完璧な魔法使い”メリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)だった。
本作では、マイケルの3人の子どもたち、アナベル(ピクシー・デイヴィーズ)、ジョン(ナサナエル・サレー)、ジョージー(ジョエル・ドーソン)が、メリー・ポピンズの美しい魔法で笑顔を取り戻し、父親を助けようと大活躍する。ジョン、アナベル、ジョージを演じた子役たちについて聞いた。
「オーディションした子の数は1000人を超える。信じられるかい? 僕は歌とダンスが上手な、“本物”の子どもたちを探したんだ。プロの子役じゃない。だからオーディションは念入りに行った。候補者の数を少しずつ減らしていくと自然とあの3人に絞られていった感じだ。彼らは本当にごく普通の子どもたちだったんだ。だから僕も自然に接することができた。彼らの行動にはウソがないんだ。
しかし、同時に俳優としての能力もしっかりしてる。カメラを意識せずに行動できたし、場面の雰囲気を感じ取っていたよ。僕は彼らが普段の自分を出せるように促した。だから生き生きとしてるんだ。僕はあの子役たちが全員立派な俳優になると信じているよ。もし彼らがその道を望むならね。3人とも特別な才能がある。本当にすばらしかったよ!」。
■特別な許可をもらって バッキンガム宮殿でロケ
舞台は大恐慌時代のロンドン。ドンヨリした空気で覆われ、不況の波で誰もが暗い顔。それをメリー・ポピンズの魔法が吹き飛ばしてくれる。本作では、「ロケ撮影にこだわった」とマーシャル監督。
「1964年の前作は、全部のシーンがすべてセット撮影だった。今回、僕はロケ撮影にこだわったんだ。まず、1930年代の大恐慌時代のリアルな雰囲気を再現した。魔法のシーンとの対比を鮮やかに出すためだ。可能な限りロンドン市内でロケ撮影をしたよ。セント・ポール大聖堂も本物だ。絵でもCGでもない。視覚効果も使わずにそのままの姿を撮った。タワー・ブリッジもそうだ。
ロンドンのあちこちでロケしたよ。あんなに楽しい撮影は初めてだったね。たとえば、バッキンガム宮殿の場面は撮影のため、特別な許可をもらった。女王様からの許可だよ! 『メリー・ポピンズ』だから特別なんだ。宮殿前のザ・マルをすべて通行止めにして撮影を行ったんだ。もちろん限られた時間内だったけどね。メリーたちが自転車でビッグ・ベンに向かうシーンだ。本当に魔法のような体験だった」。
■往年の名作ミュージカルには必ずある見せ場
ブロードウェイミュージカルの振付師をしていた経歴を持つマーシャル監督。歌やダンスが盛りだくさんのミュージカルシーンで、その実力は存分に発揮されている。劇中で最大の歌とダンスのナンバー「Trip a Little Light Fantastic」のシーンは圧巻だ。
「大がかりなダンスシーンは昔から撮ってみたかったんだ。僕もダンサー出身なんだが、あの曲は男性が多く、躍動感あふれるシーンになった。かなり壮大なスケールになったよ。大勢のスタントマンが自転車に乗って演技している。あのシーンを作ったのは、僕とデヴィッド・マギーや、ジョン・デルーカと書いた場面だ。作曲はマーク・シェイマンとスコット・ウィットマン。昔ながらの豪華なナンバーにしたかった。8分間の大曲だ。
最初はメリーたちだけで歌い始め、だんだんと人数が増えていく。たとえば『オリバー!』や『マイ・フェア・レディ』、『サウンド・オブ・ミュージック』にもそういう曲がある。もっと昔のMGMミュージカルでもね。往年の名作ミュージカルには必ずある見せ場だから、本作でもぜひ実現したいと思ったんだ。街灯点灯夫たちが子どもたちの家路を照らすのは比喩的な意味もあった。暗く沈んでいた彼らの心を明るく照らすんだ。僕らも大いに楽しんだよ。小さなシーンから始まり、豪華な群舞で終わる構成で、最後の部分だけスタジオで撮影したんだ。心の底から楽しんで仕事をしたよ!」。
『メリー・ポピンズ リターンズ』は、6月5日にMovieNEX(4200円+税)で発売、デジタル配信開始。4K UHD MovieNEX(6000円+税)、そして、パッケージに特別なアートを使用した、前作『メリー・ポピンズ』とのセット商品『メリー・ポピンズ:2ムービー・コレクション(数量限定)』(8000円+税)も同時発売。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
『メリー・ポピンズ リターンズ』は、製作55周年を迎えたディズニーの名作『メリー・ポピンズ』(1964年)の20年後を描いた続編。前作でいたずらっ子だったバンクス家の長女ジェーンと長男マイケルがすっかり成長し、大人になった世界を描いている。
本作では、マイケルの3人の子どもたち、アナベル(ピクシー・デイヴィーズ)、ジョン(ナサナエル・サレー)、ジョージー(ジョエル・ドーソン)が、メリー・ポピンズの美しい魔法で笑顔を取り戻し、父親を助けようと大活躍する。ジョン、アナベル、ジョージを演じた子役たちについて聞いた。
「オーディションした子の数は1000人を超える。信じられるかい? 僕は歌とダンスが上手な、“本物”の子どもたちを探したんだ。プロの子役じゃない。だからオーディションは念入りに行った。候補者の数を少しずつ減らしていくと自然とあの3人に絞られていった感じだ。彼らは本当にごく普通の子どもたちだったんだ。だから僕も自然に接することができた。彼らの行動にはウソがないんだ。
しかし、同時に俳優としての能力もしっかりしてる。カメラを意識せずに行動できたし、場面の雰囲気を感じ取っていたよ。僕は彼らが普段の自分を出せるように促した。だから生き生きとしてるんだ。僕はあの子役たちが全員立派な俳優になると信じているよ。もし彼らがその道を望むならね。3人とも特別な才能がある。本当にすばらしかったよ!」。
■特別な許可をもらって バッキンガム宮殿でロケ
舞台は大恐慌時代のロンドン。ドンヨリした空気で覆われ、不況の波で誰もが暗い顔。それをメリー・ポピンズの魔法が吹き飛ばしてくれる。本作では、「ロケ撮影にこだわった」とマーシャル監督。
「1964年の前作は、全部のシーンがすべてセット撮影だった。今回、僕はロケ撮影にこだわったんだ。まず、1930年代の大恐慌時代のリアルな雰囲気を再現した。魔法のシーンとの対比を鮮やかに出すためだ。可能な限りロンドン市内でロケ撮影をしたよ。セント・ポール大聖堂も本物だ。絵でもCGでもない。視覚効果も使わずにそのままの姿を撮った。タワー・ブリッジもそうだ。
ロンドンのあちこちでロケしたよ。あんなに楽しい撮影は初めてだったね。たとえば、バッキンガム宮殿の場面は撮影のため、特別な許可をもらった。女王様からの許可だよ! 『メリー・ポピンズ』だから特別なんだ。宮殿前のザ・マルをすべて通行止めにして撮影を行ったんだ。もちろん限られた時間内だったけどね。メリーたちが自転車でビッグ・ベンに向かうシーンだ。本当に魔法のような体験だった」。
■往年の名作ミュージカルには必ずある見せ場
ブロードウェイミュージカルの振付師をしていた経歴を持つマーシャル監督。歌やダンスが盛りだくさんのミュージカルシーンで、その実力は存分に発揮されている。劇中で最大の歌とダンスのナンバー「Trip a Little Light Fantastic」のシーンは圧巻だ。
「大がかりなダンスシーンは昔から撮ってみたかったんだ。僕もダンサー出身なんだが、あの曲は男性が多く、躍動感あふれるシーンになった。かなり壮大なスケールになったよ。大勢のスタントマンが自転車に乗って演技している。あのシーンを作ったのは、僕とデヴィッド・マギーや、ジョン・デルーカと書いた場面だ。作曲はマーク・シェイマンとスコット・ウィットマン。昔ながらの豪華なナンバーにしたかった。8分間の大曲だ。
最初はメリーたちだけで歌い始め、だんだんと人数が増えていく。たとえば『オリバー!』や『マイ・フェア・レディ』、『サウンド・オブ・ミュージック』にもそういう曲がある。もっと昔のMGMミュージカルでもね。往年の名作ミュージカルには必ずある見せ場だから、本作でもぜひ実現したいと思ったんだ。街灯点灯夫たちが子どもたちの家路を照らすのは比喩的な意味もあった。暗く沈んでいた彼らの心を明るく照らすんだ。僕らも大いに楽しんだよ。小さなシーンから始まり、豪華な群舞で終わる構成で、最後の部分だけスタジオで撮影したんだ。心の底から楽しんで仕事をしたよ!」。
『メリー・ポピンズ リターンズ』は、6月5日にMovieNEX(4200円+税)で発売、デジタル配信開始。4K UHD MovieNEX(6000円+税)、そして、パッケージに特別なアートを使用した、前作『メリー・ポピンズ』とのセット商品『メリー・ポピンズ:2ムービー・コレクション(数量限定)』(8000円+税)も同時発売。
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2019/04/08