人気グループ・A.B.C-Zの五関晃一が、7月19日から28日まで東京・紀伊國屋ホールで上演される舞台『奇子(あやこ)』で単独初主演を務めることが、わかった。漫画の神様・手塚治虫による、そのヒューマニズムあふれる作風のイメージとは対照的な“黒い”作品となっており、愛おしくもおぞましい、「絆」の物語を描いていく。 1970年代に生まれたこの物語の舞台は戦後の田舎社会。大地主一族の遺産相続をめぐる骨肉の争いと恐ろしい欲望の果てにこの世に産み落とされた、奇子。一族の体面のために土蔵の地下室に幽閉され、下界から隔絶して育てられた、言わば“純粋培養”の奇子は、やがて性に対して奔放な美しい成人女性として世に放たれていくことになる…。
2019/03/25