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中島健人&土屋太鳳、ラブシーンカット初公開 監督がイメージ語る「70年代のフランス映画」

 松本清張による不朽の名作を現代に蘇らせたフジテレビ開局60周年特別企画『砂の器』(28日 後7:57)における、中島健人(Sexy Zone)演じる天才作曲家・和賀英良(わが・えいりょう)と土屋太鳳演じる“愛人”でバーテンダーの成瀬梨絵子(なるせ・りえこ)の切なく美しいラブシーンのカットが初公開された。演出を務めた河毛俊作監督はふたりのシーンについて「一般的なラブラブな物語ではない、虚脱した状態、ぎりぎりの愛。70年代のフランス映画のイメージだと伝えました」とその裏側を語った。

 物語は2018年ハロウィーン当日の渋谷で撲死体が発見されたことから始まる。捜査一課のベテラン刑事・今西栄太郎(東山紀之)は独自捜査のなかで、被害者の東北訛(なま)りと、“カメダ”という言葉を手がかりに真相を追う。

 その犯人こそが中島演じる英良。土屋のクランクイン日は英良が人を殺(あや)めた後、梨絵子の自宅マンションに駆け込むというシーンを撮影。英良には婚約者がいて、決して自分とは結ばれない関係だと理解を示す梨絵子だが、彼が自分を頼ってマンションに来てくれたことに喜びを感じている。ただことではない状況を察した梨絵子は彼をやさしく包みつつも、ふたりは静かにたたずんでいる…。

 河毛監督は「今作において、恋愛というのは幸せになるためのものではない、自分を失い転げ落ちていくもの…そういうイメージでやってください、と。ふたりは、感じ取る力があり本当によくやってくれたと思っています」と絶賛。中島の魅力については「英良を演じる中島さんの表情は、エゴイスティックな中にもしっかりとせつなさがあふれていて、重層的。『太陽がいっぱい』(1960年フランスとイタリアの合作映画)のアラン・ドロン的な魅力があふれていました。梨絵子とのベッドシーンも美しかったし、別れのシーンも特に良かったと思います」と評価した。

 そしてそんな英良を受け止める梨絵子を演じる土屋については「梨絵子は天使でもあり悪魔でもあり、普通の恋愛ドラマとは違う難しい役だと思います。衣装合わせのときに梨絵子はコートにロールアップしたデニムを合わせるなど、ある意味ストイックな女性で“ジェーン・バーキンがイメージ”と土屋さんに伝えたのです。すると、土屋さんから『私もジェーン・バーキンが好きです』と言われ、すぐに飲み込んでくれたのが良かったです」とともにイメージを固めていった。

 河毛監督が演出したふたりのシーンは、今作の軸となる殺人事件の行方に大きな影響を与える場面。その虚脱感や複雑に絡み合う愛の形がいかに物語に波紋を広げていくのかに注目だ。



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