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芳根京子、舞台・ドラマ・映画で新たな振り幅 コメディエンヌ満開の『チャンネルはそのまま!』

 2019年春、立て続けに上演・放送・公開となる女優・芳根京子が見せる演技の振れ幅の大きさに驚かされることになるだろう。

芳根京子=HTB開局50周年ドラマ『チャンネルはそのまま!』(3月18日から5夜連続、北海道地区地上波放送、Netflixで11日より独占先行配信)に主演 (C)ORICON NewS inc.

芳根京子=HTB開局50周年ドラマ『チャンネルはそのまま!』(3月18日から5夜連続、北海道地区地上波放送、Netflixで11日より独占先行配信)に主演 (C)ORICON NewS inc.

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 3月5日から、東京・紀伊國屋ホールで上演中のパルコ・プロデュース2019『母と惑星について、および自転する女たちの記録』(26日まで)で舞台初主演を務め、HTB開局50周年ドラマ『チャンネルはそのまま!』(3月18日から5夜連続、北海道地区地上波放送、Netflixで11日より独占先行配信)では、昨年1月期のフジテレビ系“月9”『海月姫』で芽吹いた芳根のコメディエンヌとしての才能が、見事に開花。時代劇映画『居眠り磐音』(5月17日公開)では、苦境に立たされても主人公を一途に想い続ける許婚という難しい役どころを演じる。

 2016年NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインを経験し、昨年は『海月姫』や映画『累−かさね−』といった話題作に出演。その演技が高く評価され、『第42回日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞した。

 「昨年撮影した『チャンネルはそのまま!』は、漫画原作ですし、コメディーですし、ローカルテレビ局の報道部が舞台ということで、思いっきり振り切った演技に挑戦させてもらい、同じ時期に舞台で母娘4人の愛憎劇を観てもらえるというのにも挑戦があって。映画『居眠り磐音』でも時代劇は2作目なんですが、ダブルヒロインという大役をいただいて、『芳根京子って、こういう芝居もできるんだ』というのを多くの方に観ていただける、その機会をいただけたことがとてもうれしいです。一生に一度の新人俳優賞にも選んでいただき、いままさにターニングポイントだな、ここからが踏ん張りどころだな、って、改めて実感しているところです」

 中でも突出した作品といえるのが、『チャンネルはそのまま!』だ。このドラマは、札幌在住の漫画家・佐々木倫子氏の同名漫画(小学館)が原作の北海道のローカルテレビ局を舞台にした痛快お仕事コメディー。この大人気漫画で描かれている細部にわたる綿密な取材から生み出されたローカルテレビ局ならではのエピソードの数々は、HTB北海道テレビがモデルとなっている。そのHTBが自らドラマ化に挑んだ本作は、札幌市豊平区平岸の旧社屋や2018年9月に移転した札幌市中央区の新社屋をはじめ、札幌市内を中心に昨年9月15日〜11月6日まで2ヶ月に及ぶ撮影を行った。

 芳根が演じるのは、新人記者・雪丸花子。入社以来失敗続きの彼女は、このテレビ局に謎の「バカ枠」で採用されたという。一体「バカ枠」とはなんなのか? トラブルメーカーの花子だが、不思議と彼女の周りにはスクープがあり、感動が生まれる。花子の一言で気象予報士は開眼し、花子の行く先に逃走中の放火の容疑者が現れたりする。マスコミに距離を置くカリスマ農業技術者(大泉洋)やライバル局員(安田顕)でさえ、いつの間にか花子の旋風に巻き込まれてしまう、というストーリーが展開する。

■名だたる演出家がコメディーセンスに太鼓判

 「兄が『水曜どうでしょう』の大ファンで、イベントで藤村(忠寿)さんや嬉野(雅道)さんと一緒に撮った写真を見せてもらったこともあったので、今回のドラマのプロデューサーが嬉野さんで、監督の一人が藤村さんと聞いたときは、私も感激しました(笑)。内容を伺ったとき、ここまでのコメディーはやったことがなかったので、未知のものに挑戦する、挑戦させてもらえる、これはありがたいな、と思いました。

 原作漫画はすごく愛されている作品ですし、何より花子が自然と周りから愛される人。そんな花子を演じるプレッシャーはありました。愛されるってなんだろう、って考えましたね。結論としては、こうすれば愛されるとか、自分でどうこうできるものでもない。だったら思ったとおりにやってみようって思いました。それをクランクイン前に監督にもお話しました。やり過ぎだ、なんか違う、そう思ったら止めてくださいって。

 監督からも好き放題やっていいよって。すごく自由にやらせていただきました。共演したヨーロッパ企画の俳優さんたちが、とにかくなんでも受け止めて、返してくださったのもありがたかったです。自分はこういうお芝居も楽しくできるんだ、という発見がありました」。

 芳根のコメディエンヌとしての可能性を見出していたのは一人や二人じゃない。月9の『海月姫』を手がけた“コメディーの名手”と言われる石川淳一監督(『リーガルハイ』シリーズなど)も、同ドラマでのコメディエンヌぶりを絶賛していたし、映画『累−かさね−』の佐藤祐市監督からも「撮影が終わった後、監督に『芳根には、コメディーやってほしいんだよね、できると思うんだよね』って言われたんです。その時はなんでそう思ったんだろう?って意外だったんですが、いろんな方にコメディー、イケると思う、と言ってもらえたことは自信になりました」。

 満を持して、北海道で『チャンネルはそのまま!』の撮影に入ると、「めちゃくちゃ楽しい。思いっきり振り切った芝居をするのは、言うほど簡単じゃないのですが、それでも思い切りやってみて、そこから引き算していく面白さをすごく学びました。HTBさんの50周年とか、新社屋へ移転して旧社屋をまるごと撮影に使用できるとか、いろんなタイミングが重なって、そこに自分が居合わせることができたのは、ものすごいご縁があったんだなって。このご縁を大切にして、また皆さんとお会いできたらいいな、と思っています」

■キャスト
芳根京子、飯島寛騎、宮下かな子、島太星(NORD)、瀧原光(NORD)、長田拓郎、斎藤歩、大内厚雄、大鷹明良、ヨーロッパ企画、実川貴美子、藤尾仁志(オクラホマ)、根岸季衣 ほか

■ゲスト出演
泉谷しげる酒井敏也東京03吉本菜穂子、河野真也(オクラホマ)、東李苑 ほか

■スタッフ
総監督:本広克行(踊る大捜査線シリーズ監督・ PSYCHO-PASS総監督)
監督:藤村忠寿(HTB)・山本透(映画監督)・佐々木敦規(ももいろクローバーZステージ演出/映像ディレクター)・木村好克(PRODUCTION I.G)
音楽:本間昭光
脚本:森ハヤシ
脚本協力:山本透
プロデューサー:福屋渉・嬉野雅道・多田健・坂本英樹(HTB)

■放送情報
HTB(北海道地区地上波放送)
3月18日(月)後11:20〜(第1話)
3月19日(火)夜11:20〜(第2話)
3月20日(水)夜11:35〜(第3話)
3月21日(木)夜11:20〜(第4話)
3月22日(金)夜11:10〜(第5話)
※曜日によって変更の場合あり
※ほかの放送局でも放送予定あり
※Netflixで3月11日より配信中

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