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乃木坂46高山一実が語る、親友・西野七瀬の卒業とバラエティー番組への葛藤【インタビューVol.2】

 先月26日に2nd写真集『独白』(徳間書店)を発売した人気アイドルグループ・乃木坂46高山一実(25)。作品について語ったインタビュー前編に続き、後編では“たかせまる”の愛称で親しまれるほど仲の良かった西野七瀬の卒業コンサート直後の心境や、バラエティー番組への出演についての本音を語ってくれた。

『高山一実写真集 独白』よりお気に入りカット(徳間書店)撮影:嶌村吉祥丸

『高山一実写真集 独白』よりお気に入りカット(徳間書店)撮影:嶌村吉祥丸

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●西野七瀬の卒業に「涙が止まらなかった…」卒業メンバーは最後に“発光”する

――ファンから人気の高かった“たかせまる”コンビの相方・西野七瀬さんの卒業コンサートが行われ直後ですが、今の心境を教えてください。

 なぁちゃん(西野)は昨年末で卒業していたので、コンサートまでの2ヶ月の間で自分の中で整理をつけて「笑顔で見送ろう!」と思っていたのですが、一緒にステージに立つのが最後なんだっていうふうに思った時点で、涙が止まらなかったですね。コンサート翌日からもう寂しくて……。

――西野さんとの一番の思い出は?

 『乃木坂ってどこ?』(現タイトルは『乃木坂工事中』)のオープニングで、私たちが端っこだった時に毎回2人でカメラに向かっていろいろやっていたんです。でも、次のシングルでなぁちゃんが隣じゃなくなってしまって、私が「もう一緒にできないね」って言ったら「走っていけば間に合うよね」って言ってくれて、次の回で本当に走って私の横に来てくれたんです。MCのバナナマンさんも「西野が走った!」ってビックリしてて(笑)。ずっと2人でいることが楽しかったし、ちょっと離れだけで本当寂しくなっていたから、それって本当に仲がいいことだなって思い返していました。

 なぁちゃんはあんなにかわいくて、いろんな事ができる子なのにいつまでも控えめで、正直な子です。だからこそ魅力的だと思うし、近くで仕事をする人はなぁちゃんのそんな性格に引き込まれていくと思います。だから、「頑張れ」っていう言葉よりも、「大丈夫。なぁちゃんが進みたい道に進めば大丈夫だよ」って、安心して見守っています。

――卒業メンバーが増えてきて、自分の卒業も意識する? なぁちゃんの卒業ライブ後には、とくに考えちゃいましたね。やっぱり世代交代を見据えている人たちもいるし、そうしていかなきゃいけないって間接的に言われている気もするし……。ただ、自分はアイドルになりたくてなった人間だから、自分が満足して楽しかったと思った時に卒業したいけど、そんな時は一生来ないのかもって思ったりもするから、卒業の時期って本当に難しいと思います。明確な何かを持って卒業しないと、なぁちゃんみたいにキラキラした状態で卒業できないっていうのもわかっているし。

 今まで卒業してきたメンバーって、みんな最後に“発光”して卒業するんですよ。それまでも普段からキラキラしてきたはずなのに、最後の発光具合がすごいんです。それだけの光を放つには、やりきったという自身があって、胸を張って卒業しないといけないので、自分にもいつかそういう時期が来ればいいなと思います。

 でも、私をアイドルにしてくださった乃木坂の運営スタッフの方々から、「高山はもうやりきったよ」と言われたら、その時は卒業するべきかなと思っています。逆に「まだ乃木坂46にいてもいいよ」って言われるうちは、いたいですね。オーディションで選んでいただいた時点で、自分の中では「乃木坂46に嫁いだ」という感覚もあるので(笑)。

――高山さんは乃木坂46が本当に大好きなんですね。

 そうですね。特に最近そう思うようになりました。メンバーの卒業のたびに思います。去年は本当に仲のいいメンバーが次々に卒業して、若月(佑美)の卒業の時も涙があふれてしまって、関係者の方から「高山さんは若月さんより泣いてるけど大丈夫?」って心配されるくらいで(笑)。残されるからつらいわけで、一緒に卒業したらきっと楽になるんですけど、それでもいるってことは乃木坂46が好きなんだなって。

 プライベートでも紫色が好きだし、ハタチの誕生日に父に買ってもらったバッグも紫だし。本当は水色が好きで、日向坂46さんのイメージカラーがいいなと思いながら、紫色の乃木坂46が好きです!

●“バラエティー担当”への葛藤「“ベール”を脱ぐことの軽さを知った」

――乃木坂46の中でもバラエティー番組への出演が多いイメージですがが、自然とそういうキャラになったのか、自分から望んでいったのですか?

 本当はバラエティー担当というのは回避したかったんですけど、オーディションの時に“一句”詠んでしまったんですよ。インパクトは残せたと思うんですけど、それが残りすぎてバラエティー担当という道に進んでしまったのかな、と。でも、インパクトを残せなかったら私は落ちていたかもしれない。だから、結果的に自分から寄せていったのかな、という気はしています。

 ただ、後輩でバラエティーに出たいっていう子がいるなら、その子たちに託したいと思っています。「バラエティーに出ている高山が好きだ」って言ってくださるファンの方の声もうれしいんですけど、去年の『トラペジウム』執筆と写真集撮影という流れで、自分にまとっていた“ベール”を脱ぐことの軽さを知ってしまったので、今は自分にベールをかぶせるのは違うのかな、と感じています。

――ベールとは、テレビ番組で求められていることと自分の表現したいことのギャップ、みたいなものでしょうか?

 そうですね。いろんな番組に出させていただく中で、自分はこれを言いたいけど、番組の方はこう言ってほしいと思っているとか、いろいろ考えることが出てきてしまって……。テレビは見てくださる方の数がすごく多いと思うと、自分の発言が怖く感じることがあります。

 アイドルとして輝く子は、持続的な魅力的があるんです。今の自分が思うことは、無理をして数年後に恥ずかしい思いをするくらいなら、冷静に考えて数年後にも胸を張っていられることをしたいな、と。考え方も変わってきましたね。

◆高山一実(たかやま・かずみ)1994年2月8日生まれ。千葉県南房総市出身。乃木坂46の1期生として、2011年デビュー。1stシングル「ぐるぐるカーテン」から全シングルで選抜入りを果たしている。16年に短編小説『キャリーオーバー』を執筆、18年に長編小説『トラペジウム』を発売し、グループ初の小説家デビューを果たした。

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『高山一実写真集 独白』ほぼすっぴんも披露(全25枚)

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