「物心ついた頃には始まっていた父親からの性的虐待、宗教にのめり込む家族たち。愛子は自分も、自分が生きるこの世界も、誰かに殺して欲しかった。阪神淡路大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇事件…時代は終末の予感に満ちてもいた」。ふみふみこ氏によるコミック『愛と呪い』(新潮社)は、阪神淡路大震災と酒鬼薔薇事件を10代に体験してきた、いわゆる「キレる10代」の物語となっている。今月9日に第2巻が発売されたことを受け、同時期に「毒親」をテーマにした『血の轍』を出版した押見修造氏と、ふみ氏が対談を行った。■日常生活に支障をきたしても執筆を続ける理由 子どものしんどさは「親を憎しみきれないこと」
2019/02/27