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児嶋一哉、『僕キミ』野村周平の父親役「笑わず真面目に見るように!」

 テレビ朝日系で放送中の土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(毎週土曜 後11:15〜深0:05)に、20歳まで生きられない心臓の病を抱える高校生・垣野内逞(野村周平)の母親・えみ役で出演する石田ひかりと、父親・寛貴役の児嶋一哉アンジャッシュ)がコメントを寄せた。

土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』主人公・逞(野村周平)の父親を演じる児嶋一哉(アンジャッシュ)(C)テレビ朝日

土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』主人公・逞(野村周平)の父親を演じる児嶋一哉(アンジャッシュ)(C)テレビ朝日

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 23日放送の第6話では、入院する前に繭(桜井日奈子)とデートに出かけようとする逞。しかし、その裏で思い悩む逞の両親の姿が…。物語が終盤へと向かうにつれ、“家族愛”も大きなテーマとして描かれていく。

 重い心臓病を患う逞だが、繭のためなら自分の身体の負担も顧みずに行動しがち。親心から逞の身体と心を一番に想う母親のえみは、それを快く思っておらず、恋を阻む障壁として2人の前に立ちはだかり、きつい言葉で繭を叱りつけることも。そんなえみを演じる石田は「私には息子がいないので想像するしかないのですが、子を持つ親としての気持ちは痛いほど分かるので、そこをよりどころにして逞の母親を演じています」と語る。

 第6話では、男に後をつけられて困っていた繭から「助けて」と連絡を受けた逞が息苦しさを堪え、夜の街へ出かけようとする。その様子を見かねたえみは、息子を車に乗せて同行し、「お願い…逞を殺さないで」と、魂の叫びを繭にぶつけるのだった。

 シリアスなシーンも多い撮影現場だが、石田は息子役である野村との共演を楽しんでいるようで、「周平くん、やんちゃでかわいくてたまりません。こんな息子がいたら、楽しいでしょうね!」と話していた。野村に対し親心に似た感情を抱く石田が、息子の命のタイムリミットが迫りくるなか、感情をあらわにする母を体当たりで演じる。

 母とは対照的に、息子を静かに見守る温厚な父・寛貴を、児嶋が好演している。寛貴が息子に抱くのは、えみとはまた違う形の愛情。その根底にあるのは、逞の気持ちを最優先に考え、やりたいことをできる限りやらせてあげたいという親心。逞と繭の関係も深くは干渉せず静かに見守りつつ、第6話では「逞に、恋を経験させてくれて、ありがとう」と繭に感謝の言葉をかける。

 そんな懐の深い父親を演じる児嶋は「非常にシリアスな役なので、とても大事に演じさせていただきました」と、話す。視聴者からの評判が気になって、エゴサーチもしているとか。「『逞の父親が児嶋で笑える』という意見が多かったんですが…皆さん、僕のシーンは笑わず真面目に見るように!」と、明るくツッコミを入れていた。

 葛藤に満ちた複雑な親心を、それぞれ丁寧に演じている石田と児嶋。対照的な両親の“家族愛”は、逞と繭の恋の行方に、これからどのように関わっていくのか。

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  • 土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』主人公・逞(野村周平)の父親を演じる児嶋一哉(アンジャッシュ)(C)テレビ朝日
  • 土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』主人公・逞(野村周平)の母親を演じる石田ひかり(C)テレビ朝日

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